新百合碁レンジャー 戦いの記録

これは世界戦略を狙うゲームとネット依存の恐怖から世界を守る囲碁戦士たちの壮絶な戦いの記録である。(・・・なんでやねん)

囲碁KIDS・さよなら2014年の巻5

2014-12-25 13:26:05 | KIDSの巻
椅子を丸く並べて、全員スタンバイ
椅子の数を人数より2つ少なくする

「では、いきま~す」  スイッチ、オン!
♪"君が今 僕をささえて、僕が今君を支える~だから迷いながらも共に生きて行こうよ~"♪

「っ!」 「あっ、ヒカルの碁だ!」
おっ、放送してないのによくわかったね。さすが!(^^)!

くるくる時計回りにまわる   みんな、めっちゃ椅子見てんじゃン(笑)

ストップ! 一斉に座る
一人の子があぶれて出てきた  普段からおとなしいSくん・・やっぱり・・・優しいんだなぁ
違う椅子には2人が座っている

何も言わないのに、2人は立ち上がってじゃんけ んを始める  感心感心(^^)
「最初はぐー、じゃんけん・・・・」
「あ゛ーー負け゛た゛ーー」
悔しそうに輪から外れた  道先生さらに椅子を2つ外す

あぶれたSくんが、ラジカセを見て「僕もやりたいな・・」とポツリ
「音楽つけて。適当なところで止めていいよ」
そう言うと、嬉しそうに、ラジカセの再生ボタンをおした 
 "♪あきらめ~きれるものならば、最初から興味もたなぁい♪" 
みんなが回るのを少し見てから、
「ストップ」
わっ、とまたまた椅子の取り合い。 2人あぶれる

また椅子2つ抜いて、
音楽に合わせて、ハイハイ、ハイハイ、 「ストップ」

何回もそうやって行き、さていよいよ残ったのは3人
「誰がチャンピオンになるかなあ」  音楽スタート!
"♪器用じゃ~ないから、時に傷つき傷つけていく~だけど今なら少し、自信をもって♪"

ストップ!
「やったぁぁぁぁ\(^o^)/」 と飛び上がっているその子は、なんと・・・!
3年生囲碁ガールのAちゃん!!

おぉ、男どもをけちらせて、女子が優勝っ!
すごっ! Aちゃん、きっと良いおかあちゃんになれるよ(^。^) 


さあていよいよ、お待ちかねのお菓子タァイム!❤
みんなの前にお菓子を均等に並べて準備してると
置いた端から手をお菓子に近づけて、食べるぞ食べるぞポーズ
「 こりゃ、まだだよっ。手をもどしてっ」
ぱっと手をもどす  すばやい・・

「ええ~それでは、みんなで・・・・」
さっき、戻したはずの手がもうお菓子の前でスタンバってる・・(^_^;)
しかも、何人もの手が出ていて、体はお菓子に限りなく近づいている

「・・・・(ー_ー)!!」 
もう、仕方ないな・・・早く食べたほうがよさそうだ 「はい、どうぞ、いただきます」

言うが早いか、お菓子は一気に子ども達の口に投げ込まれ
あっという間になくなりそうな勢い(・。・;うわ~
あ、あんたたちっ!ハイエナじゃないんだからっ!




楽しいクリスマス会も、これでお終い
本日の棋譜は、なんと、先ほどゲームに出てきた、井山さんがタイトルを取られた王座戦と天元戦
「わ、なんかそれってシビア」
2冠を一瞬にしてとられた井山さんに対して、さすがに子ども達も、なにか感じた様子


最後に毎年恒例の『2015年度私の目標』を配布
新年最初の打ち初めの時に、一人ひとり読んで発表してもらう

さあ、今年最後のご挨拶。
「一年で一番かっこいい姿勢してください」
みんなの背筋がのびる 
「ありがとうございました」 「ありがとうございました~」
出口で道先生からひとりひとり、今日の参加賞のカレンダーチョコレートを受け取る



みんな、一年間よく頑張りました。楽しい冬休みを過ごしてね。
  Merry Christmas and Happy NewYear!




囲碁KIDS・さよなら2014年の巻4

2014-12-24 10:22:43 | KIDSの巻
第3問 ちゃちゃん!
「え~、井山さんは王座戦で敗れたんですけどぉ、それでその相手がぁ、なんていうか関西のぉ」
「はいっ!はいっ!村川さん」
「違います。村川さんなんですけどぉ、何段でしょうか」
ああ、何段かっていう質問だったのね。
それにしても一つの問題を出すのに時間をかけて、体を揺らし、手をクルクル回し、忙しそうだねぇ。
みんなの前に出ると緊張するのか、はにかみながらしゃべって、とてもかわいい

「はいっ、九段です」  「違います」
「はいっ、八段!」   「正解です」
正解した子は飴ゲット。受け取るとさっと袋に入れる


クイズはどんどん進んで行き、最後は先生から。

「井山先生は、先ほどクイズで出たように、村川さんに王座を奪われましたが、実は昨日、また一つタイトルを失いました。
奪ったのは高尾先生ですが、そのタイトルの名前はなんでしょう」

これは、難しいはず。昨日のことだもの・・・
で、3択にする
1、棋聖 2、天元 3、名人
これは、ほぼ等しく分かれました。 
正解は、、、天元。  もしかして、ひょっとすると、歴史的なクイズしてるかも・・・



さあ、クイズが終わったらプレゼント交換。

"We wish you a Merry Christmas" の音楽に合わせて時計回りにプレゼントを回す
道先生も、実緒先生も300円のプレゼントを準備している

余談だが、道先生は何を買っていいかわからず、銀座まで見に行ったとか・・
でもさぁ、銀座で300円のものありましたか、道先生。
絶対さがせないと思うんだけど、銀座では・・・(^_^;) 
結局違うところでお菓子を買ったとか・・・そうでしょ、そうでしょ。
ほんとに、優しくてまじめなんだからぁ 道先生♡(*^_^*)♡


曲が止まったら、そこで回ってきたプレゼントをもらう手筈なのだが、
よく見ると、4個ほどプレゼントを抱えている子がいる。
同様に、ない、ない、と手のひらを上にしてアピールしている子がちらほら

これじゃ、うまく行かないな・・・
「あーちょっと練習してから、やります」
We wish you  でわたす  a MerryChritmas でわたす みぎへみぎへ、そうそう
じょうずじょうず、では、本番です。

今度はしっかりリズムに乗って回してる。これでばっちり。

ストップ!

おっ、みんな、ちゃんとプレゼントをもっているね。 自分のが回ってきた子もいない♡
「あけていいよ」と言うと、わっと開けはじめた。
ところが、
「なんだこれ」 「だれだよ、このプレゼント持ってきたやつ」 「これ、いらねぇ」

お~い、人が選んだプレゼントに文句言うなよ(-_-;)
プレゼントに差があるから仕方ないんだけど、小学生は正直だなあ

文句をいちいち聞いていると、話が長くなるので、あえて無視


お次は、椅子取りゲームだ!やるぞ!
棋力ならぬ尻力の一番は誰? 結果は思いがけないことに・・・
(つづく)




囲碁KIDS・さよなら2014年の巻3

2014-12-23 15:17:43 | KIDSの巻
ついに
「やったーーーー」の叫び声。
どうやら4問解けた一位のチームが決まったらしい。
万歳しながら、小躍りしている。

はい、約束通り、飴4個ずつ。
手を差し出し、ほくほくの笑顔で飴を受け取る
こんなに嬉しそうな顔をしているのも珍しい・・
恐るべし、飴の威力!!

続いて2位3位と決まっていく。
正解が分かるとすぐに走っていくさまは、本当に高校生クイズそのもの。

あ~ビデオかなんかに撮って、お母さんたちに見せたかったなぁ・・・


これで少なくとも飴1個は全員ゲットしたはず
「次のクイ ズでさらにがんばってゲットしよう」

おや、一人泣いている子がいる・・・
「どうしたの?」
本人は答えない  そばにいた子が 「飴なくなっちゃったんだって」

はぁ?そんなはずないでしょ、なんで?

「詰碁している間に全部落としちゃったんだって」

ううううん、そういうこともあるかぁ・・・
しかし、仕方ない
「クイズいっぱい正解したら、たくさんもらえるからね、がんばれ」
と励まし、それ以上つっこまない 



クイズはあらかじめ考えてきた子たちが出題する
第1問どうぞっ!
 
「ええとぉ、本因坊秀策が井上なんとか って人と対局したときにぃ・・・」
「ちょ、ちょっと待て!!井上なんとかって、なに・・ 井上因碩のこと?」
「あ、そう、それです」 


「その人と打ったときにぃ、(^_^;) すごくいい手を打ちました。その1手をなんというでしょうか
1番耳赤の一手、2番顔赤の一手、3番目赤の一手」

さあ、1・2・3と分かれました。ほとんどの子が1に手を挙げている。

正解は、、、、もちろん1番。
「やったあ」 
外した子がうらやましそうに見ているなか、正解者に飴1個ずつ配る 


第3問、ちゃちゃん!

「あのぉ、ある人とある人がぁ、対局していたんだけどぉ、 白が2手打ちしたのに周りで見ているギャラリーは、
あ、ギャラリーで合ってますよね?ギャラリーは、何も言いませんでした。なぜでしょう」

はいっ、はいっと手が挙がる 
「気が付かなかったから」 (そ、そんな答えありか?)
「違います」 (そりゃそうだろう・・)

とたんに全員考え込み 一瞬シーンとなる
そこへTくん、はいっ!と手を挙げた
「一色碁だったから」
「正解です」

「(゜_゜>)!!!!」 「ええ~~!」

一斉に大ブーイング
「おかしいよ、それ2度打ちって言わないし」 「そうだ、そうだ」

「まあ、そうだけど、とりあえず正解としよう。 はい飴どうぞ」
そう言って飴をあげるも、おや、誰もつっこまない・・
次のクイズで正解すればまたもらえるとあってか、みんなそれで文句なしの様子。切り替え、はやっ!

さあ、クイズは続くよ、どんどん正解して~❤
(つづく)




囲碁KIDS・さよなら2014年の巻2

2014-12-22 10:00:24 | KIDSの巻
「この連碁チームで、詰碁を4問ときます。」
ふむふむ、目が真剣。

「ホワイトボードの裏に詰碁を作成してあります。今から見せるので碁盤の上に同じように並べて下さい」
口がぎゅっと結ばれてきた 顔はこちらを向いている

「詰碁が解けたら、道先生のとこに行って正解を言います」
続けて
「 詰碁の1手目は一番棋力の高い人、2手目は次の人、と打っていきます。だから強い人だけ詰碁がわかってても正解できません」
「うわあ」

「そして、この詰碁を最初に全部といたチームは、なんと、飴、4つ、もらえます」
「うぉぉ~」「えぇ~」という叫び声
「2位は3つ、3位は2つ、4位は1つです」
「よおし、絶対1位とるぞ」
「ちゃんと下の級の人にもわかるように教えてあげて。最後が間違ったらアウトだよ」


道先生がホワイトボードの後ろに作っておいた4つの詰碁
ボードをひっくり返し、
「はい、この通り詰碁を並べてください。5分たったら隠します」


チームごとに、必死で19路盤の四隅に、詰碁を並べる
「並べ終わったところから始めてください」
ほぼ、一斉にスタート!

ここで道先生がぽつり  「高校生クイズみたいだ・・」


さあ、、どのチームもものすごい勢いで詰碁を始めた。
ああでもない、こうでもないと話し合っている


「よっしゃあ。行こうぜ」と2チームが並んだ
それを見て他のチームも焦る

最後は20級以下の小さい子が石を置かなくてはならないため
大きい子たちは、もう必死。
最後が間違っていたら、もう一度教え直してからの、並び直し。

「せんせ~、俺たち一番小さい子がチームにいるんだから明らかに不利じゃね」
「君たちならできる」などと、アメリカ人のようなことを言って励ます

子ども達の怒涛の戦いと飴への執念に、実緒先生、さっきから笑いがとまらないヽ(^o^)丿
「めちゃめちゃ、おもしろいですね」 と他人事のように楽しんでいる❤


ホワイトボードの裏側で道先生に正解を見てもらっているため
他のチームには、正解がちら見でできないようになっている


はたして、勝利の女神はどのチームに輝くんでありましょうか。
って、ほんと、高校生クイズみたいだわ(^_^;)
つづく・・・




囲碁KIDS・さよなら2014年の巻1

2014-12-21 12:37:55 | KIDSの巻
今年最後のKIDSはクリスマス会でしめくくり。
みんな"プレゼント交換"のプレゼントをもって、嬉しそうに階段を上がってくる


楽しいクリスマス会★・・
時間になったらすぐに始めたいので、来た人からビニール袋を配る
ビニールには飴がすでに1個入っている

「時間なので始めます。今日はイベントもりだくさんだから、どんどん行きますよ」

まずは今年最後のクリスマス対局
対局者を読み上げ、相手を見つけて着席 

「対局して勝った人は負けた人から飴をもらえます」

「え~~」 子ども達、眉間に しわをよせている
もう負けたフラグ立ててるよ・・まったく・・・

「そのあと勝った人と負けた人でやります。一回目負けても二回目勝ったら2個ゲットだよ」
「でも2回負けちゃったら飴なしじゃん」
「対局で飴がなくても、連碁で勝ったりクイズで正解すればどんどんもらえるので頑張ってください」
少しほっとした顔

「それから、人のビニール袋から飴を勝手にとった人は帰ってもらいます」
「じゃあ、先生」 
きたっ!この「じゃあ、先生」の後が、いつもごちゃごちゃ長引くのだ(^_^;)
「じゃあ、先生、落ちているのは?」
「落ちている場合は落とした人がうっかりしたので、自分のにしていいことにし ます」


「袋をゆすって下におとすのはどうですか」  は?ダメにきまっとろうがっ!(ー_ー)!!
「わざと落としたら、それも取ったのと同じです」
「じゃ、くださいって言ってもらうのはいいんですか」  「どうぞ。個別の交渉には関知しません」
「味の交換もいいですか」
もうぅぅ、勝手におし・・・・・とほほ


気を取り直してさっそく対局。
「始めてください」  「おねがいしまあす」
ものすごく静かで、真剣に対局している

級が上がったり、下がったりするより、飴の方が大事なのか・・?
これからも飴をかけて対局することにしようかと思うほど、集中している。

対局2回終了して、やはり飴がない子が出てきた
よしっ、次だ、つぎっ!

連碁はチームメンバーを読み上げ、4チームに分かれて戦う。
★❤◆♠の4チームだったのだが・・・
「せんせ~、❤◆♠ときたら、★じゃなくて♣じゃないですかあ」 

・・へいへい・・・わかりましたよ・・・(~_~メ)
「そうですね。★はやめて♣にしましょう」 
満足気な表情。  ふふふ


「おしゃべりしたチームは相手にアゲハマ1個あげることにします」
道先生、実緒先生、あとはまかせたっ!

さすがに、しゃべってアゲハマあげて負けるのは嫌と見えて
連碁はお行儀よく進 んで行き、終了後の検討が始まる。

次は勝ったチーム同士と負けたチーム同士で対戦

勝ったチームは またまた飴ゲット
でも、まだ飴なしの子がいる

それっ、お次は詰碁大会だっ
ルール説明いくぞっ!
(つづく)