新百合碁レンジャー 戦いの記録

これは世界戦略を狙うゲームとネット依存の恐怖から世界を守る囲碁戦士たちの壮絶な戦いの記録である。(・・・なんでやねん)

明日はやまゆり杯の巻2

2015-05-31 12:04:38 | KIDSの巻
開始時間が近づくにつれ
つぎつぎと子ども達が入ってくる

21番目に入ってきた子がきょろきょろ

「どうしたの?」  「碁盤と碁石がない・・」

ん、そんなわけないでしょ、さがしてごらん
あれっほんとだ、ないね

というわけで、碁盤が足りないことが分かった
今までもぎりぎりでやっていたが
欠席の子がいつもいるため、気が付かなかった

盤は20しかなかったのだ

これは大変
急遽、チームを2つに分け
半分は棋譜並べ 残りのチームは詰碁テストを実施
終わったら交代して場をしのいだ


本日のイベントは団体戦
文科杯も近いことだし3人ずつのチームで7チーム
いいんじゃない❤
明日はまったくの個人戦 
今日はちよっと気分を変えたほうがいいと道先生のアドバイスて゛決まった(*^_^*)

じゃんけんでチーム決めをした後、対局開始
あまったチームは先生の指導碁

さあ、静かにいい感じで始まった
と、思ったその時・・・

いつもおとなしいFくんが息を切らせて入ってきた  遅刻だけど頑張って来てくれたんだ! 
おお~、F君が息をはぁはぁしているところ、初めて見たぞ!感動!
彼でも走ることがあるのかぁ~へぇ~ なんか躍動的になってかっこよく見えるかも

はっ!中学生男子の息はぁはぁに見とれててどうする
そんなことしている場合じゃなかった
みなさま、そ、そういうことではまったくありませんので、誤解なさいませんように・・・

うわ、困った、いい感じで始まったのに一人どうしよう・・・

仕方がないので、先生に入っていただき、
もう1チームを急きょ追加

実は、今日のポイントはチームが勝ったら入れます、個人のポイントはなし、と伝えてあったか゛
それができなくなった

ので・・・
いつものように、勝ったら2ポイント、負けたら下がることにし
子ども達に変更を伝える

それを聞いてにっ~こりのKくん
最初チームが勝たないとポイントなしと聞いて
「個人で勝ってもポイント入らないんじゃあ、なんかやる気にならないな」 などとつぶやいていた

その言い方が妙に大人びていて、思わず笑ってしまったのだが

それが、個人で勝ったらポイント加算と聞くや「よっしゃー」とガッツポーズ

運動会で真っ黒に焼けた手をぐ~にして・・ かわいすぎる・・・
微笑ましいったらありゃしない(笑)

Kくんよかったね、これでやる気になったかな


さぁ気を取り直して、団体戦スタートです
(つづく)



明日はやまゆり杯の巻1

2015-05-30 13:34:33 | KIDSの巻
やまゆり杯前日

明日の大会の準備ででやまゆりが使用できないため
KIDSは今日は麻生市民館の和室で行う

和室の時は何も言わなくても机を出して
碁盤碁石を運ぶ姿が見られる

子ども達の成長した姿 まぶしい・・

そしてあの、いつもムードメーカーのTくんも
誰よりも率先して一生懸命準備している
いい子だなぁ~・・

大会の前日とあってか
今日は出席率抜群!
運動会で来れない子を除いて、全員参加

気合入っているな、よしよし(゜ー゜)(。_。)ウンウン


しかし、この市民館の和室には 
ふかふかの座布団があり、
(こう言っただけで、勘のいいブログの読者はお気づきかと・・)

座布団を出した途端に始まるのが
 � 座布団を武器にしての戦い
 � 座布団を何重にも積み上げ、座っては転び、また乗る
 � 座布団を何枚か布団のように並べ、寝転ぶ
 � 座るときの座布団とは別に、さらに一枚を折りたたみ、正座している足の間に入れる
 � 座布団を出した後の押し入れに潜り込む

さあ、みなさま  この光景想像できますか

子ども達が20畳ほどの広い和室に入って、じっとしているわけがない
おまけに大きくてふかふかの座布団
これでなんの反応もなかったら、そのほうが怖い

元気でかわいいな・・
このまま遊ばせてあげたい気持ちをぐっと押さえ

「これ、誰ですか、準備していない人」 「座布団で遊びません!」
と叫ぶ

実に複雑な心境である
この気持ち、お分かりいただけるでしょうか


そのうち、ぱちり、ぱちりと
棋譜並べの音が鳴りだし、徐々に静かになってきた

さあ、明日に向けて頑張ろう
お教室スタートですっ 
 (つづく)



やまゆり杯カウントダウン始まる の巻

2015-05-21 09:30:27 | KIDSの巻
今日は日本棋院に、やまゆり杯の買い出しに行く
日本棋院には書店があり
囲碁の蔵書が多いのだが、何を買っていいか迷ってしまう

そこでっ
奥田あや三段に買い物に付き合ってくれるよう頼んだら
心よく了承してくれた・・・やさしい・・❤(*^_^*)

奥田三段は、やまゆり杯の審判長として、大会に来てくださることになっている
麻生区出身のプロ棋士の先生なのだ
去年まではNHKの記録読み上げ係だったが
今年からNHK杯の本戦に出場する、強い女流棋士なのだ



ところで、やまゆり杯とは、
麻生市民活動サポートセンター という長い名前のNPO法人が
子どものためのフェスタ 「ビバ!輝く子ども達」 を毎年開催してくださっているのだが
その中のイベントの一つ『やまゆり杯争奪 子ども囲碁大会』のこと

50名ほどの子ども達が、囲碁を通じて知り合い、切磋琢磨し、成長している


この子どもフェスタ
毎年いろんな企画が盛りだくさんだが
特に、今年は進化している

なんと、ミニSLが
やまゆりの隣の細道を走るらしい (もちろん乗れます)

ああ、乗りたい・・
電車おたくの自分のための企画ではないかと思えるくらいだ
残念なことに、乗れるのは子どもだけとか(^_^;)

そしてっ!麻生区のマスコットキャラクター!
あの、あの、 「かきまる」くんが来てくれる\(◎o◎)/!

え?聞いたことない?
(と言う人の口をおさえ) さぁこれは大変ですなことになってきましたよ、みなさん
麻生区のふなっしーこと
かきまるくんに会いに行こう❤

やまゆり子どもフェスタ、ぜひ参加してね



で、大会に話をもどすと
例年は、麻生ファミリー囲碁クラブ(AFIC・エイフィック)が企画を引き受けてくださっていたのだが
けっこう準備が大変で
今年はピンチヒッターとして、2軍の新百合囲碁学園が呼ばれてベンチから出てきたってわけで・・

大丈夫か・・という一抹の不安はあるものの
先生たちはみんな
大学対抗戦で企画も慣れているし
なにより日本棋院主催の子ども大会の経験者が多い

子ども達からも近い存在なので頑張ってもらうことにしよう



大会まであと2週間
市ヶ谷まで行くのがつらい私は
なんとか面倒くさくて行きたくないモードを払拭しようと
あやちゃんと(奥田あや三段)
買い物の後でランチを楽しむことにしたのだった

お、効果てきめん(^^♪やる気になってきたぞぉ✿

単純すぎるって?・・・
まったくですな(^_^;)




磯谷先生デビューの巻5

2015-05-20 13:10:49 | KIDSの巻
子ども達との会話は
すごく楽しい。

前回の屁理屈たれ某のTT君は
私の最も信頼する学園生

おもしろいことを言い
愉快な発想をするので、飽きることがないし、
他の子ども達も
好奇心いっぱいで、びっくりさせられること多し。
子ども達と、楽しい会話ができるって
この世の中で一番幸せなことなんじゃないかって思う


さて、今回から参加してくれている磯谷先生
子どもがとても好きらしい
これは嬉しい❤

子どもが好きで人柄がよく
頭もよくて、またまたすばらしい人材

いつものことながら
道先生の人選の良さには感謝感謝なのだ

ところで、今日の磯谷先生
前髪が、けっこう長い

前髪の長い人は嫌いではないが
前髪が長い人を見ると、すぐにこう思う
「伊角さんみたい」

さあ、今 「あ、いすみさんね、はいはい」と思ったか
「へ、誰それ?」と思ったか
あなたはどっちだったでしょうか

ヒカルの碁を読んだことあるあなた
当然お分かりでしょう
そう、あのイスミさんです\(^o^)/
読者の人気投票でいつもNO.1
女性からの圧倒的な支持を得ているあの方です

道先生と初めて会ったときも、前髪が長いせいで
「いすみさんみたい」と思ったし
こっち先生が前髪伸びてる時も思った

で磯谷先生に「前髪長いですね~」
て言うと
「あ、すみません。次回必ず切ってきます」って焦ってる

そうしてくださいとも言えず、そのままでいいよとも言えず
なんて言ったらよかったかなぁ・・・



磯谷先生デビューの巻4

2015-05-19 10:24:52 | KIDSの巻
やまゆりは12時半に現状復帰して
とっとと退散しないと、恐ろしい目に遭う

なので12時半近くになると
それはもう大慌てで片づけ、
お母さんたちも手伝ってくれて
「てっしゅう、てっしゅう」と戦場のように会場を出る


今日もあと5分となり、急がないとならないので
子ども達に忘れ物をしないように念を押す

「持って帰るものは棋譜と詰碁とこの紙です」
わざわざホワイトボードに書く
「3つセットだから忘れないように」
「自分のかばんや水筒も忘れないように」
と何回も言い、

「それでは、ありがとうございました」と言おうとすると
椅子に座らず、目の前で正座しているのが2人いる

「これ、ちゃんと座って」と言うと、
「え、すわっているじゃないですかぁ」と屁理屈をたれよる
そのうえ
「正座の座はすわると書くじゃないですかぁ」だって


まったく・・・

「ちゃんと椅子にすわってください」と言うと、
しぶしぶ立ち、みんなと同じ席ではなく
ホワイトボードを背にして、子ども達の真向かいに座った

学校の教室で、黒板をうしろに、先生の横に立っているようなものだ

「KNくんとTTくん以外は、帰りましょう」
「えーーなんでぇ」
当然じゃ、ばかもの(ー_ー)!!

「はい、ありがとうございました」と言うと
「ありがとうございましたぁ」と続く

一斉に立ち上がって、まずは
「棋譜くださぁい」
そして詰碁を取ったら、お菓子をもらいに走る
その勢いには
いつものことながら、圧倒されます
す、すごい (^_^;)

ん?
ふと見ると誰かの詰碁が残されているじゃないかー(~_~メ)
こりゃあーーーーー
きみたちぃーーー

あんだけ忘れ物しないように言っていたのに
ホワイトボードに3点セットを書いた意味なし!


「せんせぃ、僕も帰っていいですか」
と、さっきの屁理屈たれが言うので
「ちょっと待った。きみはみんなの前に立つことが多い人間でしょう」
「はい」 
「運動会、応援団長やるんでしょ?」
「うん」
「自分が前で応援しているときに、誰か出てきて横でなんか始めたらいやじゃない?」
「ちょー、うざい!」
「じゃあ、やめようね」
「はあーい」

で、 満面の笑みで手を振って、帰って行ったTTくんであった・・・