新百合碁レンジャー 戦いの記録

これは世界戦略を狙うゲームとネット依存の恐怖から世界を守る囲碁戦士たちの壮絶な戦いの記録である。(・・・なんでやねん)

プレイヤーズ・交流戦、楽しく盛り上がるの巻4

2015-02-04 14:15:12 | 囲碁プレイヤーズの巻
交流戦は、4チームのリーグ戦。 全部で3回対局することになる
2回戦が終わり、3回戦目に入った
早いペアは対局が終わり、少しずつお茶・お菓子が売れ始めたころ、
「すみませ~ん」と呼び出し
どうしたのかな・・
「陣地の数が同じだと、どうなるんですか?」
はっ!こっこれはっ!・・・もしや 持碁!
おおおお、素晴らしい! 
「持碁ですね、すごいですよ。縁起がいいですね」鼻息荒く話す
「そうなんですか」
名札を見ると・・なんと対局していた二人は同じ町内会!
これ、すごい偶然ですね❤
「本当にすごいですっ。いいことがありますよ、きっと。 う わ、ほんとにすごい」
語彙力がとぼしくて、"すごい"を連発。
これこれ、対局者より興奮してどうする
もうちょっと落ち着かんかい(~o~)

それにしても、3コウは不吉の前兆と言われているが、
持碁とは幸先良し!あれ、めでたや!

こちらもその縁起にあやかりたいっす
なんだか最近忙しすぎるせいか、余裕がなく暗くなることもしばしば・・・
そんなときに、こんな出来事があると、すごぉく癒されます
ありがとうございます。お二人様のおかげ❤



さて、そんなこんなで盛り上がっているうちに、3局無事に終わり
果たして結果発表は

じゃーーーーん 全勝 により本因坊チームが優勝でぇす\(^o^)/
優勝チームには、豪華賞品が講師の先生から授与されます

矢部先生と山田先生
ナイロン袋から取り出して一人一人にプレゼント

みんな、なんだろうと覗き込む

本因坊チームの皆さんが手にしているのは・・・食器洗い用のスポンジ5個セット!
みんな、にやにやしている

う~ん・・・こ、これ。百均だよね・・・
・・・しょぼい・・・
おまけに準優勝の棋聖チームには何もなし・・(^_^;)


「参加者全員に参加賞があります。ティシュと節分の豆です」
得意げに発表し、どうぞ~お持ち帰りください~って・・・
ティ シュは普通にポケットティシュ。その辺で配布しているのと同じ大きさ。
しかも豆は15個ほどの小さなパック  ビールのおつまみかっ

しょぼい!しょぼすぎる!!

みんな、さぞがっかり  と思いきや、
「これはいい」とにっこにこ!(^^)!

なんと知的な新百合の紳士淑女たちは
このしょぼさも、ユニークさに変身させてしまうらしい
恐れ入り屋の鬼子母神、まいりましたm(__)m


余ったお菓子も、律儀に少しずつ持って帰ってくださり
おかげで、片づけも楽ちんになった


交流会、これで閉会でごんす。

この大会で、みんなの笑顔が見れたことが 一番の収穫でした。
みなさま、お疲れ様でした、またお会いしましょう(ToT)/~~~


片づけ終了後
女性講師三人はHさんからのケーキの差し入れに
キャーと悲鳴を上げて飛び上がり
反省会のふりして、サロンでそのケーキをいただいたそうな。
めでたし、めでたし❤



プレイヤーズ・交流戦、楽しく盛り上がるの巻3

2015-02-03 13:10:17 | 囲碁プレイヤーズの巻
握ってください、というと、普通はすぐに黒白決まり、準備が整う

そうなるものだと思ってたら・・

「どっちが1個か2個だっけ」 「白何個でもいいんですか」 「それで当たったらどうするんだっけ」
あちらこちらで混乱中 (^_^;)
ああ、そっか、握り・・・まだ慣れてないから・・・
なんて新鮮なんだろ! またまた感動 じーん

なんとか白黒決まり
「今日はコミはなしにさせていただきます。それでは始めて下さい」
全員一斉に前のめり
ぱちっぱちっと音がする

9路盤を挟んで盤を見つめ合う
いつもは話しながら打ったりする人もいるが、今日は 静かに対局している

新百合囲碁レディースのみんな~がんばれぇ~(^^)/~~~

親族のようなレディースのメンバーが交流戦に来てくれて、うれしくて応援に力が入る 
声に出すわけにはいかないので、心の中で応援 (*^_^*)

始まって少し時間が過ぎたころ
おや、若い男性が入ってきた・・
「遅れてすみません。寝坊してしまって」 
日本の最高峰T大の大学院のTさん
ね・ぼ・う という遅刻の原因を、素直に言って謝れるなんて、きっと心が綺麗なひとなんだなぁ
こちとら、すっかりぐれちまって、絶対に嘘の言い訳を考えるだろうな
え?それはおまえだけだって? そうなの?(・。・;

優しくてまじめな感じの彼は、囲碁にとても興味があるらしい
すごく熱心なのだが、大学院の卒論のため、講座は休みがちだった

なのに、交流戦に遅れてでも来てくれるなんて、嬉しい❤
1回戦が終わるまでお茶とお菓子でのんびり待ってていただいた
そして用事があって早退の人と交代
嬉しそうにチームの4将として加わった

あれ、休みまくってたのに強いじゃん

相手もお強い方らしく
終局後、二人で検討してる! すごいな~
と感心しながら、あたりを見回してみると・・・ありゃ
あっちでもこっちでも、対局らしきことをしているのだ
ハ――― ため息が出るほどいい景色だわ

(つづく)



プレイヤーズ・交流戦、楽しく盛り上がるの巻2

2015-02-02 10:06:11 | 囲碁プレイヤーズの巻
参加者は早速、温かい紅茶を入れて飲みながらゆったりしている
いいぞいいぞ、この雰囲気

「では、今日は公式のルールで進めます」
「おー」「へぇ」と声がする  
え、ここで反応?どういうことかな・・

「まず握っていただき、一斉にはじめます。そして全員が終わるまで待っててください。
そのあとチーム全員の対局が終わったら、主将の方が結果を報告に来て下さい」
みんな真剣にこっちを向いてうなずいている
「今日は団体戦ですのでチーム5人のうち、3人以上勝った方のチームが勝ちです」
ほほぉなるほど、と感心している

本当にみなさん、囲碁の大会初めてなんだ・・・
説明している方も、これはすごいことだと感動してしまう❤

「もしも考えすぎちゃって時間が25分を過ぎるようでしたら時計を出します」
時計の使い方が分からないって、絶対質問くるぞって思って待ち構えてたけど
あれ?ここはスル― ? (゜_゜>) 

「今日は三人の講師の先生方がいらっしゃいますので終局がわからないなど、質問がありましたら挙手してください」
だんだん、みんなの顔が真剣になってきた

「対局中にトイレに行くときは『おトイレ行ってもいいですか』、などと言わないで『失礼します』と言ってさっと席を立ってください。
そしてしゃらーと平気な顔して戻り『失礼しました』と座ります」
みんなの口元がゆるむ
「そして何事もなかったかのように対局を続けて下さい」 くすくす


「では握ってください」

さあ、一局目が始まりました!


(つづく)

プレイヤーズ・交流戦、楽しく盛り上がるの巻1

2015-02-01 18:51:51 | 囲碁プレイヤーズの巻
10回の講座が無事終了
今日はその力試しとレディースの交流戦
総勢23名が参加 
講座参加者ではないが、チラシを見て特別に参加してくださった方もいる
さらに女性講師3名も駆けつけてくれた

しかし
本当に驚くのは、10回の講座と今日の交流戦
見事に晴れ
これだけ雪が降ったりしているのに・・・すべて晴れってめずらしくないですか?

特に今日は最後を飾るにふさわしい見事な晴天
こんなこともあるんだなぁ・・・・心も爽快、やる気まんまん・・
って、スタッフだけやる気満々では困るんだけど(~o~)


参加者はまず受付でくじを引く
たたんである紙を広げると 「本因坊」「名人」「棋聖」「天元」 の4つのチームのどれかが書いてある
また、そのチーム名の横に1から5までの数字が書いてあり、
1から順番に、主将・副将・三将・四将・五将となる 

もしも「棋聖4」という紙をひいたら、棋聖チーム・四将、という具合だ

交流戦前日、
この4つのチーム名を決めるときの、実緒先生とのやりとり。

「チーム名なににしようか」 「女性は女性同士にしますか」
「いや、男女混合で行かない?だから誰でもわかる名前がいいかな」 「囲碁にちなんだ名前がいいですよね」
「戦国武将なんかどうだろう、囲碁好きだった武将・・」 「4人誰にします?」
「まずは人気No.1の織田信長でしょ」 「えっ!信長って一番人気なんですか」
「個人的にはあまり好きじゃないけど、武将人気ランキングのいつもトップにいるよ」 「へぇそうなんだぁ」
「信長とくれば秀吉・家康かな」 「あと一人は武田信玄いれてください」
「そっか実緒ちゃん山梨出身だもんね。武田信玄とくれば上杉謙信でしょ」 「じゃ、信玄と謙信と信長とあと一人」
「会場に来た順に、好きな武将を選んで、そのチームに入ってもらうことにしよっか」 「その人が嫌いな武将しか残ってなかったらどうします?」
「早いもの順だから、嫌いでも残っているのから選んでもらうしかないね」  「そうですね」
「いやー、嫌いな武将のチームに入るとか、テンション下がるわぁ」 「でも仕方ないですよね。あと一人誰にします?」
「真田幸村は人気があるだろうけど」 「そうなんですか、じゃ幸村で?」
「でもさ、信玄・謙信・信長・幸村って変な組み合わせだな~」「・・・・・困りましたね」
「やっぱ、信長・秀吉・家康で1セットじゃない?」「秀吉って人気あるんですか」
「たぶん、ないよ。家康もない。きっと真田幸村がいいってみんな言うよ」 「信玄は人気ないですか」
「わからないなぁ。あるんじゃない」 「誰も来てくれなくて、最後まで残ってそう・・」
「じゃ信玄やめようか」 「信玄は入れてほしいですよ」



顔を見合わせる二人

「やっぱ、武将やめよう」 「そうですね」
「囲碁のタイトルでどう?。本因坊と名人と」 「いいですね、棋聖と天元ですか・・」

ってなことで、武将は却下、囲碁の棋戦タイトルで決まった

歴史マニアのみなさま
ちんちくりんでレベルの低い会話、失礼しました(^^ゞ





交流戦会場の後 方には、4種類の紅茶と
チョコやせんべい、甘納豆などなど様々なお菓子が並ぶ
楽しく囲碁を楽しむために、用意されたものだが
これだけでかなり雰囲気が違う


「今日はみなさま交流戦にようこそ。楽しくやりましょう」
いよいよ団体戦がスタートしまぁす!


(つづく)