ヤングイエロ－・小学校囲碁教室デビューの巻2

教室に入り、挨拶をしようとすると
先に担任の先生の方から「はい、日直さん」と掛け声

その日の日直さんらしき子が号令をかける
「気を付け」　　みんなの背筋がすっと伸びる
「れいっ」　　「おねがいしまあす」
明るい元気な子どもらしい声に講師一同癒される❤

さて、最初の担当は大内君
彼が一番手の理由は、すでに麻生市民交流館やまゆり主催の子どもフェスタで、囲碁入門教室を経験し
そのあと新百合囲碁レディースでも講師を務め、
11月には千代小の隣にある金程中学校の囲碁入門教室を担当した、経験豊かな講師だからだ

まさに子どもから大人まで、誰でも教えられる貴重な人材。

今日も子ども達に分かり易い言葉で、どんどん解説。
他の二人は、大内君の手際の良さと進め方の上手さに圧倒されていた。

完璧すぎる彼には欠点があった
いろいろと話を膨らませておもしろくする才能があるので
ついつい時間がおしてしまうのだ

教室の後ろから、巻いて巻いてと手をくるくるまわして合図
本人ももちろんわかっている
ちらっちらっと、こちらを見ながら進める


順調に進めている途中で、つい出た　「・・・だろ」　
言ったとたん、ほんの一瞬顔つきが変わる。　続行。
「・・・だよな」　　再び、一瞬 顔がこわばる。　続行。
ちょっと言い間違えてつい　「やばっ」
またまた一瞬、動作が止まる

最初に言葉遣いについては、かなり苦言を呈したので、本人もよくわかっているのだ
だからこちらから何も言わなくても、言った後すぐに気がついて
はっ、としている。　　しかも、ほんの一瞬。

本人とは裏腹に、こちらは「ぎくっ」ていう顔を楽しませてもらっているが・・
でもまあ、いやいや、なかなか・・・全体的にいい感じっす(*^_^*)
え？学生より自分が気をつけたほうがいいって？　すいやせん・・・(/_;)　


子ども達は対局・連碁とすすみ、楽しかった様子
「休憩時間に囲碁やってていいよ。せっかくだから」と担任の先生
「やったー」と歓喜の声
講師はその声を聞いてめちゃくちゃ嬉しそう

子ども達が対局して遊んでいると、なんと！
担任の先生が講師のところに来て・・・・・
「これ、白はもうこの陣地に入っていけないの？」

わお！！＼(◎o◎)／！　担任の先生からこんな質問受けるのはじめてだしっ。

興奮して２眼の説明
それを聞いた先生
「なるほどお、へえ～囲碁っておもしろいんだね」と、

くらくらしてめまいがしそうなセリフを投げてくださったのだ

しかし、この先生ただものではない。
ここまで先を読んで、質問し、２眼を一瞬にし て理解されるとはっ！
「理数系ですか」　「いえ、そうではないんですが」
くだらない質問してしまうほどに、こちらは感動してしまった。

そうなんです。せんせ～い、囲碁おもしろいんですぅ
ぜひ二回目の囲碁講座、ご検討ください　<(_ _)>

そういって頭を下げて２組に向かいました
つづく