タイルの山

今日、タイル屋さんに営業で訪問したら、
丁度倉庫の片付けをされていました。倉庫に物が一杯で車を止められなくなったとのこと。
路上駐車していて、近所から苦情の連絡があり、警察まで来る始末。
そこで、倉庫を片付けて車を倉庫に入れられるようにしようと考えたとのこと。
ライバル会社はこの状況を知っていて、午前中に来て片づけを手伝っていったとのこと。


負けてはいられません。私も手伝って帰りました。
そこで見たものは、すごい数のタイルの山。
タイル屋さんですから、もちろんあって当然なのですが、それが全部必要ないものばかりだったのです。現場で作ったタイルの余りだから、他の現場に転用できません。
すべて、廃棄処分です。それも産業廃棄物ですから、専門業者に取りに来てもらわないといけません。

捨てるのにお金が必要で、それも番頭を全員集合させて、専務自ら
タイルを運びます。それもお金をかけて捨てるために、、、。

私も手伝いながら、専門業者のトラックにタイルを運びながら、
これは良いことなのか、悪い事なのか、自問自答しながら
新品のタイルを割って積み込みました。
地球環境にも悪いし、タイルを一生懸命作った人にも悪い気がしました。
なんだかなあ。やりきれない後味の悪い仕事でした。