今日は我ながら頑張った!明日も頑張る!
で、続けます。
戸惑いと焦り。赤と黄色しかない信号機のように交互に点滅するかのように、
行き詰まった感覚にがんじがらめに縛りつけられる。
職員とおもわしき人々の目に入らないように美術館のロビーの片隅の椅子に座り込み、
冷房があまり効いていないのか、汗のひく気配はなかった。
足をいたわりつつ、スマートフォンの画面とにらめっこする。
ナビ機能をフルに活用するも、本来の目的地には数キロ有り、
九月の気候と悲鳴をあげているふくらはぎの事をおもえば、とてもじゃないが徒歩での移動は不可能。
が、また、バスでの移動にしても、停留所は先ほど降りた場所を使えばいいのだが、
行き先がわからない。まず、自分の現在地、目的地、博多駅の三点の位置関係がまったく描けていない。
携帯の地図は不慣れのせいと焦りでまったく読めない。
そこへ美術館の玄関にタクシーの到着するのがみえた。
そのタクシーには親子らしき女性二人が乗り込み、滑るように走り出す。
その光景を見つめる自分はさぞ呆けた顔をしていたに違いない。
止むなし。いらぬ出費に奥歯を噛むもここに座っていてもなんの解決にもならない。
時は金なり。決意は、自分の膝を叩いて歩み始めるのが合図。
美術館から出ようとするとき、ふと思い立ってもう一度、その静かな景色を目に焼き付けた。
「次、ここに来ることはあるんだろうか。」
そう思うことは瞬き如く、もう一番近い大きな道を探す事にした。
ほどなくそれらしき大きさの道に辿りつくがあまり交通量が多くはない。
タクシーと同時にバス停も探す。
どこかのバス停で腰掛けてタクシーを待とうという魂胆。
が、この通りにはバス停が見つからず、携帯のナビを見ながら、目的地を指す矢印を追いかけることにした。
歩いていくうち、まだまだ夏だということに気づかされる。
暑い、少しばかりの後悔。
と、そこへ運良くタクシーを発見。遠慮がちに手をあげてみる。
ふー、これで、残暑の猛威から逃れられる・・・。
タクシーの運転手が少し戸惑った表情を浮かべながら、自分の傍らに止まる。
その表情が何を意味するのか。開いたドアから乗り込んだ瞬間に理解できた。
エアコンが効いてない・・・。
そして、運転手さんの容赦ない一言。
「すいません、エアコンが壊れていて今晩修理するんですが、よろしいですか」
言葉を失いかけたが、まったく気にしてない事を伝え、何度も詫びる運転手さんにこちらが気を使ってしまう。
が、日の当たる方の席に座ってしまい、席をずらそうとするが、それすらも運転手に気を遣わせるのではないかと、
移動すらできずに福岡の太陽に対峙したまま、目的地である福岡市博物館に到着できた。
少しは割引でもしてくれるのかなと期待もしたが、単なる希望のまま終わった。
ほんの二十分ほど前の絶望にくらべれば、ずっと希望と期待が持てる。
ついに「大関ヶ原展」を鑑賞できるのだから。
ほんと、色々起きる旅行。ある意味、ごくごく小さな出来事とはいえ貴重な体験するものだ。
この体験を共有できないことに寂しさを感じなかったといえば嘘になる。
そして、続きます。
まあ、ある意味これがピークかも(笑)じゃあね~ヽ(*´∀`)ノ
で、続けます。
戸惑いと焦り。赤と黄色しかない信号機のように交互に点滅するかのように、
行き詰まった感覚にがんじがらめに縛りつけられる。
職員とおもわしき人々の目に入らないように美術館のロビーの片隅の椅子に座り込み、
冷房があまり効いていないのか、汗のひく気配はなかった。
足をいたわりつつ、スマートフォンの画面とにらめっこする。
ナビ機能をフルに活用するも、本来の目的地には数キロ有り、
九月の気候と悲鳴をあげているふくらはぎの事をおもえば、とてもじゃないが徒歩での移動は不可能。
が、また、バスでの移動にしても、停留所は先ほど降りた場所を使えばいいのだが、
行き先がわからない。まず、自分の現在地、目的地、博多駅の三点の位置関係がまったく描けていない。
携帯の地図は不慣れのせいと焦りでまったく読めない。
そこへ美術館の玄関にタクシーの到着するのがみえた。
そのタクシーには親子らしき女性二人が乗り込み、滑るように走り出す。
その光景を見つめる自分はさぞ呆けた顔をしていたに違いない。
止むなし。いらぬ出費に奥歯を噛むもここに座っていてもなんの解決にもならない。
時は金なり。決意は、自分の膝を叩いて歩み始めるのが合図。
美術館から出ようとするとき、ふと思い立ってもう一度、その静かな景色を目に焼き付けた。
「次、ここに来ることはあるんだろうか。」
そう思うことは瞬き如く、もう一番近い大きな道を探す事にした。
ほどなくそれらしき大きさの道に辿りつくがあまり交通量が多くはない。
タクシーと同時にバス停も探す。
どこかのバス停で腰掛けてタクシーを待とうという魂胆。
が、この通りにはバス停が見つからず、携帯のナビを見ながら、目的地を指す矢印を追いかけることにした。
歩いていくうち、まだまだ夏だということに気づかされる。
暑い、少しばかりの後悔。
と、そこへ運良くタクシーを発見。遠慮がちに手をあげてみる。
ふー、これで、残暑の猛威から逃れられる・・・。
タクシーの運転手が少し戸惑った表情を浮かべながら、自分の傍らに止まる。
その表情が何を意味するのか。開いたドアから乗り込んだ瞬間に理解できた。
エアコンが効いてない・・・。
そして、運転手さんの容赦ない一言。
「すいません、エアコンが壊れていて今晩修理するんですが、よろしいですか」
言葉を失いかけたが、まったく気にしてない事を伝え、何度も詫びる運転手さんにこちらが気を使ってしまう。
が、日の当たる方の席に座ってしまい、席をずらそうとするが、それすらも運転手に気を遣わせるのではないかと、
移動すらできずに福岡の太陽に対峙したまま、目的地である福岡市博物館に到着できた。
少しは割引でもしてくれるのかなと期待もしたが、単なる希望のまま終わった。
ほんの二十分ほど前の絶望にくらべれば、ずっと希望と期待が持てる。
ついに「大関ヶ原展」を鑑賞できるのだから。
ほんと、色々起きる旅行。ある意味、ごくごく小さな出来事とはいえ貴重な体験するものだ。
この体験を共有できないことに寂しさを感じなかったといえば嘘になる。
そして、続きます。
まあ、ある意味これがピークかも(笑)じゃあね~ヽ(*´∀`)ノ