しんちゃん 空を飛ぶ その⑨

そうこうするうちに、外が暗くなってきた。ありゃまー。

別に信じてもらう事もないが、いや、ないこともないけど、ほんとにお喋りな二人だわ。

ずーっと喋りっぱ。

まったく・・・。いい歳して、何やっとんねんって感じ。ほんと学生の帰り道みたい。

ねえ、さいさん、どう思う？w

こんだけお喋りすることがあるなら、普段からメールぐらいしなさいよって、お叱りうけるぐらいだわ。

で、そんなにもお腹が減ってもいないけれど、まあ、九州の台所を味わなくてはなんでしょう！

あきぼも帰らないといけないし・・・ん？帰るんか？あきぼ、終電で帰っちゃうんか？

今日は、腰が抜けるほど食べて飲むつもりだったのに・・・

そんな感じで、ご飯がてら見送りに博多駅までまた歩く。

その道中にいい店あったら飛び込もうって算段。こういうの好き！当たるも八卦当たらぬも八卦！

しかし、ここ一番って店も見つからないまま駅ビルに着いちゃったぜ！

ずっと、飲む前から飲もうべ飲もうべ、腰抜けるまで飲もうべって口説いていたら、別件で叱られた(ノω；)

「だから、師匠は・・・（内容は伏せときますw）」

「もう、言わないでー、重々、承知してますから～(ノω；)」
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あきぼは最近飲めなっなった、飲めなくなったっていってたし、一時、体も壊してたから無理はできないから、

「今、どれくらい飲めるの？」と、聞いてみる。

「今は、１升も飲めません」きっぱり

ヽ(´Д`；)ノはあーーー？？？？

「前はワインとか２～３本は当たり前でしたけど、いまは１本ですし・・・日本酒も１升はいけませんねえ」

なんつった(゜o゜;;

で、武勇伝をひとつ。

その昔、飲みに出かけていたあきぼ、かなり飲んじゃって、店の支払いを済ませてあるにも関わらず、

ずっと、ズボンの腰のあたりをもぞもぞしているらしい。

一緒に飲みにいってた人が「なに、してるの？」って聞いたら、

「ポッケがない、ポッケがないんよー。」

っと、ポケットのないズボンを履いていながら、さらに支払いを済ませた上で財布は鞄に入ってる。

誰が、説明しても、半べそかきながら、ずーっとポケット探しているという。

迷惑だー(´д｀)でも、今日は迷惑かけられたい気分だったのに・・・。(´・ω・)　てか、かけるんだろうな、こっちがw

また、そうこうする内、あきぼ母からちょこちょこ電話がある。

謎の師匠との密会に心配するあきぼ母。とーぜんだ。

そんなこんなで、駅ビルでご飯ご飯ばい。

駅ビルの中に、東急ハンズやLOFTがある。明日、空港に向かう足で寄りたいな。

ガラス張りのエレベータに乗り、いざ、レストラン街へゴーゴゴー！
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しんちゃん　そらを飛ぶ　その10　～君の背中～　につづく

じゃあねえヽ(*´∀｀)ノ