こんばんは
昨日に引き続いて、カメラが壊れた話です。
エントリークラスの一眼レフ最軽量モデル(EOS KISS X7)がダイエットに失敗の話です。
(EOS KISS X7)はCANONの一眼レフ世界最軽量モデルとして開発されました。
使いやすいために爆発的に売れ、入門機としてママたちに支持されました。
CANONの世界一を狙った努力は素晴らしいものだと思います。
一番最初に見たときに驚いたのが、レンズのマウントが強化プラスチック製でした。
これまでのカメラでは見たことがない仕掛け。
世界一を目指し一グラムでも重量を減らす努力かと思っていました。
本体重量はボディーのみでわずか370グラム(卵6個分)の重さです。
これまでは500グラム~800グラムが当たり前でした。
だいぶ前になりますが2016年の出初式写真を撮影に行った時、EOS KISS X7を三脚に取り付けて 撮影していました。
望遠に切り替えようとして、レンズを外そうとしましたが、レンズが回らない。
カメラを取り外して裏表ひっくり返して再度試すと、レンズは外れましたがカメラの中から黒いかけらがポロポロと落ちてきました。
良く見ると、レンズは側の強化プラスチックマウントの爪がボロボロに欠け ていました。
EOS KISS X7はひ弱でカメラを固定するために三脚のマウントアダプターにセットして固定用ネジを回すと カメラのフレームがたわみます。
このため、その力が強化プラスチックマウントにかかり折れているようでした。
常識の範囲では三脚にセットしてより鮮明な写真を撮影しようとしますが、一番小さい18~55ミシズームであっても 負荷がかかりプラスチックマウントの折れが発生しています。
1967年来日した小枝の様な「ツィギー」でしたが、一眼レフカメラの「EOS KISS X7」の場合には ほんの少しダイエットしすぎで骨折を引き起こしてしまったようです。
CANONの設計者は分かっているようで次のシリーズX8i,X9iでは510グラム、485グラムと 無理なダイエット部分を補正したようです。
残念ながらカメラマウント部の折れが発生しましたが、設計者が世界一を目指した果敢な挑戦に拍手を送りたいです。
【壊れたレンズの爪】
↑ 自分の歯が全て抜けたようなイメージで7割が欠けています。
マウントだけを他の同じレンズのマウントと交換しようとしてネジを外してみましたが、仕組みが異なっており
ニコイチの対応はできませんでした。
↑ いまも使っていますが、時々レンズが外れそうになります。
最悪、外れないように接着しようかと思っています。
【カメラの重さ比較】
↑ 黄色のカメラがダイエットしすぎのカメラです
【正常な状態】
↑ その他のレンズの爪はきちんとあります
【懐かしき愛機に遭遇】
先日「いわどの山荘主人様」のご指導で、カメラを大事にしようと思い、カメラバックを引きづり出しました。
その中には昔の愛機だった「ASAHI PENTAX ERECTRO SPOTMATIC」が出てきました。
なんと、マウントはネジそのもののスクリューマウントです。
レンズを外すと今の私のデジカメと比較しミラーが大きいこと(フルサイズ) 。
車のミニクーパーの様な丁寧な作りには、今でも感動しました。
今は残念ながら年金生活の身、一番安いエントリークラスのカメラです。
↑ なんと絞り優先オート撮影機能。電子シャッター搭載の先駆者的一眼レフカメラでした。
この当時はまだオートフォーカス機能はありませんでした。
今のデジカメもこれらの技術の積み重ねの結晶と思います。
写真の出来上がりを頭の中で浮かべながら、露出、シャッタースピードをを変更するので
楽しんで撮影できました。
一枚撮影ごとに回すフィルムの手巻き処理も頭の老化防止に良かったと思います。
↑ なんと懐かしきスクリューマウント
【壊れたときに撮影した写真】
↑ エントリーモデル「EOS KISS X7」でもそこそこの写真はとれます。
皆さんの色んなブログ写真を拝見すると、良いカメラ、レンズであることは一目でわかります。
【その他】
時間が許せば「NPO法人しのくぼ」のホームページも見てくださいね。
http://nposhinokubo.web.fc2.com/
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