goo blog サービス終了のお知らせ 

korou's Column

2024.5.1 音楽ブログとして再スタート。

カヴァー ”ボーイフレンド”

2017-02-05 | 松浦亜弥

”ボーイフレンド”は

aikoの6枚目のシングル曲で

2000年9月20日に発売。

52万1千枚を売り上げたaiko最大のヒット曲て

オリコンデイリーチャートでは

3回にわたって1位を記録(週間では2位。ちなみに

この曲の週間1位を阻んだのはポルノグラフィティの「サウダージ」)

作詞・作曲はaiko自身で

aikoの曲独特の変則的なブルーノートが少ない

極めてPOPな出来栄えの曲といえる。

とはいえ、平凡な曲調には陥らず

サビの最初の音を、ギターのチョーキングのような感覚で

微妙に音程を上げていくあたり

aikoの独壇場だろう。

他の人がこれをやると不自然で鼻に付くが

aikoの場合、逆にこういう部分がないと

物足りなく感じてしまうわけだ。

 

aiko- 『ボーイフレンド』music video

 

さて、ここからは松浦亜弥の話。

関西出身、女性ソロ歌手、(アイドルだけど)実力派という共通点もあってか

亜弥さんは、デビュー直後からずっと

aikoに目をかけてもらっていたらしい。

2008年のSTBライブでは

「本当に尊敬していて、追いつきたいと思うけどとても追いつけない存在。

 コンサートでのお客さんの扱いがとてもうまくて、勉強させてもらってる。

 いつも世話になっていて感謝している。大好きなお姉さんです」

というような内容をMCで披露していた。

 

デビュー前で、まだaikoとの交流もない頃でさえ

aikoの楽曲は

亜弥さんの運命を大きく左右する存在になっていたはずだ。

つんく♂との初対面のとき

亜弥さんは、aikoの「ボーイフレンド」を歌ったのだが

そのときの印象が

以降の「松浦亜弥プロデュース」の決め手になっているように思える。

デビューアルバム「ファーストkiss」のあの明るい色調の曲たちは

aikoっぽいカラフルで都会的なそれを感じさせるのだから。

 

そのつんく♂との初対面の様子を説明したトークも含めて

STBライブの音声を私独自に編集し直したものを

アップしましたので、どうぞ。

 

松浦亜弥「ボーイフレンド」

 

亜弥さんは

20代半ば以降のライブで

しばしば「私はアイドルには向いていなかった」と告白していますが

そのときの胸の内としては

バラードでなければこういうイメージの曲を

(アイドルという立場ではなく)普通にずっと歌っていきたかった

という感じだったのかなと思います。

 

その意味では「オシャレ!」は

aiko風な曲調だっただけに

亜弥さんにとって結構意義深い曲だったのかもしれません。

このSTBライブの頃までは歌っていましたが

その後のライブではあまり歌っていないのが残念ですね。

 

この「ボーイフレンド」にしても

曲調は亜弥さん向きだし

もっと歌っても良かったのでは。

この2008年STBのときよりも

2010年STBとか、マニアックライブ2,3あたりのほうが

歌そのものは深みを増していたはずなので

歌ってほしかったですね。

 

コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« What's ジャズ? | トップ | アメリカン・グラフィティ ... »

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
才能は才能を知る (アヤまる)
2017-02-06 01:13:34
まだか、まだかとお待ちしておりました。

最初っからこんな難しい曲を歌わせるというのは、つんく♂氏はそれだけの才能を14歳の少女に感じていたのでしょうね。

会場も手拍子でノリノリだし、亜弥さんも上り調子で楽しそうに歌ってますね。どこで息継ぎしてるのかってぐらいのびやかに。

ライブでは歌だけじゃなくてこういうノリも楽しみたいですね。そういう意味では30過ぎてからの方がさらに楽しいんじゃないかと思うんですけど。

aikoさんは名前ぐらいしか知りませんでした。かわいらしい声で歌がうまくて、見た目もかわいいし。ちょっと調べたところ椎名林檎さんとデビューが一緒でよきライバルとか。

亜弥さんは才能豊かなお姉さんたちに可愛がられますね。
返信する
空気よみ過ぎ (aiseki)
2017-02-06 12:03:25
「私はアイドルには向いていなかった」

声質か 育ちか

かわいらしく歌えないのでしょう

aikoさんと聴き比べて気づきました。
返信する
手拍子のノリ (korou)
2017-02-06 19:46:30
>アヤまるさん

実は、このライブの日(2008.10.21)のオープニングが
この曲でして
亜弥さん登場で気分が盛り上がったところへ
この楽しい曲調ということで
自然と拍手が出たのだと思います。
で、歌った直後のMCで
この曲にまつわるエピソードが披露されました。

そういう順序だったのですが
あえて編集で順番を逆にしました。
返信する
それでも「最後の本物のアイドル」 (korou)
2017-02-06 19:51:32
>aisekiさん

本人がいくらそう主張しても
松浦亜弥ほど
アイドルが似合う存在はなかったですね。
完璧にアイドルを演じていましたから
見かけだけそう演じていると分かっていても
いつも凄いなあと思って見ていました。

まっ、完璧すぎてこちらから感情移入しづらい点が
唯一の欠点でしたけどね。

(その反面、歌手松浦亜弥になってからは
 MCとかにツッコミどころ満載で
 感情移入しまくりですww
 感情移入したとたんに、あの歌唱力なものだから
 困ってしまうわけで・・・)
返信する
「オシャレ!」が aiko風だというのならば (大sanan)
2017-02-07 01:01:45
誰かのネタで「カラオケにaiko丁度良い」ってのがありました。
でも、歌手としてカバーするとなると、
aikoさんの独特の世界観に縛られてしまい、難しいように思います。

でも、これは良い感じだと思います。
簡単に言ってしまえば、上手いんだから、何でも歌えるってことでしょうけど、
やっぱり、このテンポですよね。
彼女にぴったりです。
程よく、松浦節も入ってますし。

彼女のカバー曲を聴く度に、
様々なアーティストの楽曲に対する適応力の素晴らしさに感動しますけど、
オリジナル曲においても、そうあって欲しかったです。

楽曲提供が、つんく♂氏オンリーであったことを批判しているわけでは無いのです。
残念に思っているだけなんです。
返信する
オリジナルとカバー (korou)
2017-02-07 20:12:16
>大sananさん

オリジナル曲の場合は
さすがの表現力の深みを見せた曲と
そうでなくあっさりとした表現で終わった曲とに
分かれたような感じですね。

「LOVE涙色」なんか
亜弥さんなら、もっと上手く歌えそうなのに
20代半ばになってもそれほど進歩が見られない一方
「100回のkiss」は
デビュー時と比べて段違いに深化していますから
その違いは何なのか?

その点、カバーの場合
これはイマイチだなというのは少ないですね。
まあ、本人が入れ込んでいる曲に厳選されているので
自然とそうなるのかもしれませんが。
返信する

コメントを投稿

松浦亜弥」カテゴリの最新記事