Shinji Horibe Blog

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「ブランドの見える化」セミナー

2009年07月29日 | ビジネス
最近、セミナーを依頼されることも多くなりました。
今日は、そのご案内です。

先日は、産業能率大学のイブニングフォーラムという枠で、外部講師としてブランドマーケティングのセミナーを行いました。
そして次は、9月16日(水)に(株)マーケティング研究協会の公開セミナーにて、「ブランドの見える化」をテーマに行います。
http://www.marken.co.jp/marken_seminar/
ご興味がおありでしたら、ご参加いただければと思います。

見える化ということばは、やや使い古された感がしますが、ことブランド分野においては、意外と使われていません。
ブランド=ロゴタイプと捉えると、見える化といっても、すでにビジュアル化されたものですから、何のことか分からないと思います。
ブランド=価値の連想と捉えると、その意味が少し分かっていただけると思います。

昨日ある人が、人間は軸が大切だ、ということをおっしゃっていました。
なるほどなあ、と思いながら話をいろいろ伺ったりしました。

広告などのブランドコミュニケーションも、軸が重要だと思います。
広告は、ブランド戦略軸と販促戦略軸の間で企画制作されます。
あまりにも販促戦略軸に片寄った広告は、その商品ブランドのあるべき姿から、どんどん離れていってしまいます。
かといって、ブランド戦略軸に添った広告がいいかというと、それだといわゆるクリエイティブでユニークな表現が難しくなってしまいます。

最近は、クロスメディア戦略が重視され、マス広告からWeb、ケータイ広告まで、かなりきめ細かな広告戦略が取られるようになりました。
そしてやや懐かしい響きのするIMC,Integrated Marketing Communication、つまり統合化されたマーケティングコミュニケーションが、やはり最近重視されるようになったように感じます。

なかなか物が売れない、売りづらい世の中になりました。
企業にとっては、大胆かつ繊細で、智恵のあるブランドマーケティング戦略が求められます。