goo

ブランドを「体で覚える」

小学校、中学、高校とスポーツばかりやっていました。
小学校時代は、器械体操。
中学時代は、野球と陸上。
高校時代は、ハンドボール。
出身は四国なんですが、ハンドボールは四国大会で優勝しましたし、インターハイという全国大会にも出場しました。

そのスポーツをしていた頃、よく監督から言われていたのが「体で覚えろ」ということでした。
つまり、同じことを何度も練習をして、いざという時に考えて体を動かすのではなく、瞬間的に行動できるようになれ、ということだったと思います。

最近は、特に何かのスポーツを一生懸命しているわけではありませんが、この「体で覚える」ということは、実はとても奥深いことを指しているように思うようになりました。
たとえばこのブログもそうですが、文章をキーボードとたたいて作成しています。
アルファベットの配列は、もうそれこそ体で覚えたのですが、肝心の漢字を忘れてしまうことが多くなりました。
これは、やはり鉛筆で書くという、一つの体で覚える行為が少なくなったせいのように思います。

また体験型の授業が重要である、と言われています。
つまり理科の実験など、ただ教科書を読んで理解するのではなく、実験などを通して体で覚えた方が理解度も増すそうです。

ある研究によると、大学生の2年生にもなると、大学受験で覚えた内容の半分近くを忘れてしまうそうです。
受験勉強というのは、その大半が机に座って勉強するためのようです。

ブランドマーケティングの分野でも、この体験というものをもう一度見直した方がいいのかも知れません。
数年前からWeb2.0時代といわれるようになりました。
かなりの情報は、Webで手に入れることができるようになり、とても便利な時代になりました。
一度経験したこの便利さを、捨て去ることは有り得ず、これからは、もっと加速化することでしょう。

ただその仕入れた情報を、どんどん破棄しているのも事実だと思います。
破棄されない、ブランドマーケティング戦略。
バナナのたたき売りとか(実際には私も見たことありませんが)、包丁やフライパンの店頭でのデモのような、原始的なようにも思いますが、「体で覚えてもらう」戦略が求められるのかも知れません。

相変わらずの家電販売で人気のジャパネットタカタも、その人気の理由は、単純な情報提供ではなく、あの社長の独特の言い回しによる「体で覚えてもらう」ような戦略のせいのようにも思います。
脳と理解や感情との関係性といった、深ーいテーマにも繋がるかも。。。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

「躁」と「鬱」のブランドマーケティング

どうも世の中、明るい話題が少ないですね。
特に、企業や雇用、仕事関係で明るくなるような話しは、とんと無くなってしまいました。

以前「ROBODEX(ロボデックス)」という、パートナー型ロボットの展示会の主催者側で仕事をしたことがあります。
横浜パシフィコで開催したのですが、5時間待ちとかの入場列が出来、その分野でのちょっとした社会事件化したと言っても、過言ではありません。

また昔のモーターショーも、当時の人気はすごかったですね。
2年に一度、幕張メッセで開催されていたのですが、毎回各クルマメーカーが、スーパーカーの展示を行い、それにスーパーモデルのような女性が乗って、写真撮影に応じていました。
まさに「夢」を来場者に提供していました。

この数年で、どんどん大きくなっている展示会にエコプロダクツ展というのがあります。
その名の通り、環境に配慮した商品やシステムなどの展示会です。
この展示会は、環境というテーマで横串をしているので、業界とか関係なく様々な企業が出展しています。
もちろん来場者も、毎年増えていると思います。

ロボデックスやモーターショーは「躁」の展示会であり、エコプロダクツ展は「欝」の展示会のように思えてなりません
環境がなぜ欝か、とお叱りの声をいただくかも知れませんが、決して来場者に「未来への夢」を提供しているとは、思えません。
サスティナビリティというと、カッコ良く聞こえますが、日本語でいうと持続可能性ということであり、要は持ちこたえる、ということです。

今の世の中、およびこれからしばらく続く世界は、「欝」の時代である、と認識すべきなのかも知れません。
そしてそれなりの覚悟を持つべきなのかも知れません。
ただし「欝」なら「欝」なりの、楽しみやビジネスの仕方があると思います。

今年度の業績がいい企業は、ユニクロやマクドナルド。
そして最近話題になっているのが、多少形が変でも、味や品質が良い「わけあり商品」。
決して「躁」的企業や消費ではなく、どちらかというとやはり「欝」。

欝時代のブランドマーケティング。
欝的なブランディングやマーケティング。
これがビジネス領域でのキーワードかも知れません。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

擦り合わせ

最近仕事をしていると「擦り合わせ」という言葉を頻繁に目にしたり、耳にするようになりました。

最初は、技術的な話だったように思います。
擦り合わせ技術というのは、デジタル技術と違い、アナログ的で昔からのノウハウの固まり、そしてデジタルとメカニカルの組み合わせの技術のようなことを指していたと思います。

パソコンや液晶テレビのように、そのほとんどがデジタル技術で成り立っているような商品は、擦り合わせの必要がなく、組み立てれば比較的簡単に出来上がります。
それに対して、クルマなどは、エンジン、タイヤ、シャフト、ハンドル、そして最近のデジタル技術などが複雑に絡み合うために、技術の擦り合わせが必要となり、そう簡単に出来上がるものではありません。

そのような技術的な意味での「擦り合わせ」に対して、ここにきて経営手法としての「擦り合わせ」というのが、頻繁に言われるようになったように思います。

それは、アイデアの擦り合わせであったり、人事評価の擦り合わせ、そして事業や部門、関連会社を擦り合わせる、といったことです。
また最も大事な擦り合わせは、社内でのコミュニケーション、つまり意思の擦り合わせのようです。

確かに、新しいアイデアや企画を生み出すときに、一人の天才的な発明家が考え出す、ということは企業内では普通ありえません。
通常は、たとえ誰か一人のアイデアがベースとしてあったとしても、それを事業や商品にまで結びつけるためには、多くの人の力、そして予算が必要です。

そのため、どんなに革新的な商品であったとしても、それは企業内での擦り合わせがうまくいった結果だと言えます。
そして日本人が「モノづくり」を得意としているのも、この擦り合わせが上手であり、日本の会社という組織がそれに適していたからだと思います。
おそらく、そのような理由により経営手法として、「擦り合わせ」の重要性がここにきて注目されているのだと思います。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

野球のWBC

今野球のWBC(ワールドベースボールクラシック)が盛り上がってますね。

アメリカ大リーグで活躍しているイチロー、松坂、城島、岩村、福留に加えて、日本プロ野球界エース、ダルビッシュや岩隈、藤川、マー君、そして稲葉や小笠原、村田などが参加していて、ほぼジャパンオールスターに近いチームだから、見たくなるのも当然といえば、当然。
かくいう私も、大の野球ファンですので、テレビ放送は欠かさず見ています。
昨年の王監督で優勝した試合は、本当に感激しました。

ところで、同じ「ジャパン」としてのゲームで、サッカーとの違いを感じます。
WBCにあたるのは、ワールドカップになるのでしょうか。
歴史も拡がりもサッカーのワールドカップの方が、遥かに上を行っています。
しかし、こと日本に限ってみると、ずっと昔からのワールドカップの常連ではないこともあり、あまり歴史の差は感じません。

その違いとは、プレーヤーの存在感というか、知名度の違いです。
サッカーにももちろん、中村俊介とか、高原、田中、トゥーリオ、中澤など有名な選手はいます。
しかしながら、野球選手の知名度に比べると、やはり見劣りするのではないでしょうか。

これをブランド的にみると、サッカーが「岡田ジャパン」のようなコーポレートブランド型で、それに対して野球は個人個人のプレーヤーが際立っており「サムライジャパン」といった、商品ブランド型、というところでしょうか。

どちらが、いい悪いということではありませんが、何となくそのような違いを感じる今日この頃です。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

日本でいちばん大切にしたい会社

「日本でいちばん大切にしたい会社」坂本光司著 あさ出版。

以前から、とても気になっていたのですが、なぜかいつも他の本を買っていました。
何か冷静に読めないような、何だか捉われそうな・・・ということだったように思います。

とうとう買ってしまいました。
本の腰巻(帯び)には、村上龍氏絶賛!と書いてます。
村上さんの考え方、目の付け所などは、私は以前から大好きです。

そして、一気に読んでしまいました。
「素晴らしい!」の一言です。
ここで紹介されている会社は、主として5社ですが、本当に皆素晴らしい会社です。
もちろん、読んでいらっしゃらない方のためにも、どう素晴らしいかは、言いません。
企業経営者、商品企画やブランドマーケティング関係者、CSR部門の方などには、特に読んでいただきたい本です。

著者の坂本さんに、感謝の気持ちでいっぱいです。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )