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蝶型の超小型飛翔ロボット

今朝のテレビで、蝶型の超小型飛翔ロボットが紹介されていました。
開発したのは、九州工業大学の渕脇正樹准教授という方です。

蝶型ロボットは確か以前から、アメリカのNASAが宇宙探索用として開発が続けられていると聞いたことがあります。
アメリカのいわゆる組立て工業用ロボット以外のロボット開発は、家庭用としてはロボット掃除機やロボット草刈機、そしてセグウェイのような移動型ロボットが多かったと思います。
それに加え、NASAが宇宙探索用として、また軍部が軍事用としてロボットの研究開発をしています。

それに対して日本では、ホンダアシモなどの2足歩行ロボット、ヒューマノイドロボットの開発が進んでいます。
産業総合研究所や大学では、東大、早稲田、筑波大、理科大、大阪大などでしょうか。
また民間企業では、ホンダやトヨタ、三菱重工、北九州のテムザックなどが開発を進めています。
また災害用や地雷除去用ロボットとして、千葉大、東工大、神戸大などが研究開発をしています。
その他、パナソニックがロボット開発を社長直轄事業として、推進しているとも聞いたことがあります。

それにしても、今朝見た蝶型のロボットには驚きました。
本当にひらひらと空中を飛んでいるのです。
5年ほど開発に時間をかけてきたとのこと。
すばらしいの一言です。

災害時の人間がなかなか行くことができない場所や、原子力漏れとか有毒なガスなどが充満している所などで、様々な活躍が期待できると思います。
個人的な気持ちだけでしかありませんが、期待と応援をしたいと思います。
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「場」を作り始めた「ユニクロ」

「ユニクロ」が衣料業界の中で、一人勝ちをしていますね。
様々な人がその理由を述べています。
その中で、最も多いのが「安くて物がいい」という意見です。
確かにそうです。
驚くほど安いのに、かなり物としての品質は高い。
それにヒートテックとか、ブラトップとか、それまでに無かった素材やコンセプトを提案しています。

私はそれに加え、もう一つ、もっと大きな要因があると思います。
それは「ユニクロ」ならではの「場」作りの成功です。

それは、どういう意味かというと、
たとえば「無印」ブランドの無印良品。
ここで販売されている商品も、比較的「安くて物がいい」。
この厳しい経済環境の中でも、かなりの強さを発揮しています。
しかし、この「無印」ブランドの商品を、例えば文房具売場、タオル売場、
衣料品売場といった、それぞれのカテゴリー売場に置いたらどうでしょうか。
おそらく、売上げはかなり落ちることになるでしょう。
これらの商品は「無印」売り「場」で販売しているから、強いのです。

「ユニクロ」も、この領域に達したのだと思います。
ブランドとは、ある「場」での、商品とお客さまとの暗黙知でのコミュニケーションにより形成されるものです。
ユニクロ商品を、バラバラのカテゴリー売場で販売したら、おそらく売上げは激減すると思います。
お客さまとのコミュニケーションが、全く分断され、共有化できる「場」が成立しないからです。
そのため、おそらく今後もユニクロ商品は「UNIQLO」店舗以外では、販売しないと思われます。

この場合の「場」とは、リアルな場の意味が強いのですが、本来はブランド戦略上の「場」とは、お客さまと共有できる、共感を持てる「場」ということなので、イメージ上の「場」である場合がほとんどです。

「ユニクロ」は今最もアクティブなブランドマーケティング戦略を実践しています。
佐藤可士和さんによるデザイン戦略に始まり、そして最近の新進デザイナーとのコラボレーションなども積極的に行い、常に新鮮な「場」を創ろうとしています。
というよりも、グローバル戦略を見据えた「場」創りでしょうか。
今までの日本には無かったタイプのグローバル企業が、生まれようとしているような気がします。


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WTP-C=P

WTPとは、Willingness To Payの略。
ある商品やサービスを、買いたいと思う尺度で「これだけお金を出して買ってもいい」ということです。
Cは、Cost(コスト)。
そしてPはProfit(プロフィット)、利益のことです。

つまりWTP-C=Pの公式とは単純で、利益を出すためにはWTPを上げるか、コストを下げるかの2通りである、ということです。

コストを下げるのを最も得意とする企業は、世界の中でもおそらくトヨタがTOPではないでしょうか。
多くの企業がベンチマークとして、トヨタ生産方式を研究し、取り入れました。
そして数多くのキーワードが生まれました。
「ジャストインタイム」「かんばん方式」「アンドン」「見える化」「多能工」などなど。
どれもがコストを下げるための、トヨタの最大の武器です。
おそらくベンチマークとして他の企業が真似ても、そう簡単にできることではないでしょうし、ひょっとすると本当の強みは、このように明らかになっていないところにあるのかも知れません。

そのトヨタが、大変な赤字に苦しんでいます。
輸出、特に北米に依存しすぎたからだとか、円高だからとか様々な原因があることでしょう。
トヨタのことですから、既にそれらを突き止め、手を打ち始めているものと思われます。

ただ最も難しいのは、WTPをどのようにして上げるか、ということだと思います。
お客さまから「買ってもいいよ」と思ってもらう。
どのような商品なら「買ってもいいよ」と思っていただけるか。
そして「これぐらい出してもいいよ」の「これぐらい」を最大化させるためには、何が必要なのか。

ガソリン車から、ハイブリッド車、そして電気自動車へという流れは、間違いないと思います。
しかしその流れは、既にほぼ全てのクルマメーカーが対応し始めているし、電気自動車にいたっては、シリコンバレーのベンチャー企業が発売したように、思わぬところから競争企業が参入してくるかも知れません。

ひょっとすると、いわゆる従来の「クルマ」という概念から離れる必要があるのかも知れません。
それがどのようなものかは、全く分りませんが。

いずれにせよ、これからの企業間の戦いは、コストを下げる競争から、WTPをどのように、どれくらい上げられるか、に移ってきているように感じます。
そして全ての業界、企業においても、同じ課題を抱えてしまったのかもしれません。
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映画「グラン・トリノ」を観て

「グラン・トリノ」という映画を観てきました。
クリント・イーストウッド監督、主演のとてもいい映画でした。

この映画を紹介するキャッチコピーは次のようなものです。
「俺は迷っていた、人生の締めくくり方を。少年は知らなかった、人生の始め方を」。
この映画を括るなかなかいいキャッチだと思います。

グラン・トリノというのは、アメ車全盛時代の車の名前。
当時から日本にはあまり輸入されなかった車のようです。
このグラン・トリノが、この映画の中でのシンボルになっています。
グラン・トリノを真ん中において、「昔と今」「大人と子ども」「親と子」「自宅と隣人」「アメリカとアジア」「友人と悪者」などを対比させながら、多くのことを語っています。

そのような対比をさせながら、この映画の中でクリント・イーストウッドは、本当は何を言いたかったのでしょうか。
それは映画を観たそれぞれの人が、感じるままでいいのでしょうが、私はこのように思いました。
「世の中には、変わっていいものと、絶対に変えてはいけないものがある」ということを伝えたかったのではないかと。
人として、絶対に守らなければならないものは、断固としてそうしなければならない、ということを言いたかったのでないかと思いました。

企業でもよく同様のことは言われます。
時代や環境とともに、どんどん変えるべきもの、変えなければいけないものがある反面、絶対に変えてはいけないものが企業にはある、ということです。

ただその変えていいものと、変えてはならないものの選択が難しい。
複雑な世の中になればなるほど、よけいにその判断に迷うことになるのだと思います。


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地域ブランドの活性化

ゴールデンウィークも後半に入りましたね。
今年の話題は海外旅行の場合は、新型インフルエンザウィルス対策で、国内旅行の場合は高速道路の1000円化ですね。

この高速道路の1000円化というのが、いいですね。
クルマを使う人にとっては、格安でいろんなところに行けるというメリットがあるし、渋滞というデメリットもあるかも知れませんが、地方側からいえば多くの人が、域外から来てくれるという、大きなメリットがあります。

観光客が増えれば、その地域の物産もいっぱい売れるし、宿泊する人も多くなるはずです。
そこが気に入れば、また来ようという気にもなることでしょう。
そういう人がどんどん増えてきたら、その地域に新しい仕事や企業が誕生するかも知れません。
また定年後などに、そこに住もうという人も出てくる可能性もあるし。

このように、人の移動が増えるということは、それだけで何かを残したり、新しいものを生み出したりするものなんでしょうね。

ということは、その他の交通手段である列車や飛行機の運賃なども、もっと安くなれば人の移動量も多くなり、それだけ何かおもしろいことが地方から生まれるかも知れません。
都会の子どもたちにとっても、地方の川や山、海で遊ぶ機会が増えることは楽しいでしょうし、畑で野菜を育てたり、田んぼで稲刈りをするのは教育上もいいことですよね。

地方の再生や、地域ブランドを活性化させるさせるためには、人の移動を促す、というとてもシンプルな施策が求められるのかも知れません。
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