国会議員とは本来、国家の繁栄や国民の生活向上のために身を粉にして働く人々でなければならないが、昨今の自民党の議員衆は、裏金問題だったり、岸田政権の外国へのバラマキ&国民への増税など、「今だけ金だけ自分だけ」を具現化した悪の権化と化している。昔から政治と金の問題は切っても切れない関係だったが、それでも国民の生活がある程度保障されていたから、多少の裏金が許容された側面はある。しかし最近は益々国民の生活を困窮させ、外国の日本侵略に手を貸す体たらく。国民の怒りは頂点に達し、何なら彼らの中から逮捕者が出てもおかしくないくらい、売国や犯罪に手を染めた政治家ばかりが目に付き始めた。
逮捕されるべき候補者の一人が、岩手から選出された元参議院議員の広瀬めぐみ氏。元々弁護士であり、自民党の新人議員として選出されたが何も功績はなく、カナダ人音楽家との不倫が報じられ、公設秘書の給与を国から詐取した疑いで、責任を取り議員辞職した。不倫については家族から同意を得ていると言うが、不貞行為は民法上、離婚原因や慰謝料を請求され得る行為。弁護士の立場でありながら、法的に自らを不利な立場に立つ事を許容している上に、公設第1秘書の妻を公設第2秘書として国に申請し、第2秘書に振り込まれた給与を第1秘書を通じて広瀬氏が受領した。広瀬氏は第2秘書に勤務実態があったと述べていたが、東京地検特捜部からの任意聴取では勤務実態がなかったと供述している。
同様の事件が2003年7月に起きている。辻本清美参議院議員が秘書給与詐取の容疑で警視庁に逮捕され、翌年2月に東京地裁で懲役2年執行猶予5年の有罪判決を受けた。この前例をみれば、今回も当然詐欺罪が成立するところだが、どうやら逮捕されず在宅起訴になる可能性が出ている。彼女はあっさり罪を認めて議員辞職した代わりに、逮捕を免れたいという情状酌量を求めており、その動きに呼応して、検事総長である畝本直美氏が、逮捕要件となる『逃亡のおそれ』『罪証隠滅のおそれ』がないとの判断で逮捕を見送る意向を見せている。逃亡のおそれはないにせよ、罪証隠滅に関しては、第2秘書の勤務実態があったとして詐取を隠そうとした事実があり、隠滅のおそれがないとは到底言えない。しかも広瀬氏は率先して法令遵守すべき弁護士。逮捕もだが、弁護士資格がはく奪されてもいいのではないか。
畝本氏は昨年1月に検察ナンバー2にあたる東京高等検察庁検事長に女性で初めて就任し、当時から検事総長候補として注目されていた。今年、2億6千万円もの裏金問題で政治資金規正法違反の罪に問われていた自民党の二階俊博元幹事長を不起訴処分としている。また、畝本直美氏の夫である畝本毅氏も、大阪地検特捜部長だった2018年に森友学園裏金問題の隠蔽を指揮し安倍派幹部7名を不起訴処分にした。今回の畝本直美氏検事総長就任は閣議決定によって決められた。畝本氏は自民党によって検事総長に擁立された結果、自民党に忖度し、検察トップの立場を利用して自民党の悪事を擁護している。正に自民党の飼い犬だし、卑劣な自民党の手口が際立つ。女性初だとか女性議員だとか女性である事を強調して、政界や司法をクリーンに見せようとする動きを見せるが、男も女も悪い奴は悪い。責められたくないなら悪い事するな。
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