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TANAKAHAN日々思った事を綴ってみたりして

中華の闇

2024-05-25 22:50:26 | Weblog

最近、gooブログのバナー広告にもよく掲載されているTEMUという通販サイトがある。掲載された様々な商品が激安で、どんな企業なのか気になっていたところ、「パソコン博士TAIKI」というYouTubeチャンネルでこの通販サイトを深掘りしていた。

この通販サイトは中国企業で、最初は米国から顧客開拓が始まった。会員数を増やすため赤字前提の先行投資をしており、現在ではAmazonに肩を並べる程の会員数を誇り、日本だけで1500万人の会員がいるらしい。だが怪しい噂も数多く、購入に際しては会員登録とアプリのダウンロードをしなければならないが、このアプリから個人情報が流出したり利用したクレカが不正利用されるという噂がある。

まずこの話の前提として、中国ビック3の電子商取引企業「ピンドゥオドゥオ」について触れられている。この企業が運営する商取引にもアプリのインストールが必要とされているが、そのアプリをダウンロードすると、ユーザーの携帯電話のメッセージや活動状態、設定変更などあらゆる情報が監視できるマルウェアが仕込まれる事が発覚した。さらに、このアプリを削除した後もデータが取得され続けていた事が指摘された。その後このアプリは米国で危険アプリと認定され、今はGooglePlayからも削除されてダウンロード出来なくなった。が、このアプリを開発したチームメンバーの多くが現在のTEMUのアプリ開発と運営に携わっている。そして、このTEMUのアプリをダウンロードしたユーザーからの、クレカを不正利用されたというツィートがX(旧:Twitter)に殺到した。TEMUは赤字を抱えてまで宣伝している事から、組織ぐるみで不正が行なわれているとは考えにくく、企業内に情報漏洩している社員がいるのではないかと疑われている。

また、TEMUは販売商品を製造業者に価格競争させて最安値を採用している事から、業者によっては薄利で粗悪品を販売しているケースも多く、詐欺まがいの商品がチラホラある。しかも最悪なのが、その品質を怪しんだ韓国の関税庁が、TEMUとAliExpressで販売されている子供用品252点を成分分析したところ、15%の商品から、基準値を大幅に超える有害物質「フタル酸系可塑剤」と「カドミウム」が検出。また激安イヤリングなどの404点のアクセサリーのうち24%の商品から「カドミウム」や「鉛」が検出された。これも安く作るために安く仕入れる事ができる汚染された材料で作られた可能性が高い。UP主が実際にここで数点の商品を購入して開封したところ、全く使い物にならない偽物や、異臭や悪臭が漂う品物もあり、使っているうちに体に蕁麻疹などのアレルギー反応が出たらしい。

色々と述べたが、結論として中国企業が運営する商品は所詮チャイナクオリティであり、安さを理由に迂闊に手を出すと痛い目を見るという事である。

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