「食べ処・身土不二」(札幌)は、身土不二を日本と世界へ発信する。食堂ならぬ食堂、啓蒙運動の発信地。日本よ、滅びるな!

「身土不二」は、解放思想であり、危険思想でもある。

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食物が生みだす頑健な身体と強靭な精神

2007-05-01 12:52:11 | Weblog

http://www3.plala.or.jp/shindofuji/index2.html
 
 
いまの平均的な若者は、気力と体力の点で六十代の高齢者に劣るのではないか。 
 

  西丸震也『41歳寿命説』(情報センター出版局)には、次のような例が紹介されている。http://www.j-n.co.jp/kyouiku/link/michi/14/no14.html
 
 年代別の耐久力テストとして三十キロメートルを歩くテストをすると、「四十代から五十代の人は、全員ゴール行き着くが、十代から二十代の人のほとんどがゴールに到着できない。体力的に行き着けないということもあるが、気力がないということが大きい。がんばろうという気が起こらずに、バカバカしくて歩くのが嫌になってやめてしまうのだ」。  
 
  同氏は「いまの年輩者が二十代ぐらいのときには、少なくとも現在以上の体力をもっていたはずなので、十代、二十代の若者の体力と気力は、恐ろしいほど低下しているといえる」と語っている。  

 この西丸氏の批評「十代、二十代の若者の体力と気力は、恐ろしいほど低下しているといえる」では、はたして国際社会で日本は伍していけるのか、はなはだ心もとない。

 ルソーが、その著『エミール』で力説する体力と気力が今日の青少年にないのではないか。

 「人は子どもの身をまもることばり考えているが、それでは十分でない。いまの青少年に最も必要なのは、頑健な身体とその頑健な身体で培われる強靭な精神である。大人になったとき、自分の身をまもることを、運命の打撃に耐え、富も貧困も意にかいせず、必要とあればアイスランドの氷のなかでも、マルタ島のやけつくような岩のうえでも生活することを学ばせなければならない」。  

 ルソーの言うとおり、体力と気力は別々なものではなくお互いに関連している。強い体力がなければ強い気力も無いといってよい。  

  強い体力と気力を養う基本は「農と食」である。 
 
  青少年が虚弱になったのは、「農」の崩壊にその原因をお求められる。その主なものを挙げれば、食糧自給率40%では国民の三分の二は「身土不二」に適う食生活ができない・農薬の汚染・化学肥料による水ぶくれの食物などである。

 伝統食の衰退、肉乳卵食の氾濫、そして「食」の荒廃(食品添加物・砂糖と化学調味料の使用など)も、若者を虚弱にしている。