「食べ処・身土不二」(札幌)は、身土不二を日本と世界へ発信する。食堂ならぬ食堂、啓蒙運動の発信地。日本よ、滅びるな!

「身土不二」は、解放思想であり、危険思想でもある。

 日本から「身土不二」を発信し、日本と世界を救おう。

「食べ処・身土不二」は、食堂ではないのだが・・・

2007-11-13 17:49:53 | Weblog

 

  どうも、「食べ処・身土不二」(札幌)は、その性格が誤解されているようである。 

  たしかに、一見、「食べ処・身土不二」は、食堂の装いをしている。
 

  しかも、「店名」には「食べ処」という文言もあるから、ますます食堂と思われても、当然かもしれない。

 だが、この食堂風の入り口の左右には、立て看板のようなボードが何枚も貼りつけてある。それぞれには、「身土不二」と「農・食・健」について、スローガンのような言葉で埋め尽くされている。

  しかも、「店内」に一歩踏み入れると、壁と言う壁には、ところ狭しとばかりに、札幌タイムスのコピーが張られている。 

   これでは、誰が見ても、とうていレストランとか食堂のような雰囲気ではない。

  ◆手段としての「食べ処・身土不二」
  

   たしかに、「食べ処・身土不二」は、街の食堂とは異なる。
   「当店」は、「身土不二」を啓蒙するための手段なのである。

  玄米定食を提供するのも、「身土不二の原則」という生活原理・哲学を普及するためである。玄米定食を売ることは、あくまで手段であって、お金もうけという目的ではない。

  ふつう、街の食堂は、ビジネス(お金もうけ)が、その目的である。 

  ここに、手段と目的の違い、つまり、啓蒙運動とビジネスの違いが見て取れる。

  蛇足ながら、ビジネスと運動の違いに触れておこう。

 *運動としての「食べ処・身土不二」は、その目的を達したら、終       わり、つまり「閉店」である。  

 *ビジネスとしての食堂・レストランは、お金を儲けることが目的                     なのだから、終わりと言うものはあり得ない。お金が儲かる限        り、食堂というビジネスは、永続的に継続される。 

 *ビジネス・レストランは、お金儲けが目的なので、黒字で              な け ればならない。赤字が続き、それが黒字と なる見通が立
  たなければ、ビジネス・レストランは、廃業せざる を得ない。 

 *啓蒙運動としての「食べ処・身土不二」は、いつも赤字である。         もっとも、啓蒙運動という性格上、黒字の啓蒙運動体という        ものはありえないが。会費の徴収・カンパなどで、赤字を埋め       て、所期の目的を達するまで継続するのが、啓蒙運動という       ものである。

    
    そもそも、黒字・赤字という経済的概念を啓蒙運動に当てはめ      ることに、かなりの無理がある。 だが、ここでは、啓蒙運動と 
     ビ ジネスと比較するために、無理を承知で、赤字・黒字という用   語を用いているのだが。  
 
  ◆「食べ処・身土不二」、カンパとボランティアに助けられて          

     ご支援、まことに有難うございます  
      
     お陰さまで、運動としての「食べ処・身土不二」は、本年で、           「開業」以来6年目になります。

     「開業」以来、収支は、いつも赤字でありました。 
      その赤字を埋め合わせてこられたのは、なんらかのご縁の                 ある皆さま方からのご支援でありました。

    10円のカンパ、100円のカンパ、1000円のカンパがありま            した。大口では100万円のカンパもありました。 

         もちろん、「食べ処・身土不二」は、カンパだけで今日まで               存続してこられたのではありません。ボランティアという「人             力のカンパ」を抜かすわけにいきません。

    厨房を手伝って下さったボランティア。
    ホールを受け持っていただいたボランティア。

        カンパ、そしてボランティアの労力奉仕がなかったならば、

        「食べ処・身土不二」の運営は、いっそう困難をきわめ、           今日、「弊店」は存在していないに違いありません   

   身障者の方々へ、そして幼小中学生・高校生へ、玄米定食を               定価の半額で、大学生には40%引きで食べていただけたの
   も、カンパという「お金の補給」、そしてボランティアの「無償         の労力」によるものであります。 

     もちろん、カンパをしなくても、ボランティアとして労力奉仕をし      なくとも、ただただ、「食べ処・身土不二」で食事されるだけ              で も、運動への協力となります。食事には、マ ージンが


     れていますから。当然のことなが ら、このマージンも、運動に使  われます。        

      これまでのご支援、まことに有難うござい    ました。

  今後とも、よろしくご支援くださいます       よう、お願いたします。

   メニューには、売価がつけられないのかも・・・

 啓蒙運動としての「食べ処・身土不二」は、カンパとボランティアによって支えられているのだから、メニューには売価をつけない方がよいのかもしれない。

 例えば、玄米定食は、いま、一食700円であるが、はたして、それでよいのだろうか、という思いがある。

 定食を召し上がった方々の経済状態そしてお気持ちで、支払い金額を決めていただくのがよいのかもしれない。

 その金額は、10、000円でもよいし、100円でも、あるいはゼロ円でもよい。つまり、金額は、0から無限大までということになる

 このことを、何人かの支援者に話したところ、どなたも、啓蒙運動の理論上、定価はつけられないかもしれないが、定価はあるべきだということで、みなさんの意見が一致した。

 その理由は、いくら支払うか定まっていないと、人は戸惑うであろうからということであった。という次第で、現在のところ、玄米定食は、一食700円となっている。

 ちなみに、「食べ処・身土不二」の住所は、札幌市北区北7条西4丁目3番地宮澤ビル(ヨドバシカメラ斜め向い)地下1階。

  「食べ処・身土不二」の電話番号は、(011)747-8986である。