エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

介護狂詩曲10~老け込むのは一気に

2024-06-14 04:30:00 | 自分
 金曜は、月~木曜のテーマに含まれない内容です。今回は前回(R6.6.7)に続き、父の介護に関わる話です。
 令和6年の4月のある日、父がダウンしてしまった…と言うのが前回です。
 翌日、兄弟に父を脳外科まで連れて行ってもらいました。結果は、脳に水が溜まっている(これは加齢により、しばしば発生する事なのだとか…)が、その水に血が混じっている様で、それが体に悪い影響を与えているのでは…との話でした。
 対応策としては、最終的には(おそらく尿として)体から排出させるため、脳の中の水を少しでも早く体に吸収させる薬を飲むしかない…だそうです。1週間後に再検査し、脳内の水に血が混じってなければ問題は無い…らしいです。お医者さんが言うのですから、それしか方法は無いのでしょう。
 実際、病院に行って安心したからか、父の容態は良くなりました。吐く事は無くなりましたし、めまいも相当に減っています。病状としては、薬を飲んで様子を見るしか無さそうです。
 ただ、父は一気に老け込んでしまいました。
 声に力が無くなり、ロレツも回らなくなっています。歩く事に不安を感じる様で、何かを掴まなければ、不安で少しも歩けないと言うのです。そのため、ソファに座っている事が多くなってしまいました。
 その様子を見て私は、「ケアマネージャーさんと相談が必要だな」と感じました。

 念のため、再度結論を先に書きますが、この記事を書いている令和6年6月9日の段階で、父は、かなり元気になっています。ダウンする前よりは、少し老け込みましたが、この記事に書いた程の老け込み方ではありません。
 どうぞ御安心ください。

 ところで、令和6年6月12日の「秘話番外編~H先生の思い出」に、またまた「いいね」などをいただきました。3日連続で、しかも同じ方から…。本当に、ありがとうございました。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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また進行諸島先生で『異世界転生で賢者になって冒険者生活』

2024-06-13 04:30:00 | ライトノベル
 木曜はライトノベル愛語り。今回は、また進行諸島先生の作品紹介です。
 今回の作品は『異世界転生で賢者になって冒険者生活』。もちろん、今回もマンガでしか読んでいません。
 主人公ミナトは、魔法を使って自動車だのパソコンだのを動かせる文明世界(つまり地球ではない「異世界」…笑)の人間でしたが、事故で死んでしまい別な世界に転生します。そこも魔法の使える世界ですが、文明的には中世ヨーロッパっぽい感じで、しかも魔法が洗練されておらず、魔法使いは職業的に軽視されています。そんな異世界に転生したミナトが、前世の洗練された魔法知識を使って大活躍する…まぁ、そんな話です。
 最初にツッコミを入れたい…って言うか、ちょっと違和感だったのが、「そもそも異世界にいたでしょう、ミナトは。それで異世界転生って、何か違わないですか」って事です。もっとも、何でもアリがライトノベルなので、異世界から異世界に転生して、それを「異世界転生」って言うのもアリだとは思います。
 この作品の面白さは、チート能力を活かしたミナトの大活躍にありますが、そのチート能力の根本は「洗練された魔法の知識」にあります。知識がチートを支えている訳ですが、前に紹介した『異世界賢者の転生無双』とは趣が異なります。『異世界賢者~』は知識を活用してレベルを上げるなど、どちらかと言えば間接的にチートを支えている感じです。それに対し『異世界転生~』は、知識を活用して状況に合った魔法を作り出すなど、直接的にチートを支えている感じです。
 もう一つ、面白さを感じるのが転生した異世界の謎です。転生した異世界は、どうも、前の世界と関連がありそうなのです。もしかするとミナトは、前の世界より前の時代に転生してしまったのでは…と感じさせるシーンもあります。マンガの中では、その辺りはまだ全然語られていませんが、今後、少しずつ謎が解明されてきそうで、その辺りも楽しみな点です。
 もしかすると長期連載になりそうなので、今の内に読み始めておくと良いかもしれませんよ。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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秘話番外編~H先生の思い出

2024-06-12 04:30:00 | 野外活動
 水曜は八軒自然科学クラブの思い出話です。今回も、前々回、前回と続けている八軒自然科学クラブ誕生の経緯…ですが、今回は番外編です。
 ロクデナシの私を何とかするため、札幌市中央区の旭ヶ丘地区で行われていた「旭山自然科学クラブ」に参加させた母。
 しかし、札幌市西区の八軒地区に引っ越す事となり、「旭山自然科学クラブ」の指導員をされていたH先生からアドバイスを受け、「八軒自然科学クラブ」を創設するために動き出す事となった…と言うのが、前回までの内容でした。
 このH先生で思い出すのが、何と言ってもカマキリの交尾の話です。
 H先生は後年、札幌市南区白川(シライカワ)にある札幌市北方自然教育園に勤務していました。そこでは様々な生物…特に昆虫を飼育していて、その話を昆虫好きの私にしてくれたのです。
 こんな感じです。

 北方自然教育園では、他の昆虫の餌にするため、コオロギを沢山飼育しているんだ。だから、カマキリにもコオロギを餌としてあげる。
 ところでカマキリって、交尾した後、雌が雄を食べてしまうんだ。そこで、周りに餌が沢山あったらどうだろう…って考えて、交尾中のカマキリのケースにコオロギを山の様に入れてみたんだ。
 すると雌は、交尾しながらコオロギをどんどん捕まえて、どんどん食べてしまうんだ。そして、交尾が終わっても雄を食べない。つまり、交尾した後に雌が雄を食べるのは、栄養分を補給するためで、満腹するくらい栄養補給されてたら雄は食われないんだ。
 でね、その生き残った雄を別な雌と交尾させてみる。同じ様にコオロギを入れると、やっぱり雌は雄を食べない。だから、1匹の雄を何回でも交尾に使える。
 つまり、競走馬でよくある「種馬」として雄を使う事が出来る訳なんだ。カマキリだから「種カマキリ」だね。

 いや~、この話、今でも覚えているのですから、私にとっては滅茶苦茶面白い話だった…って事ですよね。こんな面白い話を聞かせてくださったH先生には、本当に感謝です。
 番外編は以上です。次回は、創設秘話(?)の続きを書きます。

 ところで、令和6年6月11日の「1年生へのハサミの指導」に、また「いいね」などをいただきました。2日連続で、とてもヤル気が出ます。どうも、ありがとうございました。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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1年生へのハサミの指導

2024-06-11 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育の話です。今回は、1年生で最初にハサミを使う時の指導方法について書きます。
 令和6年度に札幌で採用している、1年生の図工の教科書には、「ちょきちょきかざり」と言う単元があります。折り紙をハサミで切って、飾りを作ろうと言う内容です。
 幼稚園でも保育園でもハサミくらい使ってるから、こんなの簡単…と思うでしょうが、実は、そんなに簡単ではありません。何故なら、幼稚園や保育園によって指導内容が大きく異なるからです。
 令和6年度の場合、まず私はハサミの持ち運び方を指導しました。何故なら勤務校では、壁の棚に置かれている道具箱の中に、それぞれのハサミを入れる事となっているからです。使うためには、自分の机まで持ってこなくてはなりません。この時、刃の方を突き出した状態で持ち歩く子が、毎年、少数ですが存在するのです。
 ケガを防ぐため、刃の方を持ち、持ち手を下に向けて持ち歩く様に言います。
 次に指導するのはハサミの置き方です。 放っておくと、ハサミを開いた状態で置きっ放しにする子がいるのです。だから、「ハサミを置く時は、必ず刃を閉じる」と「キャップのあるハサミは、面倒でも必ず刃にキャップをする」の2点は、必ず指導します。
 そして、ようやくハサミの持ち方(使い方)の指導です。
 何も言わずに持たせると、持ち手の穴に人差し指と親指を入れる子が多いです。昔は私も、その持ち方をしていました…が、二十代の頃に組んだ図工が得意な先生から、「その持ち方では良い作品は出来ない」と指導されました。
 その先生によると、持ち手の穴には中指と親指を入れ、人差し指は持ち手の外側に置くのだそうです。そして切る時は、その人差し指で刃の動きをコントロールするのだとか。そうする事で、滑らかな切り口となるのだそうで、やってみると確かに滑らかにハサミが動きます。
 まぁ、ハサミの持ち方については、既にクセがついている子もいるので、あまり厳しくは指導しません。子供たちの前で教師が鮮やかにハサミを使っていれば、憧れて真似をしてくれる様になります。

 ところで、令和6年6月10日の「危険であることを忘れないうちは安全である」に、もの凄い数の「いいね」などをいただきました。過去最高記録でないかと思います。大変嬉しく、感謝しております。皆様、どうも、ありがとうございました。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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危険であることを忘れないうちは安全である。

2024-06-10 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育の話です。今回は、運動会で使う紙雷管に関連して。
 教職30数年目にして、初めて紙雷管を管轄する担当になりました…って、「紙雷管」って分かりますか? 
 短距離走(かけっこ)の出走合図の際、笛と号砲を使います。その号砲を鳴らすのに使う、紙で包まれた火薬が紙雷管です。
 紙雷管…と言うと大した事がないように聞こえますが、それは大間違い。紙雷管に使われている火薬は、ピストルやライフルの銃弾の雷管部分に使われている火薬と同じ種類です。だから、かなり危険な代物です…が、案外、一般の先生方は知りません。
 もっとも、こんな事を私が知ってるのは、中学生の頃に銃火器に興味があり、『月刊Gun』や『コンバットマガジン』を読んでいたから。かなりマニアックな知識です。
 話を戻します。
 今回、紙雷管を補充するために購入しました。株式会社エバニューさんの「EGA222 競技用紙雷管(100発入)」と言う商品です。届いた紙雷管は紙箱に入っていました。そして、その箱に大きく書かれていたのが、「危険であることを忘れないうちは安全である。」と言うメッセージです。
 いや~、しびれました。エバニューさん、イイ仕事をしています。
 思わず、紙箱に書かれていた取り扱い上の注意書きも、別紙にまとめられた「ご使用上の注意」も熟読してしまいました。紙雷管は100発分が1シートになっているので、ミシン線に沿って切り離す必要があるのですが、その際の危険について理由も含めて詳細に書いてありました。きっちり読んで実行すれば、まず危険な事はないでしょう。
 そして、思いました。この「危険であることを忘れないうちは安全である」は、教師の仕事にも共通する内容だな…と。
 私が勤務する小学校でも、火を使ったり、劇薬を使ったり、扱い方を間違えると危険な物を使う事があります。それ以前に、階段でも廊下でも教室でも、油断して注意を怠っていたらいたら、子供がケガをする可能性のある場面は幾らでもあります。
 「危険であることを忘れないうちは安全である」と言う言葉、しっかり胸に刻んでおこう…そう思ったのでした。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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介護狂詩曲9~今度は父がダウン

2024-06-07 04:30:00 | 自分
 金曜は、月~木曜のテーマに含まれない内容です。今回は、父の介護に関わる話です。
 令和6年の4月のある日、実家の様子を見に行くと父がソファでダウンしています。横では、母が何やら世話をしようとしています。どうしたのか確認すると、畑仕事をしている内に具合が悪くなり、戻ってきて休んでいたら吐いてしまった様なのです。
 取り敢えず、嘔吐物で汚れた服を取り替えてソファで休ませました。そして、かかりつけの脳外科に連絡したのですが、どうにも対応がハッキリしません。検査をする事は可能だけど、救急車を呼んで救急医に診てもらった方が良いのではないか…みたいな話なのです。
 正直、「面倒だから救急に行って」と言われている感じがしました。
 仕方がないので、救急センターの方に連絡したのですが、こちらがまたハッキリしません。救急では十分な検査が出来る訳ではなく、かかりつけの脳外科があるなら、そちらへ行った方が良いのではないか…みたいな話なのです。
 正直、メッチャたらい回しされている感じがしました。
 再度、かかりつけの脳外科へ連絡しました。すると丁度今、救急車で1名運ばれてきたので、父の検査をするのは、そちらの対応が終わってからになる…と言われました。患者の容態によっては、何時間も待たされるかもしれない…との話です。
 この段階で、父の容態は少し回復してきました。目は回っている様ですが、少なくとも吐き気は収まっています。病院の椅子に座らせて待つよりは、布団でゆっくり休ませ、翌日の通常診察時間に検査してもらった方が、体への負担が少なくて良さそうだと判断しました。
 問題は、誰が父を病院まで連れて行くかです。
 幸い、兄弟に相談すると、「何とかする」と言ってくれました。翌日は兄弟に任せ、今後のために、翌々日以降に休める体制を私も整える事としました。

 読んでる方が心配されないよう、結果を先に書きますと、父は重篤な状態ではありませんでした。この記事を書いている令和6年6月4日の段階では、かなり元気になっています。
 ただ、ここに到るまでは心配する事が色々とありました。その辺りの事を、これからちょくちょく書いていきます。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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感涙してスッキリ『独り剣客 山辺久弥 おやこ見習い帳』

2024-06-06 04:30:00 | ライトノベル
 木曜はライトノベル愛語り…なのですが、今回はライトノベルではなく時代小説です。
 今回紹介するのは、noteで相互フォローさせていただいている笹目いく子先生の処女作『独り剣客 山辺久弥 おやこ見習い帳』です。気合いを入れて紹介したいと思いますので、ネタバレ…と言いますか、内容を色々と書いてしまう事になります。「ネタバレは困る」と言う方は、この後は読まないようにしてください。
 まず、最初の一文の「つかみ」が半端ないのです、この作品。

 灰が音もなく、雪のように降りしきっていた。

 これを読んだ瞬間、「え? 何が起こったの?」と思いました。それは、そうでしょう。灰が「降ってきた」ではなく、「降りしきっていた」なんです。尋常ではない何かが起きた…この一文だけで、それが分かります。
 そして次の瞬間、頭の中には灰色の世界の中に灰色の雪が降っている映像が浮かんできました。
 尋常ではない出来事が起きたはずなのに、とても美しさを感じてしまう…この後に展開される物語が、最後は美しく終わるのだろうと私は感じました。この先を読む事への期待感が高まります。
 たった一文で、この「つかみ」力。プロの作家とは凄いものだなぁ…と、改めて感じ入りました。
 全編を読み終えて感じたのは、「ハリウッド超大作の構成と似ているな」と言う事です
 ハリウッド超大作では、小さな出来事が積み重なって話が進み、中盤で小さめの山場があります。そこで(あるいは、その後で)主人公が挫折し、でもそれを乗り越えて、最後は大きな山場を迎える…と言うのが、ある程度共通した物語の構成となっています。
 『独り剣客 山辺久弥 おやこ見習い帳』の物語も、構成的には非常に似ています。
 まず、江戸の大火の後、主人公の山辺久弥と青馬(ソウマ)少年が出会います。青馬の世話をする中で、小さな事件や出来事が次々と発生し、それを乗り越えながら、少しずつ二人の関係が深まっていきます。
 やがて青馬を連れ去ろうとする者が現れ、中盤の小さな山場となります。何とか切り抜けたと思ったら、今度は久弥自身に関わる問題が発生し、久弥は青馬と別れなければならない事に…。主人公の挫折です。
 ぐっとこらえ、久弥は問題解決に尽力します。そして、最後の山場へと繋がっていく訳です。
 ハリウッド超大作は、観客を楽しませるために、ある程度共通した物語の構成となっています。小さな事件→中盤の小山場→主人公の挫折→挫折からの成長→最後の大山場→大団円…と言う構成は、観客が作品に入り込み、共感し、楽しめるように考えられ、工夫されたものなのです。
 それと同じ様な構成になっている『独り剣客 山辺久弥 おやこ見習い帳』。面白くないはずがないでしょう。
 もう一つ書いておきたいのが、久弥と青馬の心の動きです。
 出会った時は、当たり前ですが、心の距離が離れている二人。それが、日々の小さな出来事を通し、少しずつ少しずつ距離が近くなっていきます。
 その際に重要な役割を果たすのが、久弥が得意とする三味線です。青馬自身にも三味線の才能があり、三味線の演奏や稽古を通して二人の関係性が深まっていきます。
 この三味線の場面がイイ。生の三味線の演奏…私は、津軽三味線くらいしか聴いた事がありません。だから音楽としてのイメージは、雪ほどには強くイメージ出来ませんが、それでも読んでいると、何だか音が聴こえてくる様な感じがします。
 やがて、血は繋がっていないけれど、二人は本当の親子になっていきます。「見習い親子」から「本当の親子」になる訳で、題名になっている「おやこ見習い帳」は、おそらく、この事を強く意識して名付けられたのでしょう。
 因みに、最後はハッピーエンドですから、安心して読んでください。
 感動の涙を思い切り流し、スッキリ心のサウナ状態になれる、そんな素敵な作品でした。


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八軒自然科学クラブ誕生秘話2

2024-06-05 04:30:00 | 教育
 水曜は八軒自然科学クラブの思い出話です。今回は、前回(R6.5.29)の続きで、八軒自然科学クラブが誕生した経緯語りです。
 ロクデナシの私を何とかするため、札幌市中央区の旭ヶ丘地区で行われていた「旭山自然科学クラブ」に参加させた母。
 しかし、札幌市西区の八軒地区に引っ越す事となりました。そのため、今後について悩んでいた母にアドバイスをした方がいた…と言うのが、前回です。
 アドバイスをくれたのは、「旭山自然科学クラブ」の指導員をされていたH先生です。H先生は、
 「自然科学クラブを続けさせたいなら、エスせんママさんが作ればイイ」
…とアドバイスしたらしいのです。そして、普通の主婦で何も知らない母に、様々な知恵を授けてくれました。

1.取り敢えず、地域の町内会から許可を取って子供会として組織する。
2.指導員は、H先生の後輩を紹介する。
3.最初の呼びかけは、H先生の口利きで地域の小学校に行う。
4.活動内容は、「旭山自然科学クラブ」を参考にする。

 こうして、H先生からアドバイスされた母は、「八軒自然科学クラブ」を創設するために動き出す事となったのでした。
 まだまだ続きますので、また次回。因みに次回は番外編。H先生の思い出を語ります。

 ところで、令和6年6月3日の「案外『追い読み』や『復唱』させないんだ」に沢山の「いいね」などをいただきました。このところ毎回いただけて、本当に励みになっています。どうも、ありがとうございました。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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もたもた読むのはダメ

2024-06-04 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育話です。今回は、国語の教科書音読について。
 前回(R6.6.3)のブログに書いた、職員室での低学年教師(もちろん私も含む)の雑談での事です。担任外の先生が乱入してくる少し前でした。
 隣の学級の教師が、
 「エスせんさんの教室、国語の教科書の音読が速いよね」
…と言ってきたのです。それに、別な学年の若手教師が、
 「そうなんですか?」
…と食いついてきました。別に隠す話でもないので、
 「そうですね。普通に大人が読むような速度で読ませています」
…と答える私。それだけだと不親切かと思い、
 「放っておくと低学年って、もったりした読み方になるじゃないですか。
  『きょうは~、よい~、おてんきでした~』みたいな感じ。
  あの手のもたもた、もったりした読み方がキライなんです」
…と補足すると、隣の学級の教師が、
 「実は、時々授業の様子を覗いて真似してるんだ。
  大人の読む速さで読ませると、集中力が高まるよね」
…と、更に補足してくれました。
 そう、その通り。大人の読む速さで読むためには、漫然と読んでいては(1年生には)無理です。集中して読まなくてはなりません。そうやって鍛えた集中力は、徐々に他の面でも発揮されていく様になります。
 たかが音読、されど音読…なのです。

 ところで、令和6年5月29日の「八軒自然科学クラブ誕生秘話1」に沢山の「いいね」や「応援」などをいただきました。感謝の気持ちでいっぱいです。どうも、ありがとうございました。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

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案外「追い読み」や「復唱」させないんだ

2024-06-03 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育の話です。今回は、意外だった話を紹介します。
 令和6年度の勤務校での話です。
 同じ学年の先生方と職員室で話していました。その中で授業の話になった時、私の横の方に座ってる担任外の先生が話に参加してきたのです。

担任外「エスせん先生は、国語でも算数でも自分の後に読ませますよね」
私  「そうですか?」
担任外「国語の教材文もそうだし、算数の問題文もそうです。
    先生が読んだ後、子供たちに続けて読ませるじゃないですか」
私  「ああ、確かにそうですね」
担任外「ああやって何度も復唱させる事で、成長するんだって感じました」
私  「そうでしょうか?」
担任外「何度も何度も粘り強く繰り返す事が、大事なんだと思います」

 ここで言う「成長」とは、「教師の指示に素早く反応する」とか、「文を読む速度が速くなる」と言った事の様です。成長しているかどうかは断言できませんが、この様に高く評価していただき、正直、とても有り難い気持ちになりました。
 それと同時に思ったのです。「先生方って、あんまり追い読みさせたり、復唱させたりしないんだ」と。
 若かりし頃、法則化運動から学んだ時期に、追い読みさせたり、復唱させたりする事の重要性を教えられました。だから、もう退職が近くなってきた今でも、私は普通に追い読みや復唱をさせています。
 だから、させるのが普通…のつもりでいました。
 帰宅後、この話を妻にすると、「確かに、普通の先生は、あんなに追い読みや復唱はしないねぇ」と言ってました。そうか…普通の先生は、追い読みも復唱もさせないんですね。
 僅かな手間ですし、させても良いと思うのですが…。

 ところで、令和6年5月31日の「アスパラ天国それとも地獄」に、沢山の「いいね」や「応援」などをいただきました。ちょっとドキドキしながら記事にしたので、反応していただき嬉しさいっぱいです。どうも、ありがとうございました。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

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