水曜は八軒自然科学クラブの思い出話です。今回も、前々回、前回と続けている八軒自然科学クラブ誕生の経緯…ですが、今回は番外編です。
ロクデナシの私を何とかするため、札幌市中央区の旭ヶ丘地区で行われていた「旭山自然科学クラブ」に参加させた母。
しかし、札幌市西区の八軒地区に引っ越す事となり、「旭山自然科学クラブ」の指導員をされていたH先生からアドバイスを受け、「八軒自然科学クラブ」を創設するために動き出す事となった…と言うのが、前回までの内容でした。
このH先生で思い出すのが、何と言ってもカマキリの交尾の話です。
H先生は後年、札幌市南区白川(シライカワ)にある札幌市北方自然教育園に勤務していました。そこでは様々な生物…特に昆虫を飼育していて、その話を昆虫好きの私にしてくれたのです。
こんな感じです。
北方自然教育園では、他の昆虫の餌にするため、コオロギを沢山飼育しているんだ。だから、カマキリにもコオロギを餌としてあげる。
ところでカマキリって、交尾した後、雌が雄を食べてしまうんだ。そこで、周りに餌が沢山あったらどうだろう…って考えて、交尾中のカマキリのケースにコオロギを山の様に入れてみたんだ。
すると雌は、交尾しながらコオロギをどんどん捕まえて、どんどん食べてしまうんだ。そして、交尾が終わっても雄を食べない。つまり、交尾した後に雌が雄を食べるのは、栄養分を補給するためで、満腹するくらい栄養補給されてたら雄は食われないんだ。
でね、その生き残った雄を別な雌と交尾させてみる。同じ様にコオロギを入れると、やっぱり雌は雄を食べない。だから、1匹の雄を何回でも交尾に使える。
つまり、競走馬でよくある「種馬」として雄を使う事が出来る訳なんだ。カマキリだから「種カマキリ」だね。
いや~、この話、今でも覚えているのですから、私にとっては滅茶苦茶面白い話だった…って事ですよね。こんな面白い話を聞かせてくださったH先生には、本当に感謝です。
番外編は以上です。次回は、創設秘話(?)の続きを書きます。
ところで、令和6年6月11日の「1年生へのハサミの指導」に、また「いいね」などをいただきました。2日連続で、とてもヤル気が出ます。どうも、ありがとうございました。
…と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。