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エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

札幌木鶏クラブ令和6年度3月例会

2025-03-28 04:30:00 | 自分
 金曜は、月~木曜のテーマに入らない内容です。今回は、月に一度の札幌木鶏クラブの話です。
 『致知』3月号のテーマは「功の成るは成るの日に成るに非ず」。このテーマについて、駅前のネストホテル札幌を会場に、祝日である3月20日(春分の日)の19時から感想の交流が始まりました。祝日開催だった為か、参加者は12名と少なめですが、活発な感想交流が行われました。
 最初に取り上げるのは、白井一幸先生と津田雄一先生の対談記事「最高のチームをつくる要諦」について、以前、会社勤めをされていたK先生の言葉です。「人を育てる事を突き詰めると、結局は組織の有り様になる。一人一人では乗り越えられない事も、力を合わせ集合知を1つにする事で突破していける。そうやって、一人では乗り越えられない事を越えるのが組織力。常に、『何故』、『どうして』と考え続ける事で、それが大きな力になる」と語っていました。
 これは、とても納得出来る内容です。学級でも、教員と子供の間だけで学習が行われていると、それ程の学習効果はありません。教育技術の法則化運動で学んでいた頃、「集合知授業システム」などの言葉を教わった事がありますが、子供たち同士で力を合わせて考える方が、やはり学習効果は高いです。教育の本質に迫る良い話を聞く事ができ、嬉しかったです。
 次は、藤井努先生と安田一朗先生の対談「かくして がん治療の常識に挑んできた」について、お医者様のN先生の言葉です。28頁に出てきた「財を遺すは下、仕事を遺すは中、人を遺すは上」と言う、後藤新平の言葉について、「調べてみると、実は、この言葉の後に『されど、財なくば人を育てるに能わず』と続いている。つまり、人を育てるにも財が無ければならないのだが、藤井先生と安田先生の偉い部分は、その、人を育てるという根っこの部分を忘れていない事だ。財を集める事が目的になったり、東大ヒエラルキーに乗っかったりせず、地方で光り輝いている…それが素晴らしい」と語っていました。
 N先生が仰りたい事は、おそらく「手段の目的化」に陥ってない事の素晴らしさでしょう。それは同感です。学校現場でも、「学校長になる」のは「学校長として成し遂げたい事」があるからのはずなのに、いつの間にか、「学校長になる」が目的になってしまってる方が少なくありません。とは言え、この様な「手段の目的化」は油断していると、ついつい陥りがちです。改めて、気を付けようと思いました。
 最後に紹介したいのが、瓢家小糸先生の「生涯現役 第14回 心のときめきを忘れない」と、横田南嶺先生の「禅語に学ぶ 第115回 『愚を守る』」の2つの記事について、外国語を教えているK先生の言葉です。「英語の出来る子は『勉強の出来る子』ではない。『ワクワクしている子』だ。『これは知らなかった。分かって面白い』と思える子は成長出来る。覚える事が楽しいと感じる子が、愚直に、ひたすら努力すると成長する」と語っていました。
 これも賛成! 嫌々勉強していても、それはあまり身に付きません。やはり、ワクワクしながら学習に取り組んだ方が、多くの事が身に付きます。だから、学校の教員としては、子供たちがワクワクする様な授業を考え、実践していきたいところです。よっしゃ! 頑張るぞ~!!!!!
 以上、3月例会の報告は終了です。4月例会は、令和7年4月17日(木)の予定です。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

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