小沢“逃げ足”一流!政倫審「正々と応じる」はずが…
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20101023/dms1010231356001-n1.htm
強制起訴される民主党の小沢一郎元代表(68)が、野党が求めている国会での証人喚問や衆院政治倫理審査会への出席について、周囲に難色を示していることが分かった。片や菅直人首相(64)は、民主党候補の劣勢が伝えられる衆院北海道5区補選(24日投開票)の応援に入らないことが決定。どちらも“逃げ足”は一流だ。
民主党関係者によると、小沢氏は周辺に「政倫審に出て意味があるならいくらでも出るが…。国会で説明することで一つの区切りになるのか」と話し、政倫審への出席に難色を示したという。
小沢氏は「国会の決定には従う」としていたが、小沢氏に近い中堅議員は「政倫審に出たら出たで、野党側はこの次は証人喚問を求めてくる」と、小沢氏が慎重な理由を明かした。
岡田克也幹事長ら党執行部は2010年度補正予算案を国会に提出する29日までには、小沢氏から国会出席の確約を取り付けたい考え。野党が「小沢氏国会招致」を補正予算審議を有利に進めるためのカードとして使う可能性が高いためだ。
反小沢の若手議員は「政倫審でも説明がつかないから出ないのだろう。『正々と応じる』と言っていたが、行政訴訟など一連の小沢氏側の対応を見ていると、『正々堂々』ではないな。これ以上党に迷惑をかけないように、小沢氏は早く自ら離党すべきだ」と主張する。
しかし、執行部は21日夜、首相公邸に集まり菅首相とともに対応を協議したが、方針はまとまらなかった。「近く小沢氏と会って話をしたい」と周辺に語り、仲介役を買って出ようとしている鳩山由紀夫前首相は22日夕、5日間の日程でベトナムに旅立ってしまった。さらに、自らの資金管理団体の偽装献金事件が再燃しているため、「期待薄」との声も。政権の“小沢リスク”は依然、高いままだ。
一方の菅首相は、北海道5区補選で選挙区入りせず。選挙戦最終日となる23日は、防衛省で開かれる自衛隊殉職隊員追悼式に出席する。
首相は22日夜、首相官邸で記者団に「わたし自身のことは幹事長に判断を任せている」と語ったが、首相周辺は「調査では、かなり劣勢。入って負けたら、菅首相の責任論がさらに高まるから、難しいよね」と本音を漏らしていた。
2010.10.23
異例の展開…小沢裁判、ベテラン弁護士バトルに!
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20101023/dms1010231355000-n1.htm
民主党の小沢一郎元代表(68)の政治資金規正法違反事件で、強制起訴の検察官役として大室俊三氏(61)ら3弁護士が選任された。奇しくも大室氏は過去に政界絡みの大事件で弁護人を務めた刑事裁判のスペシャリスト。一方、小沢氏は“辣腕”の弘中惇一郎氏(65)を弁護人に起用する。ベテラン弁護士同士が、法廷で激突するという異例の展開だ。
指定弁護士で中心的役割を担う大室氏は旧平和相互銀行事件で上告審まで被告側の弁護を担当し、リクルート事件でも江副浩正氏=有罪確定=の弁護団に参加。1998年に経営破綻した旧日本債券信用銀行(現あおぞら銀行)の粉飾決算事件でも旧経営陣の弁護を担当するなど、特捜部が手がけた事件を、対峙する“被告側”の立場から長らく見てきた。
今回は逆に検察官役として、特捜部が起訴できなかった小沢氏の事件に携わるが、「証拠に基づいて法を適用する作業に変わりはない。(検察官役に)違和感はない」と話す。
同じく指定弁護士となった村本道夫氏(56)は政治資金規正法について造詣が深く、日本弁護士連合会の機関誌に「選挙運動の自由化と政治資金のあり方」という論文を寄稿したこともある。
指定弁護士に対し、小沢氏は主任弁護人として弘中氏を起用する予定。大室氏は「非常に有能ということで、かねてから尊敬している」と評価する。指定弁護士は今後、小沢氏起訴に向けた作業に着手する。「強制起訴は早ければ年内」とみる法曹関係者もいるが、「弁護士対決」となる初公判の日程はまだ見通しが立っていない。
2010.10.23
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20101023/dms1010231356001-n1.htm
強制起訴される民主党の小沢一郎元代表(68)が、野党が求めている国会での証人喚問や衆院政治倫理審査会への出席について、周囲に難色を示していることが分かった。片や菅直人首相(64)は、民主党候補の劣勢が伝えられる衆院北海道5区補選(24日投開票)の応援に入らないことが決定。どちらも“逃げ足”は一流だ。
民主党関係者によると、小沢氏は周辺に「政倫審に出て意味があるならいくらでも出るが…。国会で説明することで一つの区切りになるのか」と話し、政倫審への出席に難色を示したという。
小沢氏は「国会の決定には従う」としていたが、小沢氏に近い中堅議員は「政倫審に出たら出たで、野党側はこの次は証人喚問を求めてくる」と、小沢氏が慎重な理由を明かした。
岡田克也幹事長ら党執行部は2010年度補正予算案を国会に提出する29日までには、小沢氏から国会出席の確約を取り付けたい考え。野党が「小沢氏国会招致」を補正予算審議を有利に進めるためのカードとして使う可能性が高いためだ。
反小沢の若手議員は「政倫審でも説明がつかないから出ないのだろう。『正々と応じる』と言っていたが、行政訴訟など一連の小沢氏側の対応を見ていると、『正々堂々』ではないな。これ以上党に迷惑をかけないように、小沢氏は早く自ら離党すべきだ」と主張する。
しかし、執行部は21日夜、首相公邸に集まり菅首相とともに対応を協議したが、方針はまとまらなかった。「近く小沢氏と会って話をしたい」と周辺に語り、仲介役を買って出ようとしている鳩山由紀夫前首相は22日夕、5日間の日程でベトナムに旅立ってしまった。さらに、自らの資金管理団体の偽装献金事件が再燃しているため、「期待薄」との声も。政権の“小沢リスク”は依然、高いままだ。
一方の菅首相は、北海道5区補選で選挙区入りせず。選挙戦最終日となる23日は、防衛省で開かれる自衛隊殉職隊員追悼式に出席する。
首相は22日夜、首相官邸で記者団に「わたし自身のことは幹事長に判断を任せている」と語ったが、首相周辺は「調査では、かなり劣勢。入って負けたら、菅首相の責任論がさらに高まるから、難しいよね」と本音を漏らしていた。
2010.10.23
異例の展開…小沢裁判、ベテラン弁護士バトルに!
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20101023/dms1010231355000-n1.htm
民主党の小沢一郎元代表(68)の政治資金規正法違反事件で、強制起訴の検察官役として大室俊三氏(61)ら3弁護士が選任された。奇しくも大室氏は過去に政界絡みの大事件で弁護人を務めた刑事裁判のスペシャリスト。一方、小沢氏は“辣腕”の弘中惇一郎氏(65)を弁護人に起用する。ベテラン弁護士同士が、法廷で激突するという異例の展開だ。
指定弁護士で中心的役割を担う大室氏は旧平和相互銀行事件で上告審まで被告側の弁護を担当し、リクルート事件でも江副浩正氏=有罪確定=の弁護団に参加。1998年に経営破綻した旧日本債券信用銀行(現あおぞら銀行)の粉飾決算事件でも旧経営陣の弁護を担当するなど、特捜部が手がけた事件を、対峙する“被告側”の立場から長らく見てきた。
今回は逆に検察官役として、特捜部が起訴できなかった小沢氏の事件に携わるが、「証拠に基づいて法を適用する作業に変わりはない。(検察官役に)違和感はない」と話す。
同じく指定弁護士となった村本道夫氏(56)は政治資金規正法について造詣が深く、日本弁護士連合会の機関誌に「選挙運動の自由化と政治資金のあり方」という論文を寄稿したこともある。
指定弁護士に対し、小沢氏は主任弁護人として弘中氏を起用する予定。大室氏は「非常に有能ということで、かねてから尊敬している」と評価する。指定弁護士は今後、小沢氏起訴に向けた作業に着手する。「強制起訴は早ければ年内」とみる法曹関係者もいるが、「弁護士対決」となる初公判の日程はまだ見通しが立っていない。
2010.10.23