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元単身親父の道東徒然草 余話

北海道を走り回った2年間とその後

群馬県太田市の銭湯 高砂湯

2014年05月18日 | 銭湯巡り

出張で訪れた群馬県太田市。

駅前の恐ろしく幅広なメインストリートの怪しげな雰囲気以外に取り立てて見るものもなく、市内に唯一残っているらしい銭湯「高砂湯」に行ってみました。

周辺は、住居表示「本町」となっていることから分かるように、市内でも中心街のはずですが、空き地や無人となった家屋、商店跡ばかりです。おそらく駅前の再開発・区画整理事業の影響も大きいのではないかと思われます。

その為、夜は駅近くとは思えぬほど、暗く静まり返っており、予め確認しておかなければ、見つけるのも容易ではないかもしれません。

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ご覧のとおり、銭湯の風情があまり感じられない外観で、しかも、玄関が、一見トイレかと思うような味気無さ、なかなか笑えます。

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訪れたのは、夜9時。下駄箱がレトロです。中には、先客が5人ほどいました。

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年代物の広告が目を引きます。「電球はナショナル」

湯船の湯温は高すぎて、一瞬で飛び出してしまいました。何であんなに熱くするのかなあ。燃料代も馬鹿にならないと思いますが。


淡島湯温泉

2013年12月14日 | 銭湯巡り

柴又帝釈天詣りの後、立ち寄ったのが「淡島湯温泉」。

井の頭線の池ノ上で下車し、10分ほど代沢の高級住宅地を歩き、バス通りを越すと、見つかった。

かつては「第二淡島湯」という名前だったらしい。

ここは、ボーリングで掘り当てた天然温泉が売りの銭湯。

湯は茶褐色。色の濃さだけで言えば、蒲田の温泉や成城の湯の方が濃いが、温泉の雰囲気は充分感じられるというものである。

湯温は3種類あるようだが、自分には一番ぬるい(42度ぐらいか?)湯船が一番合っており、気持ちの良い湯浴みとなった。

入浴後、一休み出来る場所が狭いのが難点かな。

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東京で最も古い銭湯 あけぼの湯

2013年12月08日 | 銭湯巡り

深川七福神巡りの後、足を伸ばして都営新宿線船堀駅近くにある銭湯「あけぼの湯」に行った。

ここは、江戸時代・安永年間に創業したという、都内で最も古い銭湯らしく、現在の経営者は19代目というから凄い。

もっとも外観は普通で、鉄筋コンクリート造り。銭湯の上はマンションになっているのか、露天風呂もあるが、その上はベランダになっていて、湯船から見上げると物干し竿や洗濯バサミが見えるのが何とも妙である。

ここは、天然温泉というのも売りの一つらしい。加熱、循環ろ過はしているが、都内ではやむを得ないというもの。

土曜日の夕方ということもあり、たいそう混んでいた。これぐらい客が入っていれば、経営も大丈夫だろうなと思う。

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世田谷区の銭湯 「北沢湯」

2013年08月13日 | 銭湯巡り

久し振りの投稿です。

このところ遠出をする代わりに、近くの銭湯巡りをしています。やや年寄りじみた遊びですが、夏の暑い時期でも大きな風呂に入るのは文句なしに楽しいものです。コストも450円ですから安上がりです。

この日曜日に入ったのは、上北沢駅近くの「北沢湯」です。

建物は「宮造り」っぽい構えで重厚感があります。宮造りの銭湯は関東大震災以降、東京で多く見られるようになったそうです。ここも、その線を狙ったのでしょう。

浴場内の壁画は、世界遺産・富士。これは、豪徳寺や千歳烏山の銭湯と全く同じであり、同じ絵師が描いたものと思われます。都内に先頭の絵師は二人しかいない、と新聞記事で読んだことがありますので、そのうちの一人なのでしょう。銭湯が減りつつある中、仕事を確保し、後継者を育てて行くのは大変でしょうね。銭湯は立派な日本文化ですのにね。

入浴後は、フルーツ牛乳をごくり。先頭に来ると何故かこれを飲みたくなります。小さい頃の」思い出がそうさせるのでしょうね。不思議なものです。

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おじ散歩 大田区の温泉銭湯巡り

2013年02月10日 | 銭湯巡り

おかげさまで、述べアクセス件数が2万件になりました。ありがとうございます。

今日、免許の更新ついでに、前から気になっていた大田区の温泉銭湯巡りと洒落込み、その帰りに洗足池に立ち寄りました。洗足池の辺には勝海舟の墓があり、また勝が中心になって立てた西郷隆盛を追悼する碑があると本で知ったから。

免許試験場での手続きが終わり、鮫洲駅に戻って何気なく観光案内板を見ると、興味ある名前が目に飛び込んできました。

どうやら「山内容堂」の墓が近くにあるらしい。ちょうど、アーネスト・サトウの「一外交官の見た明治維新」を読んでいるところで、サトウとハリー・パークスらが既に隠居していた容堂に会う場面が出てきたばかりだったので、「何というタイミング、これは行かずばなるまい」などと勝手に運命づけました。駅の下を通り抜け第一京浜を渡ると公園があり、その脇、学校のすぐそばに、墓はありました。ただし、それほど注目されるような名所でもないせいか、最低限の管理がされている程度、といった感じでやや拍子抜け。

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ワンカップの日本酒が2本添えられています。さすが、酒豪で鳴らし、自らを「鯨海酔侯」と名乗った人の墓だけあります。あの世でも飲んでくれ、ということなのでしょう。

鮫洲駅に戻り、旧東海道を歩いて、立会川駅の近くにある「坂本龍馬像」を見に行くことにしました。

旧東海道、と言っても、すぐにそれと分かるような町並みではないのはちょっと残念です。

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しばらく歩くと、「白玉稲荷神社 此の奥右です」と書いてある看板を見かけました。細い路地しかなく、およそ神社などありそうもないが、入って見ます。住居の軒先を数十m歩くと、小さな神社があり、今日はお祭りらしく、近所の住民が準備をしていました。こんなところは情緒があって良いものです。

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立会川駅に着きました。商店街の一角に龍馬像が立っています。龍馬が(小)千葉道場にいた頃にペリーが来航し、彼も品川近辺での警備に臨時召集されたことから、龍馬を観光資源として使い始めたらしいです。商店街の垂れ幕には「ようこそ龍馬のまちへ」などと書いてあり、一所懸命PRしている様子です。龍馬頼みは分からないではないし、例えば「蝦夷地開拓を計画した」という理由だけで記念館を作った函館に比べれば、まだ良しとすべきでしょうか。

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ここから京急で六郷土手駅に向かい、「六郷温泉」から大田区の温泉銭湯巡りを開始。大田区には、「黒湯」で知られる温泉銭湯が数多くあると聞いていました。

六郷温泉の煙突です。煙突の「一日御静養」という謳い文句が面白い。歴史を感じさせます。受付は普通の銭湯そのもの。厚化粧した皺だらけのおばあちゃんがいて、馴染み客と談笑していました。

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湯は概ね期待通り。一部の浴槽ではありますが、湯の色はかなりの黒さ。道東のモール温泉のような「褐色」とは異なる色でした。温泉分析書には「ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉」と表記されていました。まあ、加熱、循環なのは致し方ないですね。

次に向かったのが、ここから歩いて20分ほどの「照の湯」。ここは再築したようで、浴室は新しく銭湯らしい情緒はあまり感じられません。黒湯は小さな屋根付きの露天風呂で楽しみます。日差しがほとんど入らず暗いためか、この湯はほとんど真っ黒(に見えます)。湯の黒さ度合いは、六郷温泉よりも上かもしません。風呂は露天風呂のように外気温が低いほうがゆっくり入れます。そう言う意味では、なかなか良い銭湯でした。

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この後バスで蒲田駅に向かい、池上線に乗り、池上駅で下車して向かったのが「久松温泉」。外観は銭湯には見えません。事務所ビルのようです。ここの黒湯も、かなり濃い色をしていましたが、何分湯温が高すぎて、まともに入れませんでした。浴室を覗いただけに等しいかな。

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風呂も3軒も入ると疲れます。これにて、今回の大田区温泉銭湯巡りは終了。銭湯ですから、料金はどこも450円ですので、安い。何とも大田区の人が羨ましい限りです。大田区内には銭湯がまだまだたくさんあるようです。また来ましょう。