戸建て塗り替え・塗装・防水のサイト
「色彩人工房」は、神奈川県・横浜市・鎌倉市・湘南地域で、戸建て住宅の塗り替え・塗装・防水を施工する、一流の塗装店・株式会社ミスノの社員(色彩人)吉成健一が主宰するWEBサイトです。
きょうの横浜・鎌倉は快晴です。
さて、きょうは中小規模のビルの改修工事の見積時における【1.事前調査】についてです。
改修内容は外壁の補修・塗装工事、防水工事など外装の改修とします。
【1.事前調査】
(1)改修履歴・漏水履歴
昨日の事前準備の項で、書き忘れましたが、対象物件の改修履歴が分かっているといいです。
新築時の図面と変わっている(増改築した)こととか、防水・塗装の改修履歴です。
特に、防水工事がいつ、どのような工法で施工されたかなどの情報は重要です。
また、漏水があるかないか、その対応の履歴も事後のクレームにならないためにも重要な事項です。
(2)周辺の状況
中小規模のビルの周辺の状況をチェックします。
人通りや車の通行量、隣地との境界などを実際に確認します。これは仮設計画や搬入・搬出計画を立てるのに重要です。
交通整理員の配置など見積金額に反映されます。
(3)図面チェック
図面と現況があっているかどうかの確認をします。
図面上には記載されていない付帯物があったっりします。特に防水に絡むところは、付帯物の固定方法をきちんと確認しておく必要があります。
外壁の構造は仮設計画にあたって、壁ツナギの取り方に影響しますので、矩計図などで確認したうえで、実物の確認をします。
図面がない場合は、採寸します。最近はデジカメでの写真を有効に使って、図面の代わりとすることもあります。
(4)下地状況
外壁の種類を確認します。RC構造が多いとは思いますが、軽量鉄骨でALC構造のものもあります。
特にタイル貼りでALC構造の場合は、概観からは分からないことが多いので、図面で確認が必要です。
外壁状況では目地シーリングの劣化状況・外壁塗膜の劣化状況・外壁タイルの汚れ具合もチェックします。
屋上防水の確認事項は、現在、漏水しているかどうかを確認しながら、調査をすすめます。
露出防水の場合は、既存の防水の種類を特定して、それに見合う防水改修の方法を選定します。
非露出の場合は、(押えモルタルの場合は)押えモルタルを撤去しない方法としては、目地棒の撤去と処置をして、防水層の形成をします。
押えモルタルを撤去する場合は産廃処分、押えモルタル復旧の問題が発生しますので、金額的に工期的に、撤去しない場合に比べて不利です。
人工芝などが張ってある場合は撤去が必要となります。
また、手摺やエアコン室外機などの設置状況の確認が必要です。
下地状況を確認後、劣化がかなり進んでいると見られる場合、塗膜の付着力テストなどの2次調査が必要な場合があります。
ー家は財産です。塗装リフレッシュで新築気分!ー
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