
さて、諸々のネット環境におけるコミュニケーションが絶たれてしまうと、大変な情報難民になってしまうんだな、ということを思い知る帰省になりました。簡単にネットフリーの環境があるんじゃないかと期待してみましたが、全然ない・・・。一番の懸案は宿泊のご予約をお受けすること。そしてこのブログの更新や、ちょっとした交通機関のダイヤの確認、あるいは知人・友人とのメールのやり取りなど、いかに自分がネットに大きく依存していたのかと、びっくりしました。

といつもながらに長い長い前置きをしつつ、北海道美瑛町から愛知県へ戻る道中と、ネット依存に関してまたまた自分自身のメモ的な記事を残しておこうと思います。
実家である愛知県岡崎市に向かったのは、11月26日でした。おなじみの旭川空港に行ってみると、あらためてコンパクトで使い勝手の良い空港が快適です。そろそろ大きなクリスマス・ツリーに会いたかったけれども、まだ飾られていませんでしたね。

名古屋(中部国際空港)への搭乗は、この日は6割くらいの満席率かな、まぁ窮屈せずに快適な空の旅でした。離陸後、水平飛行に移ってしばらくすると、海岸線。どうやら函館山のようです。少し右上の畑(田んぼかもしれません?)は真っ白で、美瑛も旭川も雪に覆われたこの時期、函館も真っ白でした。
さらに飛行機は中部国際空港に向けて南下、北アルプスの急峻な連山を見下ろしながら本州を縦断して行きます。眼下には白馬の山々と、白い帯が何本も伸びる八方尾根スキー場です。何度も出かけたゲレンデと、そのすぐそばに(写真では左下に)青木湖と木崎湖(その真ん中に小さな小さな中綱湖)が見えます。

その後しばらくすると飛行機はエンジンの出力を落として下降し始め、少しずつ地上の様子が見えてきます。山が切れるあたりは豊田市かな、そして続く街並みは僕の故郷の岡崎市です。懐かしい母校の校庭もわかりました。蒲郡市から海に出て、いくつもの三河湾の島を見ながら大きく旋回して空港に近づきます。久しぶりに見る海と、緑の地表が何だか新鮮でファインダーを見ながら・・・思い出しました。あ、これって普通なんだよなぁー。まだ11月の下旬、仙台以南(以西)は、雪景色なんかないんだし、これが普通だったんだ。僕自身、ずっと40年余りもこうして晩秋の季節を過ごしていたのでした。
考えてみたら、北海道の雪景色が、やっぱり僕にとっては普通じゃない(ちょっとおかしな表現ですが)。4年と半年暮らしているうちに、海の風景や雪のない晩秋にちょっぴり感動してしまったけれども、やっぱり僕は美瑛の風景や美瑛の日常をこのブログを通してお知らせできたら、きっといいんだろうなぁ。そう愛知県に残っているかもしれない僕の抜け殻がつぶやいた気がしました。
美瑛を離れてみると、はじめて解ることや感じること、いろいろありますね。