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美瑛の「四季」

北海道フードマイスターの宿主が綴る「今日もない物ねだり」

北から南へ

2011-11-30 14:25:49 | インポート
久しぶりに、故郷の愛知県に10日間お休みをいただいて来ています。こちらに到着してちょっと慌ててしまったのは、実家のネット環境がすべて解約されていてネット難民になってしまっていたこと・・・。あー、もう!!!

さて、諸々のネット環境におけるコミュニケーションが絶たれてしまうと、大変な情報難民になってしまうんだな、ということを思い知る帰省になりました。簡単にネットフリーの環境があるんじゃないかと期待してみましたが、全然ない・・・。一番の懸案は宿泊のご予約をお受けすること。そしてこのブログの更新や、ちょっとした交通機関のダイヤの確認、あるいは知人・友人とのメールのやり取りなど、いかに自分がネットに大きく依存していたのかと、びっくりしました。
ちょうど1か月前に訳あってでかけることになったカナダでだって、ネットはある程度自由に使えたので、まさか愛知県でこんなことになるとは思いもよりませんでした。

といつもながらに長い長い前置きをしつつ、北海道美瑛町から愛知県へ戻る道中と、ネット依存に関してまたまた自分自身のメモ的な記事を残しておこうと思います。

実家である愛知県岡崎市に向かったのは、11月26日でした。おなじみの旭川空港に行ってみると、あらためてコンパクトで使い勝手の良い空港が快適です。そろそろ大きなクリスマス・ツリーに会いたかったけれども、まだ飾られていませんでしたね。
いつも面倒だな・・・と思う持ち物チェックでパソコンを手荷物から引っ張り出して待合室に向かいました(ノート・パソコンを荷物の梱包を解いて出す、ってのは本当に面倒くさいですよね!)。初めて見る「免税店」に少々びっくり(以前にもあったのかな?)。閉まっていたけれども、旭川空港にも少し国際線が乗り入れていますもんね。

名古屋(中部国際空港)への搭乗は、この日は6割くらいの満席率かな、まぁ窮屈せずに快適な空の旅でした。離陸後、水平飛行に移ってしばらくすると、海岸線。どうやら函館山のようです。少し右上の畑(田んぼかもしれません?)は真っ白で、美瑛も旭川も雪に覆われたこの時期、函館も真っ白でした。
さらに飛行機は中部国際空港に向けて南下、北アルプスの急峻な連山を見下ろしながら本州を縦断して行きます。眼下には白馬の山々と、白い帯が何本も伸びる八方尾根スキー場です。何度も出かけたゲレンデと、そのすぐそばに(写真では左下に)青木湖と木崎湖(その真ん中に小さな小さな中綱湖)が見えます。
あまりに景色に見とれていたからでしょう、CAのお姉様が「反対側に富士山が見えますよ。どうぞ。斜め前の列でしたらご自由にご覧いただけます」と教えてくださったので、お言葉に甘えて富士山もパチリ。正真正銘の御のぼりさんと化してしまいました。
その後しばらくすると飛行機はエンジンの出力を落として下降し始め、少しずつ地上の様子が見えてきます。山が切れるあたりは豊田市かな、そして続く街並みは僕の故郷の岡崎市です。懐かしい母校の校庭もわかりました。蒲郡市から海に出て、いくつもの三河湾の島を見ながら大きく旋回して空港に近づきます。久しぶりに見る海と、緑の地表が何だか新鮮でファインダーを見ながら・・・思い出しました。あ、これって普通なんだよなぁー。まだ11月の下旬、仙台以南(以西)は、雪景色なんかないんだし、これが普通だったんだ。僕自身、ずっと40年余りもこうして晩秋の季節を過ごしていたのでした。

考えてみたら、北海道の雪景色が、やっぱり僕にとっては普通じゃない(ちょっとおかしな表現ですが)。4年と半年暮らしているうちに、海の風景や雪のない晩秋にちょっぴり感動してしまったけれども、やっぱり僕は美瑛の風景や美瑛の日常をこのブログを通してお知らせできたら、きっといいんだろうなぁ。そう愛知県に残っているかもしれない僕の抜け殻がつぶやいた気がしました。
美瑛を離れてみると、はじめて解ることや感じること、いろいろありますね。

PicasaかFlickrか・・・、それとも?

2011-10-21 19:07:43 | インポート
オンライン・アルバムなるものに、興味がわいております・・・。

HDDをどんどん買い足して、もしものために2重で保存して(またはRAID組んで)・・・。いい加減キリがありません。おまけにまだPCって発展途上の部分があって(ないとメーカーサイドは困るでしょうし)、内臓HDDもIDE接続からSATAに変わり、外付けは基本USB全盛ですがこれがこの先どうなるかはわかりません。
クラウド・コンピューティングなる言葉が聞かれて2年くらいでしょうか(もっとですか?)、データは(特に画像データは)Web上に保管しましょうというのはアリではないかと考えるようになりました。Web上なら「もしも」がないかと言えば、もちろんリスクはあるんでしょう・・・。でも、個人でHDDの管理やバックアップに地道を上げるのって、限界が見えています。それよりは、最新の管理技術を投入して運営されるWeb上のデータ保管庫は、一考の余地ありどころか、積極的に取り上げても良さそうな気がしますが、皆さんどう思いますか?

それでタイトルのPicasaかFlickrなどのオンライン・アルバム(画像保管庫)について、ちょっと食指が動いています。大雑把には
Picasa:Googleが開発、無料は1GB・・・。
Flickr:Yahoo傘下、月間100MBまでアップ可能、容量は無制限だが200枚超は非表示・・・。
かな。Web上の雄2社だから、それぞれに使い勝手は良さそうなので、後は「好き・嫌い」ってことになりそうです。皆さんは溢れんばかりに撮りためたデジタル写真のデータをどうやって保管・管理されていますか?実はこれらのオンライン・アルバムを使うためには最低限の英語を理解しなくてはなりません(ここで、多少出鼻くじかれる)。それが嫌なら日本のオンライン・アルバムもありますが、ま、基本的な英語くらい何とか調べてでも出来るようにしておいた方がいいよね?

そんなわけで昨日に続いて今日も快晴の美瑛は、素晴らしい秋景色があちこちで溢れていました。2日間で200枚以上のショットを撮り(駄作がほとんどです)、選別も面倒なのでいったんHDDに(いや、ウチの場合あまりでかいとは言えないSSDに落とします。加工するにも早いですし)。Rawで撮って、じゃんじゃんSSDに放り込むのって、絶対間違ってますよね。

びえいちょこっと旅プレゼント

2011-05-30 05:22:39 | インポート
やっと企画案が出来上がり、僕が事務局なる立場に追い込まれてしまいました(頼りなさそー!)。

で、久しぶりにデスクワークが続いて、ちょっと息切れしそうかも・・・。
この場で詳細お知らせする余裕もなく、協力してくださる方が作ってくれた下記のブログやサイトを見てください。なお、ひとつ前の記事のURLもこちらに統合しましたので、よろしくお願いします。
びえいちょこっと旅のサイト↓
http://bieinakama7.web.fc2.com/
ブログは↓
http://bieinakama7.blog31.fc2.com/

新年あけましておめでとうございます。

2011-01-01 11:25:02 | インポート
1年の計は元旦にあり!
というのはわからないでもない気がします。でも、2011年のスタートの日も、ここ美瑛ではゆっくり時間が流れています。氷点下10℃の朝は、張り詰めた空気が凛と澄んでいて綺麗。

今年はどんな年にしようかな・・・。やりたいことがいっぱいあるので、少し整理しなくちゃ。そうそう「変わらないいいところ」も大切にしていきたい。昨年あちこちに(と言いましても、少ない遠出ではありましたが)出かけてみて、美瑛に戻ったときに感じられるこの地の素敵なところ・・・。それをお客様に押し付ける1年にしたいなー。それって今までもそうだったような気がしますが、もうちょっと洗練させて行けたらいいですね。がんばります!

こちらのブログも、まもなく1年。この場当たり的な何でもないブログに、たくさんの方に見に来ていただいて、ありがとうございました。引き続き場当たり度に磨きがかかりそうですが、今年もどうぞよろしくお願いします。2011年も、皆様にとって良き年でありますように祈ります。

イメージでものごとを進める・決めるのには、危険性もあります。

2010-10-18 22:01:20 | インポート
中国で、反日感情の高まりから、地方都市を中心にデモ活動(暴徒化)しているニュースが、報道されています。こういった報道を受けて、今度は日本で反中感情が高まり、日本でもいろいろな集会や決起総会まで行われている模様です。こんなことを私のブログに記載するのは思い上がりもいいところなのですが、私ももちろんですが、本当の中国のお国事情を知らないままに、「だいたい中国は・・・」という切り口で話を始めてしまうのはとても危険だな、と思わずにはいられません。
にゃんごろはサラリーマン当事、数回中国へ出張しました。最初に中国に行って意外だったのは、思いのほか普通の市民の対日感情は悪くなかったんです。だいたい世界でも5指に入るくらいに「好きな国、憧れる国」だったような印象です(あくまでも、にゃんごろの印象ね。20人以上の人に聞きました。僕が日本人だったから少しはお世辞もあったかも)。今、若者が大々的にデモ活動を展開していますが、その影に親日の中国人もたくさん隠れているのは事実だと思うんです。中国のことを何も知らず、どうしてあんな不合理なことをして来るんだろう?と素朴な疑問は後を断ちませんが、それには理由がありますよ、ということも事実だと思います。

私はよく、だいたいトヨタ車は、とかベンツは、とかの切り口で好きなクルマのことを語ることがあります。でも、実際にベンツを運転したことなんて、一度だってありません。にもかかわらず、ベンツは良くないよな!なーんて結論付けていることがあったような気がします。クルマのお話ならば、まだ「わかってないヤツ」とベンツオーナーからにらまれる程度ですが、いざお国対お国のことになると、ことはもっと深刻ですよね。自国のノーベル賞受賞さえ国民全体で喜びを分かち合えない状況なのですから、中国のことを知ることは私たち日本人にとって、とても難しいように思います。「難しい」という前提で、こうしてみよう、ああしてみよう・・・といろいろな考え方が出てきたらいいな、と思っていたら、ぎがをさんの“資源を分かち合うことはできないのかね?”を見つけて、ちょっとほっとしました。

【朝日COM 2010/10/16の記事より】
 反日デモは政府に踊らされたマスゲーム――。尖閣諸島沖の衝突事件で日中の緊張が高まった先月、中国の若手人気作家、韓寒さん(28)が自身のブロ グで発表した文章で、民族主義的な反日の動きを冷ややかに切り捨てた。当局によってすぐに削除されたが賛否両論を呼び、多様化する市民の声を映しだした。

 「内政の問題ではデモのできない民族が、外国に抗議するデモをしても意味はない。単なるマスゲームだ」。文章を発表したのは、中国各地で反日デモの呼びかけが広がった9月17日。ネットなどで燃え上がった反日世論とは一線を画す立場を鮮明にした。

 主張を貫くのは、中国国内に多くの矛盾を抱える中、政府が外国と対立するたびに庶民が「愛国」を叫ぶことへの疑問と、政治には踊らされないという冷めた視線だ。

 政府の土地開発で立ち退きを迫られて抗議の自殺をした庶民や、当局に拘束された作家の名前を挙げ、「もし唐福珍や謝朝平のためのデモをすることができるなら、釣魚島や(妨害された北京)五輪聖火リレーのために自分もデモに参加しよう」とした。

 土地の私有が認められていない中国の国情を踏まえ、こう問いかけてもいる。「土地を持たないものが他人のために土地を争い、尊厳の与えられていないものが他人の尊厳を守ろうとする。そんな安っぽい人間でいいのか」

 文章はその日のうちに削除されたが、ネット上で広がり議論を呼んだ。「失望した」「かっこつけの政府批判」との批判と同じくらい、「よくぞ言った」「自分の気持ちをこれほど明快に表現した文章はない」といった支持が集まったという。

 韓さんを知る上海の編集者、秦俟全氏は「文章は政府や極端に民族主義的なグループと一線を画す、少なくない中国の声を反映した。中国社会が変化のただ中にあり、民間にも多様な声があることの表れだ」と話している。

 韓さんは若者からカリスマ的な支持を集め、ブログの閲覧数は4億回を超える。米タイム誌で今年、「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた。(林望)