♪ジッコ・ワールドの住人たち♪ 某漫画家のあれこれ

某漫画家の日常の一コマ☆プライベート☆旅日記☆が主の備忘録☆

パリ旅行その8 オルセー&オランジュリー美術館

2018-10-03 | 旅行&リゾート
また目をつけられてしまった…。
よっぽどカモに見えたんだろうか?
先日は若い女の3人組だったが、
今度は6人!の若い男どもに!



オルセーに向かう途中、セーヌ川にかかる橋の上で、
朝の空気感を帯びた景色に見とれて、思わず数枚
写真を撮ってたら、



いつの間にか、若い男たちが私たちの周りをうろうろしだした。
地図をぶらぶらかざしながら。(マニュアルどおりで笑えた)



これ、スリです。
観光客に道を訊くフリをする。(観光客に道訊いてどうすんだよ!と思うが)
あるいはどこ行くの?案内してあげるよ。の手口。



話しかけられて、言葉がわからなくてどぎまぎしてるうちに
他の仲間がぶつかってきます。
うろたえてるうちに奴らは仕事します。




たとえ若くていい男が近づいてきても、
それ、ナンパじゃないから。(わかってるって)



ええ、それなりに学習も警戒もしてたんですよ。
街中でおおっぴらに地図見たり、写真撮るのに夢中になってたりーの、
観光客然の行動は控えなくちゃ!とか。



でも気がつくと、囲まれてた。
私のほうに3人。
観光用の地図(紙切れ)をぶんぶん振りまわしながら、
私の顔に近づけて来る。



まとわりついて離れない。ハエのような奴らだ。
ただ紙切れを振っているだけ。
道を訊くフリぐらいしろよ。演技力のない奴らだ。



何度も「ノン!」と叫ぶ!
持ってた日傘を振り回す。



しばらくするとあきらめたらしく、離れていった。



ああ、よかった!



と、バクバクする心臓を押さえながら、
後ろを振り向くと、
わたしを囲んでいた3人が、S嬢のほうに行ったらしく、



S嬢が6人の男たちに囲まれている!
身体に触れんばかりの距離で、バカのひとつ覚えのように、
紙切れを振り回している。
S嬢はひきつったまま無言で早足で振りきろうとしてるが…。



私が近づいて、大声で、
 「ノン!!」 と数回叫ぶ。
日傘を振り回す!



だんだん周りにいた人たちが気がついて
注目しだしたので、
男たちは少しずつ離れていった。



よく見ると、まだ10代?
何でもできて、まだまだ輝く未来を夢見れる年頃なのに、
こんなことに人生費やすなんてもったいなさすぎだぞ!




若い男たち(6人)を振り切って、
オルセーの前まで来ると、
今度は2人の女が、
「アンケートを」と擦り寄ってくる。
これも典型的なスリの手口です。
怖い目にあったばかりなので、
「ノン!!」とものすごい形相でにらむと、すぐ引き下がった。





☆オルセー美術館




『宝石の磨き方』vol.3 で








マリエがこんなこと言ってたので(笑)


気分はマリエでお上品に鑑賞することに。





ここは駅舎を改装した美術館ですのよ。


1

オルセー名物の大時計の裏側ざんす。(マリエじゃないって…)




正面にはルーヴル美術館とチュイルリー公園










再びマリエ気分が盛り上がる。



気分だけだけど。





落ち着いて静かに鑑賞できました。
ワンさワンさの団体客はほとんどルーブルを目指すので。
(トイレもまあまあきれいでした…)






名作がずらりと並ぶ圧巻の美術館。










教科書や歴史の本に出てくる作品がこれでもかこれでもか!!!
ってぐらい次から次へ!





ちょっと休憩して、テラスからの眺望。
パリ市内がいっきに見渡せます。







とても心地よい美術館でした。一番好きかも。

コレクションされている絵画が、わかりやすいし、親しみがもてるものばかり。

(前原は宗教的な主題の絵画は苦手なので…)






マダムなあなたへ。目の保養にどうぞ。



ムッシュ なあなたにはこれを。(サービス満点の前原)


芸術かどうかの境目は、一糸まとわぬ姿でも卑猥ではない!ことですね。
ただただ美しい!のみです。






今回一番のお気に入りとなった作品。

可愛いと言うより美しすぎる少女。





引きずりこまれるような完璧な美!です。



名作の数々に酔いしれたまま、次へ。
すごいなあパリ。徒歩圏内に美術館がいっぱいです。




「愛の南京錠」で有名な ポンデザール橋




セーヌ川からの風景がこれまた ため息が出るくらい綺麗です。



☆オランジュリー美術館
こちらもすばらしすぎる作品がいっぱいです。






マリエ気分再び。気分だけ。


オルセーにあったものとほぼ同じ構図の作品。
一瞬、画像取り違えたかとあせりました。


やはりマリエを思い出す。
きっとここもマリエは訪れたはずと。(いや実在してないし…)




オランジュリー美術館の2部屋を占める「睡蓮」の大壁画



作品と観客との間に仕切りやガラスなどを設置しない__などモネ自身によって厳しい条件が付けられている



今回モネの庭を訪れたあとなので、感激もひとしおです。





美術館を後にして、パリの街をぶらぶら散策。



ヴァンドーム広場 に出ました。




リッツ パリの思い出が蘇る。
あの中に入ったんだわ!と。


数年前に大改修を終えたリッツの中を見たかったけど、
今回の旅は日程がハードで、疲れ過ぎてよれよれで、
ドアマンに微笑んで颯爽と中に入る気合はありませんでした。





代わりに 二ナス・パリでアフタヌーン・ティーを。


お店のオリジナル「マリーアントワネット ティー」と
「マリーアントワネット ケーキ」で気分はスッカリお姫様。(ほんとか?)




お土産に紅茶買いました。
ひと包みずつが個別に入っている小さな箱が可愛い。


マリー・アントワネットのスペル見たら、

フランス語で、 Marie-Antoinette

マリエ、恐るべし。(笑)



しつこく続く








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4 コメント

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素敵ですね (濱田かよ)
2018-10-12 10:33:13
フランス?海外のスリ問題昔から気を付けてって言われてるけど、やり方が凄く変わって来て怖いですね。
バックの紐切るなんて当たり前だったらしいから服の下に隠すなんて言われてても夏はどうするの?疑問でした。
子供達が囲んで来るのも怖いですね。

オルセーもオランジュリー美術館雰囲気がとても素敵ですね。
睡蓮の迫力凄いです。大原美術館と違って画家事に鑑賞出来るのは魅力ですね。
先生と一緒にマリエが傍で鑑賞しているように想えました。
次回楽しみに待ってます。
書き込みやはり苦手です謝ります。
ここで良かったのか不安ですが、読んで頂けたら嬉しいです😄
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コメありがとう! (☆かよさん☆(ジッコ))
2018-10-13 15:49:12
書き込み苦手?ですか? 楽しく読ませていただきましたよ。ありがとう。
私もこの日はなんだかとってもマリ絵を意識してました。不思議ですね。

海外に行くと、日本はほんとに平和でいい国だなあと思います。清潔だし。お財布や携帯落としても届けられてたりするのは日本だけですね。
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発売のお知らせ (『永遠の誘惑・8巻』について(ジッコ))
2018-10-13 16:02:49
お問い合わせをたくさんいただいてますが、
すみません、あと少しだけかかります。あと1週間ぐらい?
10月の20(土)~21日(日)ごろの配信を目指してます。
そのあとは最終巻の12巻まで毎月発売の予定です。
どうぞよろしくお願いします。
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ほんとーにいいなぁ (WASEARI)
2019-05-20 10:47:38
ヨーロッパ旅行うらやましすぎる…。一回でいいから行ってみたい!美術館も大好きだし、ベルサイユ宮殿も行ってみたいわ~!娘も比較芸術学科だったので、二人でよく美術館行きますが、キリスト教にも詳しいので娘が解説してくれます。
新婚旅行の時は、ヨーロッパかディズニーワールドどちらにするかで迷って、ニューヨークからのフロリダにしちゃったけど、今考えるとヨーロッパにすればよかった。USJもできたしね。ディズニーより本物にすればよかったと後悔…

ちなみにルノワールの「ピアノに寄る少女たち」は娘が小学校の時に模写したのが今も部屋に飾ってあります。(笑)
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