アメリカ大統領選挙に向けた討論会で、低調に終わったバイデン大統領に向けた世論調査(アメリカCBSテレビ)は、「出馬すべきでない」が72%だったと述べ、一方、トランプ氏は54%が「出馬すべきでない」だったと言います。
人生100年時代とは言いますが、両氏とも大統領という激務に、高齢から不安視されているようで、候補者交代論が強まる可能性があると報じていて、候補者にとっては風評被害?では・・・。世論を引っ張るのはマスコミであり、今後の動きが気がかりです。
今年の土曜期間は7月19日~8月6日で、土用 丑の日(うしのひ)は7月24日(水)と8月5日(月)の2回あり、この日にウナギを食べる習慣は、江戸時代、夏に売れないウナギを何とか売るために、平賀源内が「丑の日にはウナギを」の宣伝文句を考え出し、群集心理を利用して、ウナギ屋は大変繁盛したのが始まりとか・・・・・・・・。
日本でもバレンタインデーが定着し、菓子業界がお返しをする日を作って、ビスケットなど贈り物をするようになったのも、マスコミを通じて群集心理が働いて、多くの人に受け入れられるようになりました。
これらは、ポピュリズム(情緒や感情によって態度を決め、多くの人の指示を求めて、大衆の基盤に立つ運動)そのものであり、人々が示す特殊な心理状態、群集の心理を利用したやり方で、恐ろしいのは「戦争への道」に陥らない事です。
群集心理は厄介なもので、その場の「空気」だとも言います。状況によっては乗らなければ損したような心理状態となり、「空気」が読めず、その場にふさわしくない状況だと追い出されそうにもなります。
写真;シガ食堂 創業当時のお好み焼き 2016年6月5日撮影