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シア式ドロップス

方向性の無い超マイペースブログ。 缶ドロップみたいに色々なフレーバーをお楽しみくださいませ。

萌葱/梅鼠

2010-05-09 11:00:00 | 漫画閲覧室
須藤 真澄・著/萌葱/梅鼠 (エンターブレイン)

ますび先生自選短編集。
1985年の『電氣ブラン』から、2007年の『庭先案内2巻』までの短編を、
“むすめ”の話を集めた『萌葱(もえぎ)』。
“じじばば”の話を集めた『梅鼠(うめねず)』に分けておりますです。
(娘さんや、爺さん・婆さんはますび先生の漫画には欠かせない存在)

自選集となると、
初期の作品は載せたがらないパターンがありがちだったりしますが、
この本は初期のがけっこう載ってます。
しっかり吟味したんだなー

私が好きな作品もかなり載っております
作品については、次回から短編集お祭りを予定してるんで…。
(勝手にハードル作ってるな~

で、特記したいのは、
描き下ろしページの「こむすめアルバム」と「じじばばアルバム」。
好きなじじばばの方に御大(オシムさんね)が!!
あぁ~なんか納得しちゃうかも。
ますび先生、好きそうな人柄だもん

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キートン動物記

2010-05-02 11:00:00 | 漫画閲覧室
勝鹿 北星・原作
浦沢 直樹・作画/キートン動物記 (小学館)

MASTERキートンの番外編。
動物にまつわるショートショートを14編収録。

ネコなど家で飼える動物や、
キリンやゾウと動物園でお馴染みの動物。
そして、カラスやクラゲなどの嫌厭してしまう動物など、
1編4ページにまとめております

1編が4ページとは思えない充実した内容と、
登場人物の対話形式の動物蘊蓄満載コラムも収録。
ハードカバーで一見絵本風の装丁で、
子どもでも楽しめる感じではありますが、
元は青年漫画ですからねぇ…

動物園なんかに行く前に読んでおきたい1冊かと

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MASTERキートン

2010-04-25 11:00:00 | 漫画閲覧室
勝鹿 北星・作
浦沢 直樹・画/ MASTERキートン (小学館 絶版)

ちょっと長い休みになると、手にとって読んでしまう漫画

英国人と日本人のハーフである主人公・平賀=キートン・太一は、
元SAS(英国空挺部隊)のサバイバル教官の過去を持つ。
今は保険の調査員だが、いつかは考古学者!と思っている。

毎回、毎回危険な目にあってる主人公(苦笑)。
ダイ・ハードのブルース・ウィ○スより、
危険な目にあっているのに、キートンさんはひょうひょうしてるので、
あまりダイでハードな感を思わせない

主に欧州を舞台にしているのですが、
連載時はドイツが東西に分かれていた頃でした。
(連載の途中で、壁の崩壊で統一しました)
その頃の情勢などが描かれたりしているので、勉強になるかも?

あと、蘊蓄も多いですよね。
話の流れにそれとなく入り込んでいるんで、押しつけ感が無い


殆どが一話完結。しかも一話のページ数が30ページもない。
なのに読みごたえがかなりある。
いつ読んでも面白いな~。浦沢先生の漫画で一番好きかも

根強いファンが多い作品なのですが、単行本(全18巻)は絶版。
絶版の理由が…、…ざっくり言えば「大人の問題」ですか?(ざっくりしすぎー
まぁ、どんな理由があるにせよ、名作には変わりないですね

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いただきっ 春平!!

2010-04-18 11:00:00 | 漫画閲覧室
迎 夏生・著/いただきっ 春平!! (メディアワークス 全10巻※絶版)

世界征服を企てる悪の組織と、それを阻止しようとする主人公達が、
世界各地に眠る不思議な星の宝玉をめぐる、冒険活劇。


主人公は高校生のトレジャーハンター。
ブレザーの制服姿で世界を駆けめぐる。
トレジャーハンターという家系を除けば、至ってフツーな高校生。
少年漫画にありがちな熱さはそれほどなく、適度に力が抜けている。

仲間には天真爛漫なシャーマンと、真面目な導士。
対する組織の手下には、女王様タイプと単細胞。
冒険モノの王道なキャラ設定

ストーリーのテンポや転換も程良く、
某有名少年漫画誌の「友情・努力・勝利」というセオリーも、
それとなくふまえてるんですよね。
だから読みやすくって素直に面白いと思いますよ

絶版なのが実に惜しい。


地球を舞台に世界征服…とか、
この漫画の登場人物は語学が堪能なのか?とか、
突っ込みどころもあるけれど
結局は漫画と思ってしまえば、何でもアリかなぁって(え?)

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てぬのほそみち

2010-03-28 11:00:00 | 漫画閲覧室
須藤 真澄・著/てぬのほそみち (秋田書店 絶版)

手芸や工作、お菓子作り。
いかに「手抜き(てぬ)」をして作れるか?
楽して手作りしたくなる、DIY(Do It Yourself)エッセイコミック。


「デ○クロ(検索逃れ)」がこのブログの検索上位と知って、驚愕ガクガク
でも、「これやってみたい!」と思って調べてみるのは当然のコトだねー。


この漫画は、手抜きを追求した手作り実践本。
・どうやって、使う道具の数を減らすか?
・面倒な印つけや仕付けをどうするか?
などなど、面倒なことをいかに減らして作ってみるかを披露。

「計量カップで量るの面倒だから、まずは一口飲め」
っつうワイルドでアバウトな方法もある…

まー、まんま実践してみるというよりも、
きっかけや、応用に用いるエッセイ漫画ですね


雑誌連載では3ページという半端な枚数でしたが、
単行本では、応用方法などのおまけページを大量収録。

ますび先生としては珍しい、有名人の似顔絵を載せている。
ファンとしては貴重な1冊かと

蹴球風見鶏

2010-03-14 11:00:00 | 漫画閲覧室
とうこく りえ・著/蹴球風見鶏 (総集編1 三栄書房)

最近読んだ漫画って、これしか記憶ないな…。


サッカーファンなら一度は読んだことがあると思う、
サッカー専門新聞“エル・ゴラッソ”の連載漫画(週1)。
日本サッカー風刺漫画です。

2008~2009シーズンを収録。
最近のまでの話題も収録されているわけなのだけれど、
なんとなく遠い日の話にも感じる
それは頭が今シーズンに切り替えているっちゅーことで。


2008~2009シーズンは、ジェフに色々とあったシーズンで、
(その前から色々あったけれど
結構ネタにされてますねぇ
チームの動きとともに感情も動く、犬兄ちゃんの姿に身に覚えが…


新聞漫画はネタの鮮度命みたいな部分があるけれど、
こうやった形で読むと、裏年鑑みたいな感じ。
今読んでも(今だからこそ?)、面白いなー
前の作品も読みたいなー。

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不協和音ラプソディ

2010-03-07 11:00:00 | 漫画閲覧室
わかつきめぐみ・著/不協和音ラプソディ (白泉社 絶版)

古い作品です。シリーズ開始が昭和57年(1982年)。
59年に完結で単行本化。

中学3年の思い出として、合唱コンクールの受賞を狙うクラスメート達と逆に、
音痴故に憂鬱な(主人公1)谷口。
その谷口の音痴をスパルタで矯正する(主人公2)田村。
なんとか合唱コンクールを乗り越えるが、次の文化祭にまたしても谷口がターゲットに…。
主人公受難系、学園コメディ

テーマがなんでしょうかね…
「主人公達を女装させようと目論む生徒達の熱意…」
わかつき先生初期作品に多い、学園群像モノですね。
こう書いてしまうと、現在だと問題行動ですよ。

基本的に主人公二人がタフ…、
といいますか、互いに相手を填めようとしているしてる、
ヒジョーに(受難の抵抗に)前向き?な性格だから、
マイナスな要素が感じられない。

学校全体がワイワイと盛り上がっているっていうのは、
当時の学園漫画の特徴ですよね
今だと理想論ですね。
今みたいに小さく集まって、人間的に器が小さい行動をとる…という場面が、あんまり無いですから。


古文のテストがクロスワードというのも、すごいわ

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暴れん坊本屋さん

2010-02-28 11:00:00 | 漫画閲覧室
久世 番子・著/暴れん坊本屋さん (新書館 全3巻)

漫画家兼、書店員の著者が体験した本屋さんエッセイ(注※今は漫画家一本です)


「本屋さん」…という単語の響きだけで、知的な文系職業と思ってしまうが、
実態は生傷の絶えない超体育会系職業
その上、売り上げ向上のために色々と試みたり、
不可解な客の対応したり…。
…ぱっと見、ゆったりした感じではあるが、ものスゲーハードな仕事なんですねぇ…

これを読むと、本屋を利用する客の立場としては、
「襟を正さなきゃ」と思いますよ
とは言っても、この本に登場するような無茶苦茶なことはしておりませんが。
知的空間な本屋にはモラルある行動が相応しい…。
いや、本屋に限らず、色んな場面でもそうですがね。

まー、とにかく勢いあって面白いです


実は今日、自分のテリトリー内の書店が閉店するんです。
年々書店が閉店してゆく…。悲しいものです

今はネット販売や電子図書など、わざわざ書店に足を運ばなくとも本が読める時代ですが、
書店に出向いて、自分好みの本をじっくり探してみてはいかがでしょうか?
新しい自分の世界が拓けるかと

っつうか、本屋を愛して!と思いますねー

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青春鉄道

2010-02-21 11:00:00 | 漫画閲覧室
青春(あおはる)・著/青春鉄道(あおはるてつどう)  (メディアファクトリー)

青春鉄道…。2度目のレビュー(?)です。


東武博物館に行ってみて、改めて読み返すと、
東武東上線が何故にあれだけイジられているか、
なんとなく解った…かも?

博物館には浅草や向島をPRするスペースはあっても、
東上線沿線をPRするスペースは無かった…
(ゆあ東上ぐらいは置いてやってくれ)
東武のエースは伊勢崎線で、花形は日光線なんですね。
かたや紆余曲折ありーので、もらわれっ子感が否めない東上線。

がんばれ東上線。いつかきっと報われる時がくる…かもよ。


しかし…。
これを読む度に武蔵野線に私は似てると思うのは何故
あの無気力感と屁理屈が…


九州新幹線についてちょこっと調べてみたりしたが、
本当にあのセンスはスゲェ!九州は本気だ!!

でも、JR東の高速鉄道もセンス良いよね。
と、思うのですが…
(この漫画の秋田新幹線は男の子だったのね…)

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ディア マイン

2010-02-14 11:00:00 | 漫画閲覧室
高尾 滋・著/ディア マイン (白泉社)

……あま~~い!
…何気に懐かしい感じですが、甘ぇよ~


主人公の女子高生・咲十子(さとこ)は、母と二人でつつましく暮らしていた。
ところがある日突然、咲十子のフィアンセの屋敷に暮らすようになる。
そのフィアンセとは、10歳で大財閥の総帥の風茉(ふうま)だった。

ありえない設定と思ってしまうけれど、
よくと考えれば、小学生と高校生の年齢差は大して無い。
まー…、小学生の総帥は…。…なかなかありえへんですが…
高尾先生が好きな、“シチュエーション萌え”的な作品ですな。

10歳とは思えない立ち振る舞い(と頭脳)や、
生活感のギャップに戸惑いながらも、
次第に、本気で愛しく思うほど好きになる過程の話

あと、シンデレラストーリーの現実な部分があったり~。
ほんわかしてそうで、実はハードな作品かも?


今は文庫版が入手しやすいですよ。
表紙が結構好きなんですが、持ってなかったりして~

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