さしもしらじな。

萌えと趣味の話をこっそりボソボソするブログ。

【追記あり】書いたものを忘れる。

2016-01-12 21:16:16 | 日記

「小説を書く人は、自分が書いたものを忘れる」とよく目にする。

小説書きは、以前に自分が書いた話を読んで「こんなこと書いたっけ?」と思うものだ、
ということみたいだけれど、私にはそれがまったくピンとこなかった。
まだ書き始めてそれほど経ってないということもあるし、数も書いてないし、と。
それに、ひとつの話にはかなりの集中と思い入れと苦労とを込めているので、
内容をそれこそ文のひとつに至るまで愛着をもって覚えている。それを忘れるとは考えにくかった。

しかし、しかしである。

年末にボソボソと書いていた物吉くんのお話、これを私はふと思いつきで書き始めた現世パラレルで中断した。
その後、続編を書こうということになり、またも放置していた。
それも終わったので、やっと「いい加減に仕上げてしまわねば」と下書きメモを開いた。すると、

……こんなこと書いたっけ?

ものの見事に忘れていたのである。
それも、ただ忘れていただけでなく、「これ、本当に私が書いたの?」と疑いを持つレベル。
それはキャプションに載せようと書いていた下書きであったのだが、
書いたことも覚えていなければ、文体も自分のものではないような感じで、
なんか寝てる間に小人さんが書き足していってくれたのかな? くらいの衝撃であった。
なんじゃこりゃ。

っていうか、なんかこっぱずかしい。
こんなの書いてたっけ。
恐ろしい、もうボケがきたのかと思うくらいのショックである。
確かに、この話は書いている間中ずっと何ともいえない違和感があった。
しっくりこないというか、らしくないというか。
だからだろうか。

今、中身まで読むのにちょっと躊躇している。
どうしよう、全部を書き直したくなったりしちゃったら。

そんなわけで、私は初めて「自分の書いたものを忘れる」という経験をしたのであった。
年末は色々テンパってたからかなあ。解せぬ。
とりあえず勇気を出して読んでみて、それからどうしようか決めよう。
あー、驚いた。


******


うわああああ、読んでみたけど、なんか自分が書いたんじゃないみたいなんだけど!
これどうすればいいかなあ、結構な量が書かれてるんだけど、なんていうかちっともグッとこない。
おかしいとかじゃないんだけど、なんか違うって感じ。
だからってお蔵入りさせるのも惜しい気もするし……どうしたもんか。※現時点で3万字いってる
一応、最後まで頑張って書いてみるか。完成させることができたらまた違うかな。
でも、こんなの読んでくれる人いるのか? って正直おもう。
もっとドラマチックな話じゃないと、つまらないんじゃないかって。
ヒロインであるところの審神者が地味だわ暗いわBBAだわで、華やかさが皆無なのが原因か?
うう、困った(´;ω;`)

とりあえず、日中にまた読んでみるか。冷静な目でもう一度みたらまた違うかもだ。
……にしても、なんでこんなの書こうと思ったんだろう。年末の自分が何を考えていたのかわからないorz
そんな戸惑いまくりの今夜であった。




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