詩絵里(★シェリー★)の星の囁き達

尾崎詩絵里(★シェリー★)の自作恋愛小説及びポエム、写真専用部屋です。掲載文の引用、転載は固くお断りいたします。

恋愛小説「途中下車~ちょっと大人の恋物語」NO.9

2011年05月27日 | 恋愛小説「途中下車」
恋愛小説「途中下車」は、作者が初めて掲載する、大人の恋愛を描いた小説であり、
文中に一部今までの小説とは違った、男女の恋愛描写が描かれている部分がございますので、ご了承の上お読みください。
また、この物語に関しては、長編小説初挑戦で現在作成途中のため、不定期に掲載される場合があります。
当小説は、作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。

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第六章 熱い時間~NO.9~

研修所への帰り道、俺達は、腕を組みながら、何度も立ち止まりKISSをした。
俺は、もう自制心はどこかにふきとんでしまったかのように、むさぼるように晴美の
唇を求めた。
「部屋まで送っていって」
研修所の宿泊施設は、女子寮、男子寮ともに、2人1部屋だった。
確か、晴美は、中森恭子と相部屋だったはずだ。

宿泊施設は、女子寮と男子寮に別れている。夜遅くまで、ワーキンググループや課題をグループ毎に行うため、それぞれの寮には出入り自由だった。
とは言っても、二人部屋のため、もちろん男が女子寮に泊まれるわけはない。
このまま別れるのが惜しいと思いながらもどうすることもできず、俺は、ただ無言で晴美の部屋の前まできた。

(もう一度、KISSをしたい。でも、こんな女子寮の中でしているのを誰かに見られたら)
「早く、入って、扉閉めて、誰かに見られちゃう」
晴美は、部屋の鍵を開けると、すばやく俺の手をひっぱって、中に招きいれた。
「だ・・・だって、な・・・中森さんは?」
「大丈夫。恭子、朝まで帰ってこないから。」
晴美は、俺を、机がふたつ並んでいる通称勉強部屋の隣の部屋に連れて行った。
中森と晴美の香水の入り混じった、女の香りが強烈にした。
俺は、もうろうとした意識の中で、もう夏帆への良心の呵責もどこかへ吹き飛び、一人の男としてそこに立ちつくしていた。

「松岡君が今、何考えているか当ててあげようか?」
いつもの上目遣いをしながら晴美がクスリと笑った。
「お・・・俺は」
「わたしと、し・た・い・・・んでしょ。顔に書いてある、」
というと晴美は、ジャケットを脱ぎ、ブラウスのボタンを外し始めた。

視線をはずさなくてはならない。そう思いながらも俺は、誘惑には勝てず、飛び出してしまうのではないかと思うほど大きくなっている心臓の音を聞いていた。

「来て・・・・」
晴美は、俺の手をひっぱり、KISSをしながら、ベッドの上に倒れ落ちた。
「優しくしてね・・・」
晴美の香水の香りが一層強く感じ、俺は、そのまま晴美のうなじに激しくKISSをし始めた・・・・

**NO.10 第七章「夢のあと」につづく**


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純愛小説「Dear my・・・」
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とちょっと大人の恋物語「途中下車」
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