


静かに試合終了のブザーが響いた。寸前までの大声援が嘘のようなあっけない試合の終わりだった。石神井の選手が残り8秒でドリブルをついている、保善に選手は足を止めてたたずんでいた。やがて石神井のキャプテンがレフリーの手にボールを渡そうとした時、ブザーが鳴った。石神井がが勝ったんだなあと気が付いた。
様々な感情が重なり湧き上がり疲労感が肩にのしかかった。
第3クオーターまでの20余点の差が6点差まで追撃された嵐のような第4クオーターが終了した。
両チームの応援席は父母や関係者で満杯。更に上部デッキでは今日の試合をすでに終了し、次戦の対戦相手の偵察をする日大三高や他校選手、そして石神井サッカー部が整然と応援の先頭になって多彩な応援を繰りだしている。一方保善高校は部員や石神井応援団に引けを取らない大人数のオレンジTシャツの集団がやはりデッキに陣取る保善高校OBとおぼしき一団の先導のもと応援合戦に応じていた。
迫り来るタイムアップに向かい、選手たちの一挙手一投足を固唾をのんで見守り、瞬時で展開が変わる流れに両軍の応援観衆や関係者が巻き込まれ、結末が読めなく熱狂度は更に上がった。
迫り来るタイムアップに向かい、選手たちの一挙手一投足を固唾をのんで見守り、瞬時で展開が変わる流れに両軍の応援観衆や関係者が巻き込まれ、結末が読めなく熱狂度は更に上がった。
こんなにも急激に劇的に展開が変わった試合も少ないだろう。
石神井が第3クオーターで点差を更に離したが。本日、攻守にMVP級の働きをしていたパワーフォワードが残り2分ファイブファール退場。そこから保善高校の追撃が始まった。
第4クオーター、攻勢は試合時間経過とともに加速してゆく。差が一気に縮み始め館内はため息と、激励の言葉と、応援歌が交差し響き渡る。
石神井もセンターが核となり必死の応戦。残り41秒石神井タイムアウト。フロントコートよりスローイン。タイムクロック14秒、パスカットから石神井ボールのスローインそして終了のブザー石神井勝利。
都石神井vs保善高校
1Q 19:10
2Q 33:22(14:12)
3Q 48:26(15: 4)
4Q 59:53(11:27)
1Q 19:10
2Q 33:22(14:12)
3Q 48:26(15: 4)
4Q 59:53(11:27)
試合内容は技術的には見るべきところは多くはないが、今さらでであるが勝負はガラス細工のような脆弱さの上に成り立っており小さな揺らぎが伝播しやがて増幅される。技術だけではないメンタルの部分も勝敗の一方を支えているとを再認識させられるゲームであった。
今回は最悪の結果は免れた。
そしてパワーフォワードの覚醒と無双ぶりは鳴動の響きを聞いたように思えた。諸刃の剣にならぬよう。
今日の反省点を整理し対策を立ててポジチィブな思考で次戦を迎えて欲しい。
次戦4回戦は 日大三高戦。 勝てばBest32。
ダブルヘッダーで光が丘高校と八王子実践との勝者
勝てばBest16
4回戦
日時4月29日(火・祝)
12:00~
会場:石神井高校
5回戦
日時4月29日(火・祝)
16:30~
会場:石神井高校
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます