2023年度(令和5年度)東京都男子バスケットボール 関東大会東京都予選 観戦記 25期 細田 浩を楽しく拝読。簡潔にして的確で、観戦を共にしているようでした。
3、4回戦はウインターカップの一方の会場(もう一方は東京体育館)であった武蔵野の森総合プラザ。全面に4つのバスケットコートを設置にして一度に4試合を消化する方法。観覧席が3、4階にありコートの縦方向後方のみでコートまで遠く臨場感が乏しい。4面同時進行の試合方法は選手は競技しにくいだろうとウィンターカップのテレビ観戦で感じていた。
このような天井の高い大きな会場での試合は現チームは石神井/大泉高校定期戦で代々木第2体育館で経験済みで会場にのまれる事はないと思っていた。
対戦相手の東京成徳大附属高校はここ近年急速に頭角を顕してきいる。
昨年の新人戦第3支部では準優勝したチーム。石神井が前週接戦の末下した都立城東高校には第3支部大会準決勝で勝利している。侮れない強敵である。
コロナ禍で当該チーム以外の観戦ができない為戦前に情報が入って来ない。チームは認められている少ない事前スカウティング情報以外、練習試合を組まない限り難しい。
応援する立場からは、伝統校のチームスタイルは予測はできるが新進の高校の情報不足は不安を感じていた。
2023年
4月29日
4回戦(ベスト32決め)
於:武蔵野の森プラザ
対:東京成徳大附属高校
試合前のアップ時の成徳高校はとりわけ高身長の選手はいないが能力の高い粒が揃ったチームのように見えた。
石神井の3年センターより左利きの2年生センターがー回り大きい。
観覧席が3階の為サイズ感が掴みにくい。
●石神井61:71○東京成徳
観戦者
36期山本OB会会長
25期細田
父兄多数
1P 13:25
石神井2-3、東京成徳3-2お互いゾーンディフェス
3回戦のゾーンプレスではない。
相手は7番ミドル、スリーシュート、インサイド、14番のスリーと効果的にスコアーしてくる。
一方石神井はゾーンディフェンスを攻めあぐねる。かろじて4番がスコアーするもオフェンスの糸口が偏る。
ゴール下、トランジションレイアップのイージーシュートも外れる。石神井パスミス、ターンオーバー、逆速攻と流れが悪い。動きが固く自信なさげ。前週と全く別チーム。
2P 15:20(28:45)
流れは変わらず
エース4番の奮闘、7番のスリーポイントシュート決まるも単発。相手のミスも数多く有り、つけ入るチャンスもあるが動きが固い。ブザービータースリーポイントシュートを決められ更に勢いを出させる悪い展開。
3P 14:15(42:60)
メンバー交代を繰り返しなんとか糸口を掴むようの手を打つ。やっと足が動くようになりディフェンスが良くなり、2年生19番の積極的なプレーが状況を打開し始める。
4P 19:11(61:71)
キャプテンエース4番が4ファール。
終わったか?と思ったがここから4番意地のスリーポイントシュート3連発成功。やっと実力発揮。
2年生ガード20番のスリーポイントシュートも成功、残り2分台で一時9点差まで詰める。相手も乱れ始める。4番更にディープスリーポイントシュート連投するも惜しくも決まらず。敗戦。
高校生チームの好不調は競技に関わらずその若さの不安定さゆえによくあることと聞くがが、外から見ているとどうしても「何故」?という疑問符が付く。
身体的要因、心理的要因など色々あると思うが前週の好調を維持出来なかった。
何かの要因がチーム全体に伝播し動けくなったとに感じた。外部の者には
想像するしかないが。
いつもの石神井のチーム通り絶対的優位性のあるチームではないが努力を重ね着実に実力をつけて来ただけに悔しい敗戦であった。ベスト16に勝ち上がり関東大会出場へのチャレンジ戦ベスト8決めの試合を経験して欲しかった。
ちなみに東京成徳高は4月30日5回戦文化大杉並高に43点の大差(97:54)で勝利しベスト16入り。関東大会出場をかけ国学院久我山高と5月3日に対戦する。
次回大会は6月のインターハイ予選。
インターハイ予選迄には引退する選手がいるかもしれないが、期待したい。