080601【番外編】飛騨白川郷ドライブ ＜後半＞

楽しいはずの妻との飛騨高山ドライブですが、突然アクシデントが発生しました。
一変して暗く辛いドライブになってしまったのです。
いったい、俺が何をしたって言うんだい。
っとそんな気分の後半です。

心臓の弱い方は注意して読んでください。
また、ここから先はトイレを済ましてから読んでください。


2008年6月1日（日）晴れ

夜中になると思った以上に冷え込みます。
車の中はテントの中より寒いことを知りました。

夜中に寒くなる？
そうです、トイレに行きたくなるじゃありませんか。
二度ほどトイレに行くためにドアを開けると、そのたびに妻も目を覚まします。
二度目の時は一緒に出てトイレにいきました。

その後も外で寝ることに慣れていない妻は、文吉が寝返りを打つだけで目が覚めたみたいで寝不足になったようです。
05:30
辺りが白々としてきた頃、文吉は本格的に起きだしました。
妻も文吉がうるさいので、とうとう起きてしまいました。

朝から低血圧の妻に、文吉はお湯を沸かして、カップ麺とコーヒーで軽い朝食を作ります。

そこで今回、登場する秘密兵器は超コンパクトなストーブです。
ちなみにキャンプ用語ではコンロのことをストーブって言うんですよ。

実はこれ、二週間ほど前に所沢の大きなフリーマーケット会場で値切り倒してゲットした優れものです。
新品だったので、いい買い物をしたと内心ほくそえんでいたものです。

開いてみるとゴトクと風除けが一体となっていて、たたむと文吉の弁当箱より小さくなります。
すごいでしょ。
でも、使ってみると意外と火力がないのにはがっかりしました。





それにしても、朝の森林は清清しいです。
昨日の雨が嘘のように、明るい日差しがさして空気だけでもご馳走です。




食後は二人で、散歩に出かけることにしました。
文吉は今までこのキャンプ場に三回も来たのに、平湯大滝を一度も観ていません。
今日こそは平湯大滝へ行こうと妻を誘いました。

平湯スキー場を横目で見ながら川沿いに15分ほど登るとおお、ありました。

これは何と言う雄大な滝でしょう。
日光の華厳の滝と比べても遜色の無い大きさです。
雨降り後のため、水量も豊富でしばし言葉を無くしてしまいます。
それに、この一帯は溶岩が冷えてできた地形なので、雨が降っても泥が流れてこないので水がとても澄んでいます。



廻りには誰もいないので、この大滝を独り占めならぬ二人占めしてしまいました。

散歩からもどると、帰り支度をしてすぐに出発です。

07:40
キャンプ場近くのスタンドが開いたので給油します。
ガソリンがついに１リットル170円台に突入しました。
勘弁してよ、福田さん。

今日は、ゆっくり下道を帰ろうと思っていたら、妻の携帯に息子からメールが届いていました。

息子は勤め先の都合で、現在横浜で一人暮らしをしていますが、本日夕方に家に顔を出すとのこと。
そうなると、妻の頭の中は息子モード全開で、ダンナのことなど無視しまくりです。
「のんびりしてられないわよ。直ぐに帰らなくちゃ」

結局寄り道しないで松本から高速で帰ることにします。

そうは言っても158号線を走っていると、文吉の目はあちこち寄り道したくなります。
特に白骨温泉への分かれ道は名残惜しくチラ見して通り過ぎました。

そのうち、登山客用の大きなバス停にトイレと足湯のサービスがありました。
用足しついでにせっかくだから足湯に入ってみます。
でも、心ここにあらずの妻は10分ほどですぐに出発の合図をだします。



08:45
松本IC到着。
ここから高速に乗り込みます。
今度は往きと違って、中央高速を山梨方面に向かいます。

09:06
諏訪湖SA
トイレ休憩です。
天気が良くて、寝不足気味の頭は少しボケています。

中央高速は渋滞も無く快適に流れています。

11:00
大月ICで降りようと思っていた手前３ＫＭのところでいきなりパトカーのサイレンが後ろから鳴り響いてきました。
車線を左に移してやり過ごそうと思ったら、なんとパトカーが停止命令をだしているのは文吉の車でした。
嘘だろう、なんで
思い当たることは追い越し車線をしばらく走っていたことくらいです。

覆面パトカーの指示に従って、安全地帯に止めました。
おまわりさんにパトカーの中へご案内いただき、青い紙にサインをさせられました。
つまり捕まった分けです。
113KM/Hで33KM/Hオーバー。
3点減点、2万5千円の罰金

普通、中央高速を１１３ＫＭ/Ｈで走って捕まりますか？
しばらく呆然としてしまいました。

本当は１４０くらい出していたところもあるのですが、そのときから後ろを追いていたのでしょう。
その間は追い越し車線をずっと走っていました。

しかし、文吉がその後スピードを落としていったので、ころあいを見て止めたようです。

ああ、３点減点は痛いです。
これで、のこり１点減点で免許停止になります。

昨年秋に奉仕活動をしたときに、「次は４点減点で免停です」と言われたことが頭をよぎります。
ちくしょう、あと半年後だったら良かったのになあ。
まったくついていません。

妻からは「あんたはいつもついていない人なんだから、スピードを出すんじゃないよ」といわれました。

大月ICで降りて、大菩薩峠を登って、柳沢峠を越えると奥多摩です。

12:00-12:20
奥多摩第二駐車場に到着。
お腹が空きました。

ふと見ると、ベンチでライダーのお姉さんが焼き蕎麦を食べています。
それにしてもすごい量です。
物欲しそうに文吉が見ていたら、「大盛りにしてって言ったらこんなに大盛りにしてくれたんです」とお姉さんが少し恥ずかしそうに教えてくれました。

文吉も迷わず焼き蕎麦屋の親父に「大盛りひとつ」と注文しました。
見ていると、これでもかと言うくらいにパックの中に詰め込みます。
もはや、ビニールタッパのふたをしめることもできません。

観音開き状態でこぼさないようにベンチに運んで、妻と二人で箸を突っつきましたが、二人で食べても満腹です。
味も美味しかった。
しかも、これで400円。
ちなみに並盛りも400円。



肉はほとんど入っていないけど、これは文句なしの二重丸です。
奥多摩名物がひとつ増えました。

ここから先は家まで妻が運転してくれました。
実を言うと、毎日パート先へ運転して通っている妻は文吉よりセレナの取り回しが上手いのです。
特に車庫入れは必ず一発で決めます。

文吉は妻の運転する後ろの席でいつの間にか眠り込んでおりましたとさ。

15:40
自宅到着
しかし、今日の３点減点はかなりショックです。しばらくは立ち直れそうにありません。

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