100117佐野厄除け大師ツーリング

普段あまり神仏を拝まない文吉ではありますが、正月というのはどうしてもお参りしないと心が落ち着かないものです。
これは日本人の性でしょうか。
高尾山でご来光を拝み、成田山で交通安全の祈願をして、地元の水天宮で家内安全をお願いしてもまだ何か足りないような気がします。
そんなわけで行ってきました、「佐野厄除け大師」。

2010年1月16日（日）晴れ

10:27(51234)
ガソリン満タンで自宅を出発します。

走りながら、昨日から思っていることを復習してみました。

理由はどうあれそこに神社、仏閣があれば拝んでみたくなる。
日本には「八百万（ヤオヨロズ）の神」がいるそうだから、それに仏様の類まで入れたら。
そりゃあもう、節操のない国民と言われても仕方が無いな。
普段まったく信仰心がないだけに、正月だけは「あそこ」にも「ここ」にもと手当たりしだい拝み倒しているわけだ。

今年は文吉にとって仕事面で大きく変動がある年なんだな。
今まで「某商社」に常駐していたけど、2月からは「とある商社」に異動になる。
「某商社」では営業面でパッとしなかったので、気持ちの上で一つの整理をしたいが、何が悪かったのだろうか。

そうだ、文吉の守護神が「貧乏神」なのが良くなかったんだ。
ならば「厄除け」が効くんじゃないか。

とまあそんなわけで関東ではそれなりに有名な「佐野厄除け大師」に行くことにしたわけです。

前振りが長くて申し訳ありません。

やがて国道１７号から県道１２号へ北上していきます。
今回は近距離ということもあって、行きは下道を通って行くことにしました。

１２号から菖蒲町に入ったところで国道１２２号に乗り換えます。
なかなかきれいに舗装された道です。
天気も良いし、快適に走ることができます。

利根川に掛る昭和橋を渡ると佐野はもうすぐです。
住宅街にある県道７号をちんたら走ることになります。

もっと渋滞しているかなと思っていましたが、１月も半ばになると日本人の信仰心は薄れるようですね。
それでも、佐野厄除け大師が見えてきたころから渋滞してきました。

12:08-13:16(51303)
佐野厄除け大師に到着。
無料駐車場で案内しているおじさんが「満車なのでバイクは停められない」とほざいていました。実際にはまだまだ空いているスペースはいくつもあるのが丸見えなのにです。
どうやら、このおっさんは「バイク乗りはビンボー人ばかりで、お賽銭も少ない」とでも思っているのでしょうか、そっけない態度には少しムカついた文吉でした。

駐車場の外塀にそって数代のハーレーが停まっていたので、文吉も便乗して一番奥に停めました。

佐野厄除け大師に行ったことがなかった文吉は「高台にあって、何百段という階段を根性で登らないとお参りできない」というイメージをもっていました。
しかし、実際は全くの平地でしかも周りは普通の住宅街。あまりのギャップに一瞬場所を間違えたのではないかと疑うようです。






とにかく拝むものはサッサと拝んでしまおうとおもい、中に入ると「厄除け祈願」の人の行列がとぐろを巻いて続いています。
これでは本殿にたどり着くまでに飢え死にしそうです。

考えてみたら、文吉は別に厄年でもないので、この行列に参加する必要はありません。
一般のお参りの列が別にあって、５０ｍほどの行列ができていました。

やがて文吉もご本尊様の前にたどり着き、「仕事がうまくいきますように。いっぱい休みがとれて旅行に行けますように。健康でいられますように・・・」と無理難題をお願いしたわけです。
人に願い事を喋ったらご利益が無くなるって言いますよね。でもブログは書くものです。喋ったわけではありません。念のため。






さあ、やることやったらお腹が空きました。

佐野といったら「佐野ラーメン」ですよね。これは絶対落とせません。
大師を出てすぐのところに汚いラーメン屋がありました。
「テレビで放映された」ことを紙に書いて貼ってあります。

中に入ると、どこの町にもある「爺さん、婆さんが経営するうらびれたラーメン屋」のイメージ通りの風景がそこにありました。
しかし、さすがは「大師のおひざ元」というより、敷地の一部と言っていいくらいの立地条件の良い場所だけのことはあります。
ひっきりなしに出入りするお客さんで狭い店の中は混んでいます。



やっと席にたどりついてセルフサービスの水を紙コップで飲みながらワープロで印字されたメニューを開くと、安い。
非常に良心的な値段ですね。
ここは奮発して「さの金箔ラーメン」700円を注文しました。



ややあって、婆さんが運んできました「さの金箔ラーメン」。
ラーメンの横に小さな赤い三方がついており、5ｍｍ四方位の金箔50枚ほどがビニールに入って乗っかっています。
これをラーメンの上に振りかけて食べるという実に手を抜いたラーメンです。

九州生まれの文吉は「豚骨味でまっすぐな麺」が好きなのですが、佐野ラーメンは「醤油味でチリチリのちじれ麺」です。

でも、旨い。いけますねえ。
調理場で孤軍奮闘している爺さんの腕は大したものです。



お腹が満たされたらあとは帰るだけ。
帰りは東北自動車道で一直線です。

13:33(51310)
佐野藤岡ICから乗り込みます。

高速はガラガラで「飛ばし放題」の状態ですが、小心者の文吉は時速１１０Ｋｍをキープしながら走ります。
しかし、高速は下道に比べてやはり寒い。
ちょっと走ると尿意を感じます。

13:43-14:24(51324)
羽生PAで休憩します。

トイレだけでも良いのですが、時間はたっぷりあるので落ち着いてコーヒーでも飲みたくなりました。
さがしたら、このPAには「モスバーガー」が入っていました。

お腹は空いていないので、コーヒーとモスチキンで時間つぶしをします。



いつもならノートＰＣを持ち込んでメールのチェックをするところですが、今日は持参していません。
今回、購入したばかりのiPod touchで音楽を聴きながらくつろいでから出発します。

走りながらも音楽を聴いています。
「ヘルメットの中で音楽を聴く」習慣があまりなかった文吉にとって、IPODというのはかなり強烈な刺激になりました。
最近の若者がみんな一日中イヤホンを離さないのも良くわかります。

なにを聴くのかって？

どうも文吉の音楽シーンは昭和60年代までで止まっており、平成を知らないみたいです。
今、入っているのは、吉田拓郎、ユーミン、中森明菜、キャンデーズ、中島みゆき・・・といったところです。
娘に「それじゃ最新の機械の意味無いじゃん」と言われました。

「馬が走ってく、馬が走ってく、でっかい鼻の穴　おっぴろげて　馬が走ってく～」
（吉田拓郎「元気です」の中から「馬」という曲です）
なんて、知ってる人はほとんどいないでしょうね。

14:43-15:03(51347)
蓮田SA到着。
ここでも少し休憩します。

特にすることはないので、トイレに行ってお店を冷やかして出発します。

15:11(51356)
岩槻ICで高速をおります。

後は16号で自宅近くまでまっしぐらです。

16:19(51386)
自宅近くのスタンドで給油。
6.13Ｌ　@117　717円
燃費　24.8Km/L　まあ、こんなもんでしょうね。

16:22(51387)
無事自宅に到着。
全走行距離　152Km

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1月23日のランキングは43位でした。

前回のツーリングでは実に２２位までランクアップされた日がありました。
本当に久々の快挙です。念願の２０位以内が手の届くところまで来ました。
まことにありがとうございます。

これも皆様のあたたかい一票があったればこそです。これからもよろしくお願いします。
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