Shimmyブログ

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日本製はB級品まで。

2023-09-30 | デザイン
クレルのプリアンプが到着。
何度となくショップで見ていたものなのですが、
実際に触って、隅々まで見るとその造りの素晴ら
しさに感嘆、愕然としました。

今も昔も変わらない日本製品のなんと言ったらい
いのか、粗雑さ、貧しさ、機能が達成できる最低
限を追求する経済性(薄く軽く安く)に悲しくな
りました。

日本製の家電やAV機器は最上位機種でも、外観
の作りは廉価版と同じで高級品の風情にならない
んです。余計な機能とボタンが増えて立派そうな
「機械」になるだけ。

【80年代のテクニクスの高級機】
性能はそれなりに良いのでしょうが、正面だけ取
り繕って後ろは気にしない。人間だって後ろ姿は
大事でしょうよ。
パネル止めのビスは空いてるところに適当に配置。
ビスも端子も安い一般品。
躯体は薄い鉄板の折り曲げ加工でべこんべこん。


【80年代のクレル】
パネル止めのビスと端子を均等にレイアウト。
ビスも端子も精密機器レベルのハイグレード品。
躯体は2ミリの厚い鋼鈑製。


【テクニクス正面とロゴ】
さすが、テクニクスは趣味が良かった。ガチャガ
チャしてません。「レス・イズ・モアー」
シャネル流「要素を減らす」デザインを感じます。


【クレル正面とロゴ】
レベルが違う。エルメスの腕時計のような金メッ
キのロゴプレート。
小洒落た電化製品ではなく工芸品を目指した?。


僕らは機能と経済効率に染め上げられてるんでし
ょうか。それ以外の価値を気にすることも、気づ
くこともないような。無駄! 意味があるの?と。

ファッションは違う!!。どうでしょう、素材や
職人的造り込みといった価値は忘れられ、これ見
よがしなうわべのデザインだけが多いような。

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