googleがXML広告運用に着手
2日前の記事になるが、「Google、XML フィード挿入広告の運用試験に着手 by japan.internet.com」と言う記事を読んだ。
↑村井的にはかなり興味ある分野。
最近日本でも某企業がRSSフィードによるRSS広告を展開すると発表していたのをちょっと思い出した。
1年ほど前からRSSの分野では広告モデルでの展開を実践しようと言う声は上がっていたが、それら分野に本格的に着手しようとする企業はいなかった。
その理由は2つある。
ひとつ目の理由は簡単だ。
それは「RSSと言う市場」がまだまだ成立していないと言う現状だ。
今、「RSS」という言葉を知っている人が日本中で何人ぐらいいるのだろうか?
恐らく、とても少ないのではないだろうか?
ちなみに、「RSS」「XML」「ATOM」等について、今現時点で詳しく語れる人は、
かなり技術系の才能に恵まれた人だ。今すぐweb関連の仕事に就くべきだと村井は思う。
恥を忍んで言うが、web関連の仕事をしていてもこの分野に詳しくない人は5万といる。
だから知らなくて当然だし、市場はまだまだ成立していないと言える。
話は戻るが、もうひとつの理由。それは、RSS自体の規格がいまだに定まっていない点にある。
この市場(広告など)に打って出ようとした場合、オリジナルの仕組みを提案し、それを受け入れてもらえなければ市場では排他されてしまうと言うリスクがある。
デファクトスタンダードになるには、相当の「技術力」と「マーケティング力」が必要となる。
これが容易でないのは想像に難くない。
しかしながら、先日報道されたgoogleのニュースは、これら様相をガラッと変える可能性があることを示唆している。
なぜなら、技術力とマーケティング力+お金をもった企業(世界的に影響力をもった企業)がRSSを利用した広告ビジネスに動き出したからだ。
RSSのビジネス化は、予想以上に早く始動するかも知れない。
gooでは今、クライアントソフト型の「gooRSSリーダー(無料)」とWEB型「パーソナルサマリ(無料)」と言う2種類のRSSリーダーを提供している。
ブログを収集し、タイムリーに読むにはとても便利なツールである。
「気になる単語」をRSSリーダーに記憶させておけば、その単語に関連する記事が書かれた時、その記事を自動的に収集しタイムリーに表示してくれたりする。
このツールは今後驚くほどはやく普及すると村井は予想している。
今後「ブログ」のみならず、様々なニュースサイト、様々なWEBサイトがRSSをフィードするようになってくる。現時点でも多くのニュースサイトはRSSをフィードしている。
その市場が出来上がった時(RSSフィードが当たり前になった時)、RSS広告は本格始動すると考える。gooブログもこの次のムーブメントに乗り遅れないよう、一生懸命パドリングしていこうと思っている。
このビッグウェーブ、到着までの時間は意外と短いかもしれない。
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コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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RSS広告、興味ありますねぇ。
RSSリーダ自体は先週のR25にちょっと紹介されていたように記憶してます。お恥ずかしながらこのサービス、まったく知りませんでした。
「日本タレント名鑑」でも今後積極的に情報収集に乗り出すのでちゃんと勉強しようと思ってます!
gooさんでRSSリーダを提供していると訊き、探していたところ、村井さんのブログにたどりつきました。このあと早速ダウンロードさせてもらいます。
突然の書き込み、失礼しました。今後ともよろしくお願いします!
村井さんのこの記事もブログ説明文だけが表示されてます。
僕にとっては大問題なんですが、村井さんはどうですか?
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