「ふたりの老女」と言う本を読んでみて思うこと。

先日、友人に薦められて「ふたりの老女　ヴェルマ・ウォーリス著」を読みました。口頭で伝承されてきたアラスカ・インディアンの伝説だそうです。1日で読み終える程度の内容量ですが、とても深く物事を考えさせてくれる物語でした。内容はと言うと「寒さの厳しいアラスカの冬に、二人の老女が置き去りにされ、そこからどのようにしてその二人が生き抜いてきたか」と言うもの。

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この本を読んで思ったこと。それは、「試練の必然性」と言うこと。どんな人にも試練はやってくるけど、実はその試練には必然性があるんじゃないかと村井は思っている。足りないものに気づき、成長する大きなきっかけになるのが「試練」。そして、それを乗り越える努力により人は大きく成長するのだと思う。だから人間更に成長する為に、その試練は必然性を持ってやってくる。口で言うのはたやすいけど、往々にしてその試練は、生き死にをかけるほど大きい問題としてやってくる。それぐらい厳しいもの、それが試練。この物語では、老女は本当につらい試練を迎えてしまう。

もし僕が今、この場で会社から首を切られたとしても、それにはマクロの視点から何かしらの「理由」があり、もし収入が来月から「ゼロ」になったとしても、そこには何かしらの「きづき」があるはずで、それを一瞬はネガティブに捉えるかも知れないけど、そこを乗り越えた先に新たに経験と知力が磨けた自分がそこにいるだろうと思う。試練は必然的なもの、そしてそれは、自分を成長させる為の一つのきっかけ。そんな哲学的な妄想にふけらせてくれた本が、この「ふたりの老女」と言う物語。

皆さんはこの本を読んで何を感じるだろうか。。
久しぶりに良い本だったのでここで紹介してみました。

ではでは。