東北地方太平洋沖地震：Google 避難所名簿共有サービスを開始しました。

東日本で大震災が発生しました。
原発の問題も深刻です。
そして、いまだに多くの方の安否が掴めない状況が続いています。
本当に悲しく、恐ろしいことです。
この度、震災にあわれた方、そしてこの震災により尊い命を奪われてしまった皆様に本当に心よりお悔やみ申し上げます。

実は、私も友人が仙台におり、携帯電話に何度電話してもどんな方法をとっても現在まだ連絡が取れていません。
東京から、日々安否を心配しているのは、本当にストレスフルで辛いです。そして、私以外でもこのような方がまだまだ多くいるのかと思うと、こころが痛みます。

私は今Googleに所属しています
災害直後からGoogleでは社員全員（日本法人のみならず海外社員も含め）力を合わせて災害サイト（Crisis response）を立ち上げて多くの情報を共有しております。また先日、各県と連携し避難所名簿共有サービスを開始しました。既に多くの避難所から画像データが送られてきて、避難所に行かなければわからなかった安否情報をどこからでも見ることができるようになりました。またこの画像を読取、Person finder（消息情報検索エンジン）にDB化して、すぐに検索できるようにしました。このサービスは、現在NHKとデータベース共有もされており、既にNHK公式ホームページのトップページからもご利用頂くことができるようになっています。また毎日新聞デジタルから協力を受け、避難所情報を提供しています。このサイトにはそれぞれ避難所に何人の方が現在非難されているのか？数字にて把握することができます。これにより避難物資などどの程度の量を届けるべきかが直感的にわかるサイトとなっています。これらサービスがどの程度皆様のストレスを解消するのに役立つかは未知数ですが、Google全社員が今できることを最大限やっていきたいとおもい、今も運営と改善を続けています。

ただ、残念ながら未だ私の友人はこのリストに載ってきていません。
かならずや我々が運営するこのリストに載ってくると信じ、今も運営しています。

被災地の皆様、寒く厳しい日がまだまだ続きますが、是非頑張ってください。
我々としては、今できることを常に考え、行動に移していきます、そして引き続き、被災地の復興支援に全力を投じていきたいと思っています。