電子コミックアンチだったけど、kindle版しかないからkindleで読んだよ、山本直樹先生の「夢で逢いましょう」。
いやー良かった!思わぬ儲けものに出逢ってしまったわ。映画版のお陰だ。
「姉弟」で検索すると、大体いいものに出逢える、という持論を持ちだす。
表題作の「夢で逢いましょう」の他に、夢要素のある短編をまとめた1冊となっているのだが…(詳しくは密林かwikiでw)
結論としては全部違って全部良かったのだが、その…表向き、正統派でメイン張るのは確かに「夢で逢いましょう」なんだよね。
でも心にゾクッとしたものが残るのが、「×つのき駅」と、やっぱ姉弟好きとしては「のんきな姉さん」でさ。
…それら2つの「夢」に対して、表題の「夢で逢いましょう」って言葉を重ねた時に、何ともいえない気分になるのであります。うまいな、やられたなと。
本当に計算ずくの仕掛けなのかどうかは知らないけど。
絵が、もっとドロドログチャグチャした感じをイメージしてたのに、結構すっきりした画面で線が綺麗でな。上品かつ、可愛めの割に案外ドライな印象だから。 好きだなぁ。
ストーリーは… 多分だけど、ムーンライトとかトワイライトとか、ショートショートとか藤子先生の短編集とか、昔の(あくまで昔のw)「世にも奇妙」とか…あのあたりが好きな人(=キダ)は、結構好きかもね。エロエロだけどね。でも下品じゃない。
なーんとなく裏に、底冷えするようなグレーな空気が全体に漂ってはいるんだけど、でも…
意識タカイとかセカイとか(スマンけどw)そういうのとは別の、軽妙さっていうのかな。
それとシニカルな感じもあったりして、だから全体がどんより沈まずに、独特のあの雰囲気が出来上がってるように感じる。
夢現、という言葉はファンタジーすぎる。むしろなんていうか…日常と不眠症と(悪)夢の間にずっといるみたいな。
水の入ってない空の水槽の中にいるみたいな。
こういう感じ!好きなんだよな~!
あとやっぱ、これは確かに映像化は難しかったかなと思う。「のんきな姉さん」。
キャラクター的な事とか、短い言葉だからこそ成り立つ寓話性みたいなとこもそうだしさ。
フクザツなシャッフル展開。これは漫画のほうが適した描写なのかなと…映像の画面は時間的に「点」だけど、漫画だと「面」だもんね。
自分はkindleで読んだけど、本当なら紙の本で読みたい作品だな。紙の本なら「全」が同時にあるから。
他作品も全部そんな感じ。 紙で読みたい。
「×つのき駅」は、昭和と田舎の温泉街とセーラー服…のあの雰囲気がたまらん。
泥臭さと血のニオイが甘く感じる、妙な悪夢だな~。オネショタ展開もなんとも歪んでて、モゾモゾする。
個人的には、スカートのプリーツの描写が凄く良かった。(フェチw)
あのプリーツを見るだけで、不思議と…過去の自分の妄想とか夢想とか、罪悪感とか…色んなイメージが掻き立てられるんだ。
…本の一番最後に一番短く一番悪夢なこの話で、心臓を抉ってくるスタイル。 堪らんよ。
「夢で逢いましょう」…。怖★ なんだこの永久に終わらない悪夢。最高。
そしてお目当ての「のんきな姉さん」ね。 Σやっぱ映画と別物wwww
(かまいたちの夜プレイヤーなら話が早そうw)雪の夜の閉ざされた感じってのが、遠くのほうにうっすらあるんだよな。物理的にも精神的にも、閉ざされてる。
…冬って、少し心が子供にかえらない?活動が落ちて出来る事が減る事を脳が合理化しているのか、なーんとなく、
甘えたになったり。それに冬って子供の頃とあまり変わらない過ごし方しかしてない気がする。
というのは、キダの勝手な感覚だけど。
雪の夜に、姉弟の過去の記憶と現実がシャッフルして、最終的には多分あの2人の心は、子供の頃の無邪気な心に戻って行ったじゃないですか。…死んだけどね。いや、だから死んだからこそなんだけど。
なんか、それもまた堪らないものがあるんですよね。。。
「打撲か」「いや凍死だ」 「凍死か」「いや打撲だ」
っていう、奇妙なパラレルループ。
そうか。姉はやっぱ階段から落ちた時に死んでたし、弟は雪山で凍死してたんだな。いいねえこういうの。
カオスすぐるシャッフルの果ての、あの再会の場面のピュアな甘さたるや。
ああああーー~~~~
どうぞこれからいっぱいしてくださいね。みたいな。笑
もうつけなくていいんじゃない? みたいな笑
すっごい、すっごい甘い。 もう何回も読み直してしまった★
で、ここで「夢で逢いましょう」か… まさに。だよなあ。すごい後味だホントさ。
良かった。 ※現在寝不足
良いものに出逢えて良かった~~~~ この作家さんの他の漫画も読んでみよう。
あと…漫画描けるっていいなあとも思っちゃった。いいなあ。憧れるなあ。
漫画じゃなきゃこの味は出せないよなあ。
いやー良かった!思わぬ儲けものに出逢ってしまったわ。映画版のお陰だ。
「姉弟」で検索すると、大体いいものに出逢える、という持論を持ちだす。
表題作の「夢で逢いましょう」の他に、夢要素のある短編をまとめた1冊となっているのだが…(詳しくは密林かwikiでw)
結論としては全部違って全部良かったのだが、その…表向き、正統派でメイン張るのは確かに「夢で逢いましょう」なんだよね。
でも心にゾクッとしたものが残るのが、「×つのき駅」と、やっぱ姉弟好きとしては「のんきな姉さん」でさ。
…それら2つの「夢」に対して、表題の「夢で逢いましょう」って言葉を重ねた時に、何ともいえない気分になるのであります。うまいな、やられたなと。
本当に計算ずくの仕掛けなのかどうかは知らないけど。
絵が、もっとドロドログチャグチャした感じをイメージしてたのに、結構すっきりした画面で線が綺麗でな。上品かつ、可愛めの割に案外ドライな印象だから。 好きだなぁ。
ストーリーは… 多分だけど、ムーンライトとかトワイライトとか、ショートショートとか藤子先生の短編集とか、昔の(あくまで昔のw)「世にも奇妙」とか…あのあたりが好きな人(=キダ)は、結構好きかもね。エロエロだけどね。でも下品じゃない。
なーんとなく裏に、底冷えするようなグレーな空気が全体に漂ってはいるんだけど、でも…
意識タカイとかセカイとか(スマンけどw)そういうのとは別の、軽妙さっていうのかな。
それとシニカルな感じもあったりして、だから全体がどんより沈まずに、独特のあの雰囲気が出来上がってるように感じる。
夢現、という言葉はファンタジーすぎる。むしろなんていうか…日常と不眠症と(悪)夢の間にずっといるみたいな。
水の入ってない空の水槽の中にいるみたいな。
こういう感じ!好きなんだよな~!
あとやっぱ、これは確かに映像化は難しかったかなと思う。「のんきな姉さん」。
キャラクター的な事とか、短い言葉だからこそ成り立つ寓話性みたいなとこもそうだしさ。
フクザツなシャッフル展開。これは漫画のほうが適した描写なのかなと…映像の画面は時間的に「点」だけど、漫画だと「面」だもんね。
自分はkindleで読んだけど、本当なら紙の本で読みたい作品だな。紙の本なら「全」が同時にあるから。
他作品も全部そんな感じ。 紙で読みたい。
「×つのき駅」は、昭和と田舎の温泉街とセーラー服…のあの雰囲気がたまらん。
泥臭さと血のニオイが甘く感じる、妙な悪夢だな~。オネショタ展開もなんとも歪んでて、モゾモゾする。
個人的には、スカートのプリーツの描写が凄く良かった。(フェチw)
あのプリーツを見るだけで、不思議と…過去の自分の妄想とか夢想とか、罪悪感とか…色んなイメージが掻き立てられるんだ。
…本の一番最後に一番短く一番悪夢なこの話で、心臓を抉ってくるスタイル。 堪らんよ。
「夢で逢いましょう」…。怖★ なんだこの永久に終わらない悪夢。最高。
そしてお目当ての「のんきな姉さん」ね。 Σやっぱ映画と別物wwww
(かまいたちの夜プレイヤーなら話が早そうw)雪の夜の閉ざされた感じってのが、遠くのほうにうっすらあるんだよな。物理的にも精神的にも、閉ざされてる。
…冬って、少し心が子供にかえらない?活動が落ちて出来る事が減る事を脳が合理化しているのか、なーんとなく、
甘えたになったり。それに冬って子供の頃とあまり変わらない過ごし方しかしてない気がする。
というのは、キダの勝手な感覚だけど。
雪の夜に、姉弟の過去の記憶と現実がシャッフルして、最終的には多分あの2人の心は、子供の頃の無邪気な心に戻って行ったじゃないですか。…死んだけどね。いや、だから死んだからこそなんだけど。
なんか、それもまた堪らないものがあるんですよね。。。
「打撲か」「いや凍死だ」 「凍死か」「いや打撲だ」
っていう、奇妙なパラレルループ。
そうか。姉はやっぱ階段から落ちた時に死んでたし、弟は雪山で凍死してたんだな。いいねえこういうの。
カオスすぐるシャッフルの果ての、あの再会の場面のピュアな甘さたるや。
ああああーー~~~~
どうぞこれからいっぱいしてくださいね。みたいな。笑
もうつけなくていいんじゃない? みたいな笑
すっごい、すっごい甘い。 もう何回も読み直してしまった★
で、ここで「夢で逢いましょう」か… まさに。だよなあ。すごい後味だホントさ。
良かった。 ※現在寝不足
良いものに出逢えて良かった~~~~ この作家さんの他の漫画も読んでみよう。
あと…漫画描けるっていいなあとも思っちゃった。いいなあ。憧れるなあ。
漫画じゃなきゃこの味は出せないよなあ。