美唄市にかつて、短期大学がありました

2013(平成25)年3月をもって在籍ゼロに、同年6月8日に閉学式を行いました。それからの活動の記録です。

調査委が既存の断層帯を否定

2018年09月09日 11時39分20秒 | 美唄など地域のこと
北海道地震 通常より震源が深い「地殻内地震」だった!
調査委が既存の断層帯を否定


ハザードラボ 2018年9月7日 10時05分より

[拡大写真]
今回の地震の震央と最大震度分布図
(国土地理院と防災科学技術研究所の地図に編集部で加筆)
矢印は地殻変動が観測された電子基準点

6日未明に北海道の胆振地方で発生した最大震度7の地震について、
政府の地震調査委員会は同日、
地震の発生原因を内陸の地下深くで断層がずれ動いた
逆断層型の「地殻内地震」だとして、
地震活動の西側にある「石狩低地東縁断層帯」で
発生した地震ではないとの見解を示した。

気象庁によると、6日午前3時7分に発生した最初の地震から、
きょう午前8時までに観測された震度1以上の地震は計99回。
このうち最大震度4以上は2回、
最大震度3以上は15回。
きょうだけですでに15回揺れが起きているが、
北海道では寒冷前線が接近する影響で、
8日にかけて大雨になると見込まれ、
さらなる土砂災害の危険性が迫っている。

今回の地震について、国土地理院は
6日午後2時59分までに地球観測衛星だいち2号がとらえたレーダー画像を解析。
その結果、揺れが最も大きかった厚真(あつま)町や
日高町の門別で、観測点が
5.1~6.9センチ移動するなどの地殻変動をとらえたと明らかにした。

さらに震源の真上だとみられる震央南東の直径約20キロの範囲では、
地盤が最大5センチ隆起する変化が確認され、
厚真町からむかわ町にかけての平野部で
局所的な地殻変動が多数発生しているという。

政府の地震調査委員会はこれらのデータから、
今回の地震の原因は、内陸で通常発生する地殻内地震よりも、
更に深い場所で未知の断層が動いた逆断層型の「地殻内地震」だと結論付け、
震源周辺に伸びる「石狩低地東縁断層帯」ではない
という見解を示した。…

日本列島で起こる地震は、列島の下に沈み込む
海側のプレートの動きによって起こる「海溝型地震」と、
内陸のプレート内部で発生する断層運動によって引き起こされる
「活断層型地震」のふたつ。
通常、深さが約30キロより浅い地殻の内部で発生することから
「地殻内地震」と呼ばれるが、今回は
震源の深さが約37キロと、
より深い場所で発生したことになる。

気象庁によると、胆振地方東部の日高から浦河沖周辺の震源付近では、
こういった特徴を持つM4以上の地震が時々発生しており、
2017年7月1日には今回の震央から
北西に約15キロ離れた場所でM5.1(最大震度5弱)の地震が起きていたが、
M6を超えたのは今回が初めてだった。

今回の地震発生のメカニズムが、
新たな震源だとすると、
従来より危惧された活断層より誘発される巨大地震のリスクは、
残されることになる。


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