美唄市にかつて、短期大学がありました

2013(平成25)年3月をもって在籍ゼロに、同年6月8日に閉学式を行いました。それからの活動の記録です。

空知管内の火力発電所が休止

2019年04月19日 16時58分12秒 | 美唄など地域のこと
奈井江発電所1、2号機の休止について
北海道電力(ほくでん)より以下の発表がありました。
https://www.hepco.co.jp/info/2019/1238571_1803.html
2019年4月1日
当社は、奈井江発電所1、2号機について、
3月31日をもって休止とし、
本日、電気事業法に基づき、
経済産業省に発電事業変更届出書※を
提出しましたのでお知らせいたします。

※発電事業届出の内容を変更するため、
電気事業法第27条の27に基づき届出するもの。

[所在地]空知郡奈井江町字キナウスナイ198番地8




{写真:奈井江発電所}
北海道電力の火力発電所は以下のHPより
http://www.hepco.co.jp/energy/fire_power/coal_fired.html

2018年9月に発生した「胆振東部地震」では、
苫東厚真発電所の発電が停止し、
全同がブラック・アウトとなりました。
奈井江発電所は苫東を補完するように再稼動し電源を供給しましたが、
ついに奈井江の休止が決定となりました。

同発電所は石炭火力の発電所で、
国内炭(地元・空知産)を使用する発電所でした。
とかく評判の悪い石炭火力ですが、
かつ割高な国内炭を使用するということで非効率な発電所は、
閉鎖となった模様です。
ただ、空知管内の採炭業者や運送業者への打撃も大きく、
地域経済に深刻な影響を及ぼしそうです。
関連産業を衰退させないような手立てが、なにかないものでしょうか。

ここが政治の責任です。
地方の町の行政が声をあげても“どうしようもない”というむなしさはありますが、
今度の選挙(4月21日)で選ばれる首長は、
当然この点も配慮して行政をになってくれるものと期待しています。


石勝線・夕張支線が廃線

2019年04月05日 10時46分53秒 | 心が痛みます
北海道内JR路線が廃線に
毎日新聞は、以下のように伝えています


JR夕張支線が127年の歴史に幕 黄色いハンカチでお別れ
毎日新聞
2019年3月31日 20時13分(最終更新 4月1日 02時02分)

沿線には多くの観光客や鉄道ファンが訪れ、
6駅16.1キロを結ぶ列車は終日満員に。
最終列車3両編成が午後7時34分、
約500人を乗せて夕張駅を出発すると、
多くの住民は同市を舞台にした映画
「幸福(しあわせ)の黄色いハンカチ」にちなみ、
黄色いハンカチを振って見送った。


(写真)大勢の人たちに見送られる中、手を振りながらJR夕張駅を出発する列車に乗る乗客たち
=北海道夕張市で2019年3月31日午後2時35分、貝塚太一撮影

各駅ホームでも住民が「ありがとう夕張支線」と書かれた横断幕を掲げて
別れを惜しんだ。清水沢駅近くに住む農業、谷川義雄さん(69)は
「寂しさ以上に悲しさを感じる。身内が亡くなったよう」とつぶやいた。



(写真)廃線となる区間(夕張支線)
 
北海道夕張市で1892年に開業したJR石勝線夕張支線(新夕張―夕張)が31日、
最後の運行を終えた。開業の2年前に開山した夕張炭鉱などの石炭や炭鉱労働者らを運び、
地域を支え続けた127年近い歴史に幕を下ろした。

沿線は炭鉱開発で栄えたが、
各炭鉱はエネルギーの石油への転換や事故の影響で1990年までに閉山し、
主産業を失った夕張市も2007年に財政破綻。
同線の1キロ当たりの1日平均乗客数は75年度の2318人に対し、
17年度は69人まで減り、老朽化した設備の維持費もかさみ、
JR北海道が維持困難としている10路線13区間のうち初の廃線区間となった。
【野原寛史、渡部宏人】

道内のJR線は16年12月には、留萌本線:増毛ー留萌間が廃線になっています。