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「実話もとに…良心の美しさに迫る 映画「ソハの地下水道」」:イザ!

2012-09-22 08:23:05 | 日記

ポー音楽dvdランキングランドを代表する映画監督、アグニエシュカ・ホランド(63)が、新作「ソハの地下水道」で、人間に内在する良心の美しさに肉薄した。
ナチスドイツの占領下にあるポーランドで、ユダヤ人を地下水道にかくまっていた下水修理業者、ソハの実話を基にした作品だ。
脚本も執筆したホランド監督は、美談として描いたつもりは毛頭ないという。
ソハは金銭欲に取りつかれ、空き巣でも生計を立てており、オスカー・シンドラーや杉原千畝(ちうね)といった英雄的な人物とはかけ離れている。
「そんな人間がユダヤ人と出会った結果、命がけで彼らを守ろうと信じられない行動を起こす。
その心理が面白いと思うし、人間をこうだと決めつけてはいけないという教訓にもなる」。
ホランド監督は作品化に動いた理由を語った。
1943年3月、地下水道で働くソハは、迷路のように入り組んだ地下に盗品を隠しながら日々をしのいでいた。
ある日、ゲットー(ユダヤ人居住地区)からトンネルを掘って逃げてきた人々を発見し、金もうけに彼らをかくまうことに決めたが…。
ホランド監督は人間の本性について「美しい部分と性悪な部分をどちらも持ち合わせているもの」とし、双方の割合の差が人格となって現れるとみる。
ホランド監督はソハがユダヤ人と出会い、良心の呵責(かしゃく)に苦しんだであろう史実に目を向ける。
「私は人間が生きる上で大切となる真実を描いてきた。
その意味でソハは魅力的な人物に思えた」

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