角海老宝石ボクシングジムの萩森健一マネジャー(46)が17日、ロンドン五輪男子ミドル級金メダルの村田諒太(26)=東洋大職=がプロに転向しやすいよう、環境面整備の必要性を訴えた。
また、同ジム所属の日本ヘビー級1位・藤本京太郎(26)は村田のボディー打ちを参考にして、プロ5戦目(9月19日、東京・後楽園ホール)に臨む。
人生、お金がすべてじゃない。
前日16日に協栄ジムの金平桂一郎会長が村田に契約金1億円を用意すると明言。
マネーゲームの様相を呈するかと思いきや、萩森マネジャーは「人の一生に関わること。
簡単にはいえない」と慎重な判断を求め2つの提言を行った。
まず、村田には東洋大職員との両立を勧める。
「(プロになるから)仕事を辞めてくれというのはおかしい。
リスクを最小限にとどめるべき」。
世界王者でもファイトマネーだけで生活できるのは一握り。
WBC世界Sフライ級王者・佐藤洋太(28)=協栄=は現在もガソリンスタンドでアルバイトをしている。
ボクシング界にも「環境を整えることが大切」と訴える。
日本アマチュアボクシング連盟は昨年8月、プロも引退から3年たてばコーチ、セコンドとして登録できるように規則を改正。
初めて門戸を広げ、俳優でも知られる赤井英和(53)が適用第1号となった。
それでも3年は長い。
村田を招き入れるため、さらに期間短縮などの“富山特例”をプロアマ関係者に働きかけていく。
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