昭和48年に大学の先輩が書かれた「寡占」というテーマのレポートを読んでいた。本の中で当時の「寡占」と言えば即ビール業界だった。
今では信じられないだろうが、当時はキリンが55%、2位サッポロが23%、3位「夕日ビール」と揶揄されたアサヒが17%、ましてやサントリーは4%でした。
誰もがこのシェアは少しの変動があっても順位は変ることは無いと信じていた。その後バブル期にキリンビールを訪れたとき、「キリンビール沢山飲みます」と言ったら担当者は喜ぶどころか「まあ適度に」なんて言った。それは独占禁止法の問題で余りに大きくなると会社が強制的に分割されてはかなわないと、本当に恐れていてさらに油断した王者の回答だった。ところがアサヒがスーパードライを出して信じられないような攻勢に出てきた。それまで「夕日ビール」と言っていた評論家は手のひらを返して、快進撃は云々と言い出した。いつの時代でも評論家の後出しじゃんけんには参る(笑)そして昨年1位アサヒ37%、2位キリン34%、3位サントリー16%、4位サッポロ11%。さらに今年は飲食店に強いアサヒがコロナ渦で苦戦、第三のビール、新ジャンルビールなどで1位、2位が混戦状況。そんな思いで古いレポートを読んでいたら、丁度テレビで米下院反トラスト法委員会の公聴会にGAFA4社が出ていた。ここもあと10年でガラッと変るのでしょう。順位でなく業種が。
ただ今コロナ渦、新しい生活スタイルなんていいながら、昔のスタイルを捨てられない人間としては、後何年かの寿命までどんな変化が起きるのでしょうか。楽しみですが、されに自分で予測できると面白いが、さてさてと~~~~~~~~(笑)後出しでなく先予測!
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