樹木葬

2018-03-22 06:13:01 | 日記
彼岸の中日を前に、19日午後、ムカシの芝居仲間の墓参り、
日暮里・本行寺、ここは太田道灌が建てた寺とも言われ、
珍しい木・白雲木、小林一茶、山頭火の句碑もある、
墓地に覆いかぶさるような枝垂れ桜が妖艶で見事、





ここの本堂で、芝居仲間のリッチャンは旦那の琵琶法師岩佐鶴丈さん、もと民芸の岡橋さんの平家物語の公演の制作をしてた、

その縁で知ったのか、すぐ近くの古寺長明寺(ちょうみょうじ)、
ここに彼女の骨は樹木葬として葬られている、
長明寺山門を入ると、





こっちも見事な枝垂れ桜、





この奥、本堂裏の大きなタブノキの下、





樹木葬の場所が何段かに分かれてある、





池袋の小劇場、パモスで矢代静一「宮城野」を二人で演ったのははるか30年以上前、
いつも、チンチンしている女郎宮城野に応えもきれない矢太郎、
今だったら、オレも、もう少し、ましな芝居が出来るよと・・、
リッチャンかオレか、
この台本、誰が選んだのか覚えてないんだが、
・・たしか、リッチャン、
チンチンした人生だった・・、
2016・12・26、享年65歳、
早すぎだ、
もう少し、ハナシをしたかった・・、
落ち着いて、これから、というときに・・、









まだ空きはじゅうぶんあるようだ、
個人=50万、夫婦=90万、家族=190万エンより、
亡くなってから13年で庭園内で遺骨を土に還し、合祀、らしい・・、

ここ1~2年、バタバタと知人、知人の親が亡くなり、
イヤでも自分の死後を考えることにも・・、

手を合わせ、冥福を祈り、
表に出る、





ここの枝垂れ桜、入口から見るのと、本堂を背にしてみるのと、
趣きが違う・・、

願わくは花の下に春死なむ、如月の望月のころ・・、

なんだか、清々しい気分で寺を出る・・・、
いや、ちっとも清々しくない・・・、






コメント
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