パキスタン帰国報告

お久しぶりです。中村です。
皆様お元気ですか。

先日、４年ぶりにパキスタン北部のフンザを訪れました。
パキスタンといえば、４年前、私が訪れた後から、
政治が不安定になり、治安が悪化。
さらに洪水などによる問題が重なり、ツアーの発表を見送ってきたところです。
しかし、このたび、慎重に現地関係機関との安全確認をした上で
ツアーを発表いたしました。

昨年１月、土砂崩れにより、中国・新疆ウイグル自治区とパキスタンを結ぶ
カラコルム・ハイウェーは遮断され、
パキスタン北部の各村々は、水没しました。


[カラコルム・ハイウェー（下の道）は湖で途切れています。背景はパスーカテドラル]

４年前、多くの観光客、バックパッカーで賑わっていた
フンザの中心の町・カリマバードのバザールは、
とても静かで多くの商店が店を閉めていました。
その姿は、現在の東北の姿と重なってしまい、とても複雑な気持ちになりました。

ただ、そんな状況の中でも、
雄大なカラコルムの山々と満開の杏が織りなす美しい景観と
フンザに暮らす人々の変わらない優しさに触れ、
心が温まりました。
現地でもお見舞いのお言葉をたくさんいただきました。

私たちがしっかりと自分の仕事を務め、少しでも経済を支えていけたなら、
日本の復興につながっていくと信じたいものです。
（中村 亜希子）


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