こんにちは、佐々木です。
15の中国景観村落の5つ目は、安徽省宜城市県の「査済村」です。
安徽省の南部・県の西、約60㎞に位置しています。
黄山市に近く、屯渓のホテルに宿泊して訪問できます。
この査済村の魅力は、元・明・清代からの古建築群が現存しているだけではなく、
川や橋や路地までもが当時のそのままの状態で残っている事です。
空気が綺麗で、川の水は澄み、村人はたいへんおおらかな方々です。
査済河の両岸10㎞にわたり、明代の建築が80戸、清代の建築が109戸、現存しています。
公の建物は当地、徽州建築の特徴である雄大な構えで建てられ、
精密な木彫、石彫、瓦彫が見事です。
近くの歙州は硯で有名ですが、文房四宝(墨・硯・紙・筆)のうち、
県は紙と筆で有名なようです。
唐代から続く宜紙という紙の産地で、
書道家や水墨画家に知られているようです。
日本の和紙と同じ様な手漉き紙だということです。
昔は村人の9割は「査」氏だったそうです。
そのため、査済村と呼ばれる(名乗る)ようになったのか?
それとも査済村だから、査氏を名乗ったのかはわかりません。
黄山の近くですので、今度行ってみて、聞いてみたいと思います。
(佐々木 優嘉)
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