悲しいけれど、幸福な映画。
透明感溢れる二人の存在と、
本当は透明な筈なのに、力強い存在のヒロシとの関係が面白い。
ヘンリー・ホッパーが良かった。
一人生き残ってしまった罪悪感と、
おいていかれた悔しさ、憤り、
突然の死というものが、人にとってどれだけ受入れがたいものなのか、
痛いぐらいに共感させられる。
新たな死と向き合うことで、その傷が癒されるというのは、
なんとも人間らしいと思う。
ラストに見せる彼の涙と笑顔が印象的で、
この救いがあるからこそ、素晴らしい映画だと思えた。
一見不必要にも思えるヒロシという存在を作ったことが、
とても重要なポイントになっていて、
それがこの重たい物語を、受入れやすくしている。
ちょっととぼけた会話のやり取りも面白かった。
アナベルの衣装が可愛い。
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