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「ディア・ドクター」 西川美和監督

2010年02月12日 11時44分16秒 | 鑑賞記録(2011・2012年中断)

鶴瓶が素晴らしかった。
色々なところで褒めちぎられていたけれど、全くもってその通りだった。
見た目も話し方も鶴瓶なのに、そこにいるのは鶴瓶ではない。
どこまでも哀しさを抱えた伊野という男その人なのだ。
とても不思議な感覚だった。
本人の才能もあるだろうけど、なんというかこれは監督のすごさなんじゃないかと思った。

物語も良かった。
有り得ないけれど、有りそうな話。
人は自分が見たいものだけを見て生きているものなのだなあ。
余貴美子、瑛太、松重豊の役がとても効いている。




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