1953年公開。落ちぶれた道化師にカルヴェロ(チャールズ・チャップリン)は同じアパートに住むバレエダンサーのテリー(クレア・ブルーム)の自殺行為を発見し、その命を救った。足が動かないことで自暴自棄になっていた彼女を励ます内に、自信の再起にも前向きになった彼だったが、やはり実力を取り戻すことは難しかった。テリーが順調にスターへ成長していく中、複雑な思いを抱えるカルヴェロは彼女の下を出て行ってしまう。それでも、彼を忘れられないテリーは、ついに彼を探し出し、記念公演の開催を持ち掛ける。(午前十時の映画祭) . . . 本文を読む
かつて藩随一の使い手であった寺井甚左衛門(國村隼)の娘・以登(北川景子)は、女でありながら名の知られる剣士だった。桜が満開を向かえ、城二の丸内の花見で江口孫四郎(宮尾俊太郎)と出会った以登は、父に彼との仕合を願い出る。ただ一度の仕合を胸に秘め、片桐才助(甲本雅裕)との結婚が近づく中、内藤家に婿入りし、出世の道を進んだはずの孫四郎が切腹したことを知る。そこに、御用人藤井勘解由(市川亀治郎)の策略を感じた以登は、才助の力を借りて行動に出る。 . . . 本文を読む