晴走雨読

ホノルルマラソン その6





クリスマスイルミネーションのあるホノルルの街中を行く。

暗い中の大会で走るのは初めてなので新鮮な感じです。







沿道ではバンド演奏などもやってました。



驚いたのはスタート直後から歩いてる参加者が結構多いこと。

別にどんだけ歩いてもいいけど、だったらもっと後ろからスタートしろよ、と言いたい。

ただでさえ混雑してるスタート直後なのに歩行者を避けながらだから全然ペースが上がらない。キロ7分前後。

ガーミンのGPSウオッチ、海外で使えるのか不安でしたが、位置確認に時間がかかったものの無事衛星を捕捉。アメリカのメーカーですからあたりまえか。

ていうか、そもそも宇宙空間には国境なんてないのだから使えて当然?






給水所付近では投げ捨てられた紙コップで大変な事に。

スタート時には涼しく感じられた気温も走り始めるとすぐに汗が噴き出します。

ちなみにスポーツドリンクはゲータレードでしたが、薄めすぎたためかすげーマズイ。

また、エイドステーションには「食べられません」というカンバンを持った人が。どうやらワセリンを持ってるらしい。こっちの人はどんだけワセリンを塗るんだ?

ワセリンなんて塗ったことないのですが、せっかくなので少しもらって乳首に塗りましたけど。




途中車椅子を押してる人がいた。競技用の車椅子ではなくごく普通のタイプ。年寄りが乗って後ろから若い人が押してる。ゼッケン付けてたから参加者なのだろう。






更に行くと今度はベビーカーを押しながら走ってる女性が。仮装じゃなくって中にはホンモノの赤ちゃんが乗ってる!

そしてこのお母さんが結構早い!!

う~ん、ホノルルマラソンって自由なんだ。

東京マラソンみたいに、あれもだめこれもだめと年々厳しくなっていく大会とは全く別物って感じでした。

ちなみに今回はiPhone持って走ったのですが、手ブレには弱いですね。安物のコンパクトデジカメの方が手ブレには強い。iPhone唯一の弱点か。



5キロ過ぎる頃から段々バラけてきて徐々にペースが上がる。まあどの大会もそうですが。

ところがダイアモンドヘッドの上り坂に差し掛かると道路幅が規制され狭くなりペースダウン。また7分台に。






ダイアモンドヘッドを越えて18キロ付近から高速道路になります。道幅も広くやっと自分のペースで走れます。

高速とはいっても平面交差点で、応援の人も入ってこられます。でも少ない。

道路は真っすぐで単調だからすぐ飽きる・・・かと思ったら・・・







上半身裸の黒人が警官3人に後ろ手に締め上げられ拘束されてる!

なにがあったかは分かりませんが、場合によっては拳銃発砲事件になってたかも、アメリカですから。

なかなか参加者を飽きさせません、ホノルルマラソン。






エイドステーションは3~4キロごとにあり数は充分。

暑いのでとにかく水分を補給しろと大会前からうるさく言われますが、やたら水を飲めばいいというものではありません。

特に水は意外と吸収が悪いので注意です。うちのカミさんは恐らくこれで体調を崩したと思われます。

やはりスポーツドリンクを少しずつ補給するのがベストかと。

エナジージェルも3か所で配ってました。日本でも売ってる「パワーージェル」でした。結構数は用意してあるようでしたが、全員に行き渡ったかは不明です。

他に食べ物の提供はありませんでした。できればバナナとか欲しかった。

私設エイドでは多少食べ物も配ってたようですが。







30km付近でしょうか。

対面してくる下位のみなさんはほとんど歩いてます。

ほとんどウォーキングの大会みたいです。

なんだか汗だくで一生懸命走ってるのがばからしく思えてくる。これがホノルルマラソンなんだ。

27~8キロ付近で5時間のペースランナーを追い越す。

5時間? おれ、そんなに遅いのか?

ペースランナーさんに聞くと「早すぎましたー、今4時間半ペースです」とのこと。

あの混雑では一定のペースを維持するのは難しいでしょうね。





日が昇ってきても雲が多めで助かりました。

でも時間がたつと徐々に雲が切れてきて太陽が顔をだしてきました。

太陽に照らされるとさすがに暑い!

ただヤシの木などの街路樹が日陰を作ってくれて走りやすい道路も結構ありました。




再びダイアモンドヘッドの登りを走っている39km付近、エイドで飲み物を取って歩きながら飲んでいると突然右足のヒザがカクッとなる。

あれっと思ったが走り始めると右ヒザに激痛が。

とても走れる状態じゃありません。しかたない、あと3キロ歩いてゴールかな。

しばらく歩いていると多少痛みに慣れてくる。ちょっと走ってすぐ歩いて、そんな事を繰り返していると徐々に走れるようになってきた。

すると4時間半のペースランナーに追いつかれる。

「4時間半切れますよ、頑張りましょう」

外人さんだったので多分そんなことを言われたのだと思いますが、頑張って彼の後を追う。






そして遂にゴールが見えてきました。

痛さと暑さで結構ヘロヘロでした。

公式記録は4時間34分。ネットタイム4時間24分でした。
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