実は今回は白山に登る予定で山小屋も予約していたのですが、天気予報が雨だったので3日前に泣く泣くキャンセル。(3日前過ぎるとキャンセル料取られる)
ところが2日前の予報では快晴!に激変。いったいどうなってんだ気象庁って感じです。
今年の秋は雨続きで天気予報全くあてになりません。
私も何度か山登りを中止にしたり変更を余儀なくされました。今回もまた、って感じ。
でもせっかく晴れるのなら登りたい、でもキャンセルしたばっかなのにまた予約するのも気が引ける。
というわけで行き先を仙丈ケ岳に変更したのでありました。
今回は小屋泊りなので朝もゆっくり出発。午前9時過ぎにバス乗り場の仙流荘に到着。
7月に来た時は長蛇の列だったのに今回は平日とはいえ閑散としてました。
バスは時刻表だと12時なのですが、聞くとなんと10時に臨時便が出るとのこと。
どうやら前に到着していたお客さんが、北沢峠で広河原行きのバスに乗り継ぐために無理を言って出してもらったようだ。
南アルプス林道バスは伊那市営ですが、お役所仕事にしては融通が効くらしい。
おかげで我々もこの後の予定を変更することができて大いに恩恵を受けることになりました。
バスの車窓から早くも甲斐駒がくっきり。テンション上がります。
11時前に北沢峠到着。こもれび山荘で昼食を取りました。
登山道は前回と同じ薮沢新道を行きます。
所どころ紅葉してます。
今年は雨が多いので滝がたくさん出現してました。
そして振り返ると甲斐駒ケ岳。カッコいい、いつかぜひ登りたい。
期待していなかった紅葉ですが、まずまずの色づき。
今年は長雨の影響でどこの山も紅葉が壊滅的らしい。仙丈ケ岳でもナナカマドは色付く前に葉が落ちてしまい、赤い実だけが残っている木が目立ちました。
午後2時に宿泊予定の馬の背ヒュッテ到着。
予定ではそのまま泊まって翌日山頂を目指すつもりでしたが、翌日の予報は確実に雨。
小屋の人に聞いたらぎりぎり時間的には間に合うとのこと。体力的にも余裕があったので登頂を決意。
臨時便を出してくれたバス会社に感謝!
ザックの中の不要物を小屋に預け軽くしてから出発。
小屋から1時間、山頂が見えてきました。
そして遂に山頂に立つ。人生初の3000mオーバーです。
富士山。なんと笠雲のおまけ付。
お約束の富士山・北岳・間ノ岳の1-2-3そろい踏みショット。
甲斐駒ケ岳と左奥は八ヶ岳の赤岳。
中央アルプス。右端の奥には御岳も見えます。
北アルプス方面。よーく見ると真ん中やや左あたりに槍ヶ岳を確認できます。
夏や秋に富士山からアルプス全部展望できる機会はそうそうないので、無理しても登ってきて大満足。
突然ヘリがやってきて仙丈ケ岳の周りをぐるっと一周。
遭難事故か?と思ったがその後甲斐駒へ飛んで行って鋸岳の稜線沿いをなめるようにして下へ降りていきました。
午後5時前には小屋に帰着。
馬の背ヒュッテはこじんまりした山小屋ですが、本日の宿泊は3組6名なのでゆったり。
夕食はカツとソーセージのカレーライス。山では食欲がなくなる私としてはカレーが一番。
食後は若いオーナーさんやスタッフが色々お相手してくれ、山小屋経営の大変さなどの裏話をしてくれました。
南アルプスはやはり北に比べると人気がなくお客さんが少ないとか、今年の秋は天候不順で大量キャンセルばかりだとか・・・
消灯は午後8時。そんなに早く寝られるもんじゃない。と言いつつカミさんによるとすぐにいびきをかいてたらしい。
夜、激しい雨音で目が覚める。前日に登っておいて良かったと改めて安心する。
翌朝は5時半起床。今日は下山するだけなので急ぐ必要はないのだが、6時半には小屋を追い出される。
カッパを着ての下山だったので今日の写真はこの1枚だけ。
8時半には北沢峠到着。バスは10時までないのでこもれび山荘でコーヒーとか飲んで時間をつぶす。
前回は帰りのバスで車酔いでゲロゲロでしたが、今回は酔い止めも飲んだし体調もよかったので全く問題なし。
帰路は伊那インターから5分ほどの所にある「みはらしの湯」に寄る。
バス停で割引券もらったので料金500円と安い!
露天風呂からは南アルプスの大展望が見えるらしいが、今日は雲が多くて見えず残念。今度近くに行ったらまた寄りたい。
みはらしの湯のすぐ隣にある蕎麦屋で昼食を取って帰宅の途へ。
自宅へは5時前に到着。やはり山登りは無理して日帰りするより、山小屋に泊まって余裕をもった日程の方が楽しめますね。
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amma
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